「第76回NHK紅白歌合戦」&TEAM、M!LK、CANDY TUNEら10組が初出場2025/11/14 21:30

「つなぐ、つながる、大みそか。」をテーマに、12月31日にNHK総合ほかで放送される「第76回NHK紅白歌合戦」(午後7:20、中断ニュースあり)は、綾瀬はるか、有吉弘行、今田美桜、鈴木奈穂子アナウンサーの4人が司会を務める本番組の出場者が、11月14日、NHK放送センターで発表され、初出場を果たす9組のアーティストと、<放送100年 紅白特別企画>に出演する堺正章が登壇した。


緊張の面持ちで舞台に上がったのは、アイナ・ジ・エンド、幾田りら、&TEAM、CANDY TUNE、ちゃんみな、HANA、ハンバート ハンバート、FRUITS ZIPPER、M!LK、そして堺。aespaはVTRでメッセージを寄せた。


“日本が誇るエンターテイナー”の堺は、御年79歳、芸能界でのキャリアは62年で、「紅白」出場者の中で一番のキャリアを誇る。「紅白」への出場は26年ぶりとなる。「1999年にザ・スパイダーズのかまやつひろしさん、井上堯之さんとの3人で組んでいたソン・フィルトルというグループで出演したのが最後でした。もう紅白は家で毎年見るもんだろうと思っていたところ、今朝、連絡が入りまして、26年ぶりに紅白に出られると。どんなことをやるんだろう、僕は何ができるんだろうと胸がドキドキ高鳴るものを感じて、今日この会場にやって来ました。私が表現できるものは多分、昭和。これを皆さんに聞いていただけると思います」と冒頭のあいさつで語った堺。

のちの質疑応答では、日本の音楽業界、エンターテインメント業界への思いを紅白に重ねて語った。「僕は、芸能界では“長く続ける”ことが大事だといつも思っています。そのためには“本人を売らないで芸を売れ”とよく言うんですね。芸を売ることで自分もどんどん変化していける。僕がいいサンプルになるかどうかは分かりませんけど、皆さんに支えて長くやってこれた、その喜びを胸にこの舞台に立っています。それは、初出場の皆さんや常連の皆さん、どの方とも違う感情です。12月31日も同じような気持ちでステージに立ちたいなと思います」。
そう語る堺は、現在、音楽活動でタッグを組んでいる、Rockon Social Clubとともに紅白のステージに立つと言明。「この出会いは僕を若返らせてくれました。新たなチャージをしてくれたんじゃないかと思っているので、彼らと一緒に紅白で爆発できたらいいなと思っています」と大みそかへの思いをはせる。そして、記者から「今の気持ちは星いくつですか?」と聞かれ、「今年は、“司会がいい”“メンバーがいい”で、星三つです!!」と往年の名ゼリフを笑顔で披露してくれた。

10月28日に韓国デビューを果たし、日本から世界への第一歩を踏み出したばかりの&TEAMは、「ついこの間、結成3周年を迎え、今は活動4年目に入ったところです。紅白を目標に頑張ってきたので、初出場が決まって9人でめちゃめちゃ喜びました。『シャーッ!』と大声上げて、ガッツポーズをしました」(MAKI)と、初出場の喜びを爆発させる。リーダーのEJは「僕たち、初のアジアツアーをやって、いろいろなところへ行って多くのことを学びました。たくさんのエネルギーを得てきたので、それを紅白でお見せできるように頑張りたいと思います」と力を込めた。

また、TBS系「世界陸上」で共に“TBS世界陸上応援サポーター”を務めた今田へのメッセージを求められたKは、「まさかこのような形で再び共演させていただけるのをとても光栄に思います。良い報告をしたいです」とほほ笑んだ。
KAWAII LAB.の先輩後輩にあたるFRUITS ZIPPERとCANDY TUNEはともに「紅白」初出場を決め、むせび泣いたと明かす。村川緋杏(CANDY TUNE)は「今日の朝、呼び出されまして、『このあと紅白の会見です』と言われたんです。試合に負けたんじゃないかっていうぐらいのむせび泣きをしてしまいましたが、メンバーがそれを笑ってくれたので、なんとかここまで来れました」と照れ笑いを。そして、「FRUITS ZIPPER姉さんが去年出場を逃して悔しかったと言っていたので、『おめでとうございます!』と伝えました。そうしたら、『1年間頑張ってきたよね』とほめていただけたので、うれしかったです」と、FRUITS ZIPPERとの絆を明かしてくれた。

