松島聡×白洲迅、シンパパ同士で同居!? 抜群の信頼関係で物語を紡ぐ「パパと親父のウチご飯」2025/09/25 07:00

10月4日にテレビ朝日系「オシドラサタデー」枠でスタートする「パパと親父のウチご飯」(土曜午後11:00)。
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(通称:チェリまほ)の作者・豊田悠さんが、2014年から20年にかけて月刊コミックバンチで連載していた同名漫画が原作の本作は、シンパパ(シングルファーザー)として子育てに奮闘することになった2人がルームシェアを選択、“新しい家族のカタチ”を描くハートフルな物語。
今作でダブル主演を務める松島聡(timelesz)さんと白洲迅さんは共演経験があり、お互い好印象だった2人が待望の再共演! 期待に満ちた撮影に向けたエール合戦がほほ笑ましい対談インタビューで、本作の見どころを探っていく。
──2023年4月放送の「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」で共演経験のあるお二人ですが、当時と今とではお互いの印象に変化はありますか?
白洲 「聡くんの印象は変わっていないです。とにかく“底抜けにいいやつ”で、“真面目で誠実でこんなにいい子がいるんだ”と思ったのが、最初に共演した時の印象でした。とはいえ、『コタロー』での共演は、日数でいえば、数えるほどしかなかったんです。仲良くなりたいなと思いつつ、あまり会えなくての今回の再共演なので、『ぜひ一緒にご飯しよう』ということになって、うちに来ていただいて。いろいろしゃべったよね」
松島 「迅くんは普段、あまり家に人を呼ばないらしいんですが、呼んでくださって」
白洲 「そうなんです。でも、そこをかいくぐって来てくれました(笑)」
松島 「僕も、迅くんの印象は変わらないですね。原作を読んだ時、『晴海(昌弘)は迅くんだ!』と思っていたんですが、本当に迅くんが晴海役を務めてくれることになったんです」
白洲 「聡くんがキャスティングしてくれたと僕は思っています(笑)」
──晴海のどんなところが白洲さんと重なったのですか?
松島 「『コタロー』で演じていた宇田桃葉役の雰囲気と、今回の晴海には共通する部分があるんです。性格自体は違うんですけど、落ち着いた人柄の良さというか、そういうところが似ていて。迅くんにもおっとりした一面があって、そうした“温かみ”を感じていたので、そこがマッチしているなって」
白洲 「『コタロー』の放送が2年前で、しかもその時、さほど多くの時間を過ごしたわけではないのに、こうして僕のことを思い出してくれただけでもすごくうれしかったんですよ。しかも、当時演じた役を通して僕を投影してくれて。やっぱり、本当にいいやつだなと思いました(笑)」
松島 「その言葉、迅くんにお返しします(笑)。迅くんの、人を気遣わせない感じが僕はすごく好きなんですよ。僕の面白くないボケにも反応してくれるし(笑)。でも実は、迅くんとの共演は、僕より(菊池)風磨くんの方が先だったんですよね。『大病院占拠』(2023年1月)で。だから、『コタロー』でご一緒する時、風磨くんに聞いていたんですよ。『白洲さんってどういう方ですか』って。今回もいっぱい聞きました(笑)」
白洲 「僕、風磨くんとそんなに距離縮められていないよ(笑)。風磨くん、意外と人見知りだから(笑)」
松島 「そうそう。迅くんのことよりも、風磨くんが思いのほか人見知りだったという情報のほうが多かった(笑)。でも、風磨くんも、『迅くんは人柄がいい』って言っていました」

