妻夫木聡、佐藤浩市が北海道ロケを語る「ザ・ロイヤルファミリー」目黒蓮も“馬との共演”に感動2025/09/24 05:00
TBS系で10月12日にスタートする妻夫木聡主演の連続ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」（日曜午後9：00、初回放送は15分拡大）。日本有数の競走馬の産地である北海道・日高地方で2週間にわたるロケが行われた。
本作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真の小説「ザ・ロイヤルファミリー」（新潮文庫刊）が原作。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリーを描く。妻夫木が大手税理士法人に勤める税理士の主人公・栗須栄治を演じるほか、佐藤浩市、目黒蓮（Snow Man）、松本若菜、沢村一樹、黒木瞳、小泉孝太郎、安藤政信、高杉真宙、津田健次郎、吉沢悠といった豪華キャストが出演する。
北海道ロケでは、第1話で栗須（妻夫木）と山王耕造（佐藤）が初めて顔を合わせる競り会場でのシーンや、栗須が元恋人の野崎加奈子（松本）と偶然再会するシーンなど、止まっていた栗須の人生が大きく動き出すきっかけとなる重要なシーンが撮影された。日本有数の馬産地である日高地方で育成された競走馬たちと実際に触れ合うシーンの撮影も行われ、競り会場では、日高の地元民たちがエキストラとして参加し、よりリアリティーのあるシーンとなった。
妻夫木は、「馬と心が通い合う瞬間みたいなものが撮れたのではないかと思います。北海道での撮影は、地元の方々が『普段はこんなことないよ』とおっしゃるくらい雨が多くて（笑）。ですが、雨でもうまく心情とリンクしている気もしますし、北海道の土地にすごく助けられているんだなとつくづく思います」と撮影を振り返る。
続けて「セリ会場では日高の方々と撮影させていただいたのですが、実際に馬主の方々もいらっしゃると思いますし、本当のセリの臨場感を皆さん分かっているので、スムーズに撮影を進行することができて本当に助けられました」と感謝を述べた。
そして「たくさんの人の思いを託して継承されていく、歴史があるということを撮影を通して日々学ばせていただいてます。ぜひ皆さんもこのドラマを通して、自分の中に秘められた情熱みたいなものを呼び起こしてもらえたらうれしいなと思います」と呼びかけた。
馬と一緒に撮影する作品が多く、半世紀近く馬に乗っているという佐藤は、「本当に馬ってデリケートで、みんなで気を配りながらやらないといけないということを今回改めて感じました。本当に新しい形のドラマだと思います。馬が人間との間に入ることによって人間がどうなるのか、そういうことも含めいろいろなドラマを皆さんに味わってもらえると思います」と馬との撮影の難しさと作品の魅力を表現した。
初めての馬との撮影となった目黒は、「いつカメラを回し始めたのか分からないくらい何も作らず自然に馬と触れ合えて、なかなかない経験だったなと思います」と話し、「北海道でいろいろなところをもっと見てまわりたいですし、お芝居という面でも先輩方であったり、周りの方々からいろんなことを学んでいきたいと思います」と成長への意欲をのぞかせた。
また、「このドラマを通して競走馬にはたくさんの人の思いが乗っているんだと改めて思い知りました。視聴者の皆さんにもそういう部分も感じていただけると思うので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います」と新鮮な体験への感動を語った。
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