「介護スナックベルサイユ」出演・杢代和人が語る作品への思い「大輝の成長を見守って」2025/10/17

フジテレビ系では10月18日、宮崎美子主演の土ドラ「介護スナックベルサイユ」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)の第2話を放送する。
「介護スナックベルサイユ」は、「会いたい人に会える」という“魔法のワイン”を提供するスナックが舞台のヒューマン・ファンタジー。宮崎が演じるママ・上杉まりえをはじめ、スナックメンバーの来店客への優しいまなざしが見る人の心を癒やす。
ダンスボーカルユニット・原因は自分にある。のメンバーである杢代和人が、闇バイトに関わってしまったことから犯罪組織に追われ、ベルサイユに転がり込む大学生・神代大輝役で出演中。ファンタジーがメインとなる今作に絶妙のスパイスを加えている杢代が、新たな境地に挑む思いを語った。

――神代大輝はどのような人物だと捉えていますか?
「大輝は、周囲の人から影響を受けてどんどん成長していくキャラクターだと思っています。物語の冒頭では優柔不断な大学生で、お金のない状態から始まって…。でも、介護スナックベルサイユと関わるようになって、人の温かみに触れることで人間的に成長していきます」
――演じる上で心がけていることは?
「闇バイトに手を出してしまった大輝は、不安を抱えています。心を開くことができなかったり物事を信じられなくなると思うので、あまり笑顔を見せず、常に硬い表情でいるように心がけています」

――宮崎さんに対する印象はいかがですか?
「出演者の方をはじめ、監督やスタッフ、エキストラの方々までたくさんの方とお話をされていて、現場では宮崎さんの笑い声が広がっています。陽気で笑い方が豪快な監督がいるのですが、宮崎さんが小声で『笑い方がすごいでしょう!』とツッコミを入れていらっしゃったので、ぐっと距離が縮まりました」
――豪華キャストが、毎話ゲスト出演するのも見どころですね。
「レジェンドと呼ばれている俳優の方々と共演できる機会は、僕のような若手には、そう多くはありません。皆さんから学べることは本当に多く、ベルサイユというスナックの存在を一番喜んでいるのは、高齢者のお客さんたちではなく、僕なのかもしれません(笑)」

――ゲスト出演者の方との共演で、印象的なことは?
「第2話に出演された柄本明さんとのシーンは、僕のクランクインの日でもあって、とても緊張しました。柄本さんは、僕が演技をしている様子をじっと見ておられて、最後に目があった時に合図を送ってくださったのですが、そのまま何も言わず去っていかれたんです。後日、勇気を出して『あれはどういう意味だったのですか?』と伺ったところ、『いやいや、あなたの芝居ができていたから』とおっしゃってくださって…。頑張ったかいがありましたし、忘れられない出来事です」
――ドラマの見どころを教えてください。
「一番の見どころは、魔法のワインを飲んだお客さまのストーリーだと思います。そこを楽しんでいただきつつ、その光景を見た大輝がどんな影響を受け、どう変わっていくのか、大輝の成長に注目していただけるとうれしいです。来週の第3話では、これまでとは違う大輝を見ることができると思うので、ぜひ楽しみに待っていてください!」

――視聴者へのメッセージをお願いします!
「人生の最後に魔法のワインを飲んで、会いたい人に会う。僕がこの台本を読んで強く感じたのは、生涯を通じてさまざまな経験を積み、多くの思い出を作ったからこそ、人生の最後に誰かに会いたいと強く願うのではないかということでした。僕自身も、これからの人生でたくさんの思い出を作っていきたいなと思いましたし、視聴者の皆さんにもそんなことを感じていただけたらうれしいです」
第2話あらすじ(10月18日放送)

上杉まりえ(宮崎)がママを務める介護スナックベルサイユで、高齢者を送り届ける福祉タクシーの運転手として働くこととなった神代大輝(杢代)は、ベルサイユで起きる不思議な出来事に不信感を募らせていく。

この日も人生で一度だけ、飲めば会いたかった人に会える魔法のワインを求め、土木会社社長の本多伸夫(柄本)と、やり手の新聞記者だった飯田園子(かとうかず子)が来店する。ワインを飲んだ本多の前に現れたのは、会ったことのない若い女性だった。
【番組情報】
土ドラ「介護スナックベルサイユ」
フジテレビ・東海テレビ系
土曜 午後11:40〜深夜0:35
文/TVガイドWeb編集部
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