一方のFRUITS ZIPPERも、待望の「紅白」初出場を決め、喜びが爆発。「今年は、“ROAD TO 紅白”という目標を掲げて、いただいたお仕事すべてが年末につながると思って頑張ってきました」と、去年のリベンジを果たすべく一丸となって活動してきた。その思いを伝えたのは真中まな。鎮西寿々歌は「私たちのコンセプトは“NEW KAWAII”で、CANDY TUNEはパワフル。楽曲も全然違うので、“かわいいってこんなにあるんだ”と発見していただくきっかけになれたらいいなと思います」と“かわいい旋風”を巻き起こすことを宣言した。

今年、結成10周年を迎え、話題曲「イイじゃん」のフレーズ“ビジュイイじゃん”がTikTokなどで大バズりしたM!LKも、念願かなっての初出場。「紅白歌合戦」のパネルが掲げられたステージ背景を見て、佐野が「これを背負って、ここに立ってるの、やば!」と興奮気味に素直な気持ちを語り、リーダーの吉田仁人は「今朝、会社で長くサポートしていただいてる方からのビデオメッセージで知りました」と「紅白」初出場を知った時のシチュエーションを明かし、「ここ(会見会場)へ来てようやく実感が出てきたんですけど、放心状態でした」と報せを受けた時の気持ちを振り返った。

また、昨年はNHK連続テレビ小説「おむすび」の一員として「紅白」の舞台に立った佐野は、「実は去年、“次は5人で来れますように”という願掛けを込めてさりげなく“M!LKポーズ”をやったんです。まさかこんなに早くここに来れるとは…と、気持ちが高まっています。メンバーには、『俺、紅白2回目だから。先輩だから。俺についてきな!』と言いたいです」とドヤ顔を見せ、会場の笑いを誘っていた。

そして最後に、記者からのリクエストで、“M!LKポーズ”を決めた5人。佐野は「牛乳瓶の牛乳を銭湯で飲む時みたいな感じをイメージして、10年前の幼い頃の僕らが考えたポーズなんですけど…。まさか『紅白』の舞台でやることになろうとは。もっとカッコイイポーズにしておけばよかった」とうれしそうに笑った。
そして本日、「第76回NHK紅白歌合戦」のキービジュアルも公開。手がけたのは、大阪・関西万博でデザインやサウンドスケープにおけるクリエイティブディレクター・アートディレクターを務めた引地耕太氏。「つなぐ、つながる、大みそか。」というテーマを、円や円環をモチーフに表現している。これまでの100年へリスペクトを込めながら、次の100年へつなげていく──これからの輝かしい未来を祝福するような、司会者陣の躍動感が感じられるキービジュアルとなっている。
今後も続報が続くであろう「第76回NHK紅白歌合戦」に期待が高まる。
出場アーティスト
【紅組】
アイナ・ジ・エンド(初)/あいみょん(7)/ILLIT(2)/幾田りら(初)/石川さゆり(48)/岩崎宏美(15)/aespa(初)/CANDY TUNE(初)/坂本冬美(37)/髙橋真梨子(7)/ちゃんみな(初)/天童よしみ(30)/乃木坂46(11)/HANA(初)/Perfume(17)/ハンバート ハンバート(初)/FRUITS ZIPPER(初)/MISIA(10)/水森かおり(23)/LiSA(4)
【白組】
&TEAM(初)/ORANGE RANGE(3)/King & Prince(6)/久保田利伸(2)/郷ひろみ(38)/サカナクション(2)/純烈(8)/TUBE(3)/Number_i(2)/新浜レオン(2)/Vaundy(3)/BE:FIRST(4)/福山雅治(18)/布施明(26)/Mrs. GREEN APPLE(3)/三山ひろし(11)/M!LK(初)
<放送100年 紅白特別企画>
堺正章/氷川きよし
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