──念願がかなって共演となる本作、それぞれの役にはどう取り組もうと考えていますか?
白洲 「パパ役を演じますが、まさにタイムリーといいますか、僕自身、親になってまだ1年半ほどで、聞いていたことと体感してみて、実際では全然違うことがたくさんあって。そういった経験を聡くんにも少しでも伝えられたらいいなと思っています。うちに来ていただいたのもそんな思いもあって」
松島 「こうして、“一緒に(作品を)作っていきましょう”というスタンスでいてくれるので、肩に力が入らずに済んでいます。僕、もともと子どもが好きなんです。ただ、リアルに子どもと向き合った時、どういう感情が湧くのかは未知数で。迅くんのほかにも、保育士をやっている友人や結婚して子どものいる友達もいるので、いろいろ話を聞いてみました。やはり、正解はないんですよね。子育てに対する価値観や考え方は全員違うので、僕も千石としてどう子育てしていくか、晴海と一緒にどう子どもたちに向き合っていくか、それは演じながら探していくしかないのかなって」
──ヤンキー系の柔道整復師・千石哲は、ある日突然、元カノから娘の愛梨を預けられてしまうシングルファーザー。松島さんのイメージにないタイプのキャラクターかと思いますが、ご自身ではどう思われますか?
松島 「これまで演じてきた役は、どちらかというと、自分のパブリックイメージに近いものが多かったと思います。でも、今年に入ってから、そのイメージとは違う役に挑戦したいという気持ちが強くなってきて。そんなタイミングでいただいたのが、千石役でした。今は、さまざまなことがセンシティブに捉えられる時代。だからこそ、千石が子どもとどう向き合うか、晴海との掛け合いの中で生まれる言葉や言動の一つ一つを、どこまで理解して演じられるか…そんなことを考えながら取り組んでいます」

──白洲さんが演じる晴海昌弘は、一人息子・清一郎を育てるシングルファーザーで漫画編集者です。どんなキャラクターだと感じますか?
白洲 「晴海は“優し過ぎる”というキーワードが大きいですね。もちろん、優しい人ではあるのですが、人を傷つけることへの恐れから、必要以上に優しくしてしまう人なんじゃないかなと。そういった部分が、千石と子どもたちの生活を通してちょっとずつ“言える自分”になっていく。みんなと一緒に食事を作って食べていく、その過程を通して成長していけたらいいなというのが、僕の中での一つのテーマです」
──寝食をともにしながら成長していく家族の物語だと。
白洲 「それぞれの家庭でしか起こらないことも、もちろんあると思うんです。だから、僕らにしかない家族を描いていけたらいいなって。子育て中の方はもちろん、そうでなくても多くの方に共感していただけるものがギュッと詰まった作品になると感じてます。見てくださっている皆さんの会話のきっかけになれたらうれしいです」
松島 「原作を読んで思ったのは、自分たちで作った料理を家族で囲むだけで、人ってこんなにもつながれるんだなということ。僕は普段、料理を一切しないんですが(笑)、物語の軸にある“食事”“料理”というテーマが本当にすてきだなと思うからこそ、この機会に触れる努力をしてみたい。千石という役を通して、“食事”というものを深掘りしていきたいです」
──そういった価値観の共有も含め、役としても役者としても、コンビネーションが大事になってきますね。
白洲 「そこは全然心配していないです! 聡くんとなら自然と役を作れそうだと思ったから、お話をいただいた時に『ぜひやりたいです。なんとしてでもやりたい!』とマネジャーさんにも強くお願いしましたから(笑)」
松島 「ありがとうございます!」

【プロフィール】
松島聡(まつしま そう)
1997年11月27日生まれ。静岡県出身。メンバーとして活動するtimeleszは、11月12日にニューシングル「Steal The Show/レシピ」をリリース。今年12月~2026年2月にかけて、新体制初のドーム公演(京セラドーム大阪・東京ドーム)を開催する。個人では、舞台やドラマで俳優としても活躍中。本作「パパと親父のウチご飯」で地上波連ドラ初主演を果たす。
白洲迅(しらす じん)
1992年11月1日生まれ。東京都出身。2011年、舞台出演を機に芸能界デビュー。10月期は、10月12日午後10:15スタート「すべての恋が終わるとしても」(テレビ朝日系)、Leminoオリジナルドラマ「今日もふたりで、スキップで」(フジテレビ系)にも出演。
【番組情報】
オシドラサタデー「パパと親父のウチご飯」
テレビ朝日系
土曜 午後11:00~11:30
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