宇垣美里、山中柔太朗らが最近“できたこと、できなかったこと”とは?「意外と朝も悪くない」2025/09/30 17:00

テレ東系では、宇垣美里が主演を務め、山中柔太朗(M!LK)らが共演する木ドラ24「できても、できなくても」(木曜深夜0:30ほか)が10月9日にスタート。それに先駆け、本日・9月30日に記者会見が開催され、宇垣と山中、樋口日奈、上原佑太(ダウ90000)、渋谷謙人、古屋呂敏、水崎綾女が登壇した。
業界最大級の電子コミック配信サイト・コミックシーモアとのドラマ制作プロジェクト第2弾として、“不妊症”という繊細な題材を丁寧かつ大胆に描く朝日奈ミカ氏による同名電子漫画を実写ドラマ化した本作。自分より他人のことを優先しがちな主人公・桃生翠(宇垣)は、ブライダルチェックで不妊症が発覚したことをきっかけに7年付き合った彼氏・日向井聡(渋谷)に振られ、さらには、そのうわさが会社で広まり退職することに。心身ともにボロボロの中、ナンパされていたところを年下イケメン・月留真央(山中)に助けられて…。

まず、原作および台本を読んだ当初を振り返り、宇垣は「いつしか植えつけられた“結婚をすること”“子どもを産むこと”みたいな幸せと、そこからこぼれ落ちてしまった時の衝撃というのは、決して他人事のように読むことはできないなというふうに受け止めました。その一方で、翠は長女で、私も妹がいる長女で、そこはすごくシンパシーを感じましたし、彼女は働く女性でもあるので、そういったタフさやサバサバしたところは、実際に人間が演じる上で大切にしたい部分だなと思い、演じる上で気を付けています」と真っすぐに語る。
続けて、「私はすぐ言葉にしてしまうので、そこは彼女と違うところ(笑)。言葉にする強さもあると思いますが、一方で、翠のようにグッと押しとどめる、誰かのために我慢するというのも一つの強さだと思うので、そこも大切に演じさせていただきました」と、翠に感じる強さも明かした。

そんな翠と出会う青年を演じる山中は「難しいテーマのお話ではあるのですが、原作を読ませてもらって、シンプルにキュンキュンするところだったり、面白いところもたくさんあり、一気に読み進めてしまいました」と話しつつ、「真央はちょっとクールで、ミステリアスに見えるんですけど、決してそう見せようと思ってしているわけではなく、過去からくる不器用さから不愛想に見えてしまうところがあって。かっこつけようと思ってかっこつけているのではない、みたいなところは意識しているつもりです」と演じる上での工夫を告白した。

そんな中、古屋からは「僕が演じる広瀬は1級建築士で素晴らしいキャリアを持っており、自分で事務所も経営していて…という、誰しもが憧れるようなかっこいい人物なのですが、テレ東さんの7月クールではDV不倫男をやっていたので(笑)、真逆のいい男の役をいただけて、すごくうれしく思いました。そのイメージに負けないよう、真摯(しんし)に向き合っていきたいです。この前までは(役で)自分の妻を殴り、女性をはべらせていたので…(笑)」という発言が。水崎から「どっちの方が似ているんですか?」と問われ、「うーん…(笑)。役者なので、おそらくどちらの要素も自分の中にはあるのだろうなと思いつつ、僕の思いとしては広瀬が近かったらいいなと思っています!」と笑みを浮かべた。

キャスト同士で発見した意外な一面を問われると、樋口は渋谷の名前を挙げ、「序盤、私演じる滝沢と日向井さんが関わるシーンが多いので、いっぱい撮影させてもらったのですが、たくさんお話して盛り上げてくださって。目黒川で撮影した時には皆さんから“ボラ男”と呼ばれていたんですよ(笑)。そうやってすごくはしゃいでいらっしゃったのですが…。今日初めて勢ぞろいしたら、渋谷さんは人数が増えると静かになることが分かって!(笑) 一歩引いて見守るタイプなんだっていうのを感じました(笑)」とにっこり。ちなみに渋谷の“ボラ男”というあだ名の由来は、宇垣いわく「“あれがボラだよ!”と川で光るボラを得意げに教えてくれた」からだそう。

一方で、山中は「(共演者の)鶴嶋(乃愛)さんが占いができるそうで、タロットカードを引いて、それぞれの今後の人生を占ってくれたんです」と真央が働く建築事務所のシーンにおけるエピソードを披露。宇垣が“未来は明るい”ことを表す一番いいカードを引き当てたのに対し、山中は一番悪いカードだったようで、「ヤバいカードでした」と失笑する場面も。和気あいあいとした現場の雰囲気が伝わるが、宇垣は「お昼ご飯を一緒に食べながら皆さんとお話ししたりして。私は皆さんよりちょっと年上なんですけど、本当に優しく楽しくしてくださるんです。でも、皆さん元気過ぎて、最初はドキドキしていたんですよ。触れ合ってきたポケモンが違い過ぎると思って!(笑)」と当初の不安も口に。そんな宇垣に対し、山中は「宇垣さんが優しくしてくださるからこそ」と感謝を述べた。
続けて、タイトルにちなんで一同が「最近できたこと、できなかったこと」を発表していくことに。宇垣は「できたことは朝型の生活です。私、今まで本当に夜型の生活をしていて、日付が変わった瞬間にその日の締め切りの原稿を書き出す、みたいな(笑)。“編集者さんが起きるまではまだ今日だ”とかって言いながら書いていたくらいだったんです。でも、この作品の撮影で強制的に朝型になった結果、“意外と朝も悪くないな”と(笑)。一方で、食欲の制御が全然できていなくて。撮影の合間にすごいお菓子を食べちゃったり…」とのこと。

山中は「僕、サッカーが好きで、見るのもめっちゃ好きなんですけど、サッカー友達ができました!」と上原を指し、「本当にうれしいですし、こんなに話が合う人はなかなかいないっていうぐらい。連絡先を交換して、今度一緒にサッカー見に行きたいねって話しています」と笑顔で目を輝かせる。それに対して、上原も「出演が決まった時に山中さんのことをいろいろ調べて、“サッカーだ! これしかない”と思ってそれだけなんとか抱えていったんですけど、それ以外の趣味も、運命なんじゃないかってくらい合うんです」と同意し、喜びをあらわにしていた。

さらに、記者からの質問では、翠が自分の幸せを見つけるために奮闘することにかけて、自身が幸せを感じる瞬間を問う質問が。これに水崎は「ペットですね。ここ3人(宇垣、山中、水崎)は犬を飼っていて。ペットは何をしていてもかわいいですし、“愛してるよって。生まれてきてくれてありがとう。ここに来てくれてありがとう”って言っているだけで、こっちがポカポカするんです。その時にすごい幸せだなって思います」と回答。山中も「結局はうちの子が一番かわいいんですよね」といい、宇垣とペットを自慢し合うこともあるという。

最後は主演の宇垣が「この『できても、できなくても』という作品は、不妊症であったり、本当の幸せって何だろうという大きなテーマを描いてはいるのですが、その一方で、胸キュンあり、ライバルの襲来あり、女同士の友情あり…と、いろいろな楽しみ方ができる作品でもあります。その多様な魅力を皆さんに味わっていただければ幸いです」と見どころをアピールし、会見を締めくくった。

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