「MISS KING」元棋士役の藤木直人にアマ初段免状授与。続編への期待もちらり2025/10/18

ABEMAは、のん主演のオリジナルドラマ「MISS KING/ミス・キング」(全8話)を無料配信中。このたび、主人公・国見飛鳥(のん)の師匠となる元棋士・藤堂成悟を演じている藤木直人に、将棋のアマ初段免状が授与されることが決定し、東京・千駄ヶ谷の将棋会館において授与式が行われた。
「MISS KING/ミス・キング」は、天才棋士の父に人生を奪われた主人公が、自らの人生を取り戻していくヒューマンドラマ。のんのほか、飛鳥の父へ復讐(ふくしゅう)をくわだてる藤堂役の藤木、藤堂の恋人・堺礼子役の倉科カナ、飛鳥が人生を懸けて復讐する父親であり“天才棋士”の結城彰一役で中村獅童が集結している。

森下卓常務理事から、日本将棋連盟の清水市代会長と、藤井聡太名人・竜王の署名の入った免状を受け取ると、藤木はじっくりその免状を眺めていた。

続けて、今回授与されることになったきっかけ聞かれると、「3年近く前からMリーグを熱心に見ていて、マージャンと将棋の二刀流である鈴木大介選手(九段)の本を買って役づくりをしました。今回『MISS KING/ミス・キング』が配信開始されることになって、大介さんと対談をする機会があり、父に小学生の時に将棋の指し方を教わった程度だったのですが、詰将棋をやらされて(笑)」と明かし、「その時は調子がよかったのか大介さんから、『初段の腕があります』と言っていただいて。『もらえるものはもらいたい』と言ったところ、こんな大変なことになって……。いただけてうれしいです」と照れながら、喜びを語った。
また、初段を授与したことで、今後の目標を問われると「人前では将棋を指さないように…」と言って取材陣の笑いを誘いつつ、「家で詰将棋はやっているので、詰将棋の腕は磨いていこうかなと。もし『MISS KING/ミス・キング2』があるとしたら、初段の腕を披露したいです」と、ドラマの続編への期待もちらり。

藤木に免状を手渡した森下常務理事は「免状を置くと、(家の空気が)引き締まると思います。これからも大いに指してください」と思いを伝え、藤木が藤井聡太名人・竜王と同じ誕生日でちょうど30歳違い、さらに名前に「藤」の字が付いて詰将棋が得意だという共通点があることが記者から投げかけられると、藤木の地元である岡山県倉敷市が大山康晴十五世名人の地元であると補足。「大後輩に藤井聡太がいて、大先輩に大山名人がいて挟まれている」と話して盛り上げた。これには藤木は謙遜しながら「ある日プロフィールを見た時に、誕生日が一緒だ!と。昔からやっぱり誕生日一緒の方には勝手にシンパシーを覚えていたので。だから僕も一方的に藤井聡太さんにはシンパシーを感じています」と応じて、笑顔を見せた。

今年8月19日で俳優30周年を迎えた藤木は「『MISS KING/ミス・キング』という作品で、藤堂という役をいただけたのはご褒美だと思っています」と感謝するとともに、「のんさん演じる飛鳥が将棋の才能を伸ばしていく、痛快な成長物語で、1・2話は飛鳥のどん底を描くということで重々しかったと思うんですが、ここからはポップで、クスッとできるシーンも増えていくのでより見やすくなるんじゃないかなと。のんさん、中村獅童くんは、将棋の駒の扱い方を練習していたので、将棋ファンの方も楽しめる作品になっているんじゃないかと思います。僕は3話でのんちゃんとちょっと指すというシーンが最後だったので、安心しています(笑)」と最新話・第3話からの見どころを話して締めくくった。
【コンテンツ情報】

ABEMAオリジナルドラマ「MISS KING/ミス・キング」(全8話)
ABEMA、Netflix
9月29日午後8:00から配信中
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