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“永遠の16歳”から、節目の“Sweet Sixty”へ。ザ・アイドル 松本伊代の「現在地」2025/09/19 20:00

“永遠の16歳”から、節目の“Sweet Sixty”へ。ザ・アイドル 松本伊代の「現在地」

 “♪伊代はまだ16だから”のキラーフレーズでおなじみの大ヒット曲「センチメンタル・ジャーニー」で鮮烈なデビューを飾った松本伊代さん。あれから44年。年齢を重ねるごとにますますキュートさを増していく彼女が、10月4・5日に開催される単独ライブ「松本伊代 Live 2025 “Journey” ~and Sweet Sixty~」(東京・大手町三井ホール)と「これからの自分」について、たっぷりと語ってくださいました。

――6月に60歳のお誕生日を迎えられたそうで、改めておめでとうございます!

「ありがとうございます。『Sweet Sixty』になりました(笑)」

“永遠の16歳”から、節目の“Sweet Sixty”へ。ザ・アイドル 松本伊代の「現在地」

――「還暦」というと何となく重たい印象がありますけど、「Sweet Sixty」という表現はすてきですね。伊代さんにピッタリです!

「ありがとうございます。『Sweet Sixty』だと、ちょっとかわいらしい感じがしますよね(笑)。60歳の誕生日を迎えて、たくさんの方に『おめでとう』と声を掛けていただいて、『還暦』って本当にたくさんの人にお祝いしてもらえる年齢なんだなと実感しました」

――お祭りのような感じですよね。「みんなでお祝いしよう!」みたいな。

「そうそう、そんな感じ(笑)。まさか自分が『還暦』と呼ばれる年齢まで歌い続けているとは思っていなかったので、お祝いしてもらえてとてもうれしいですし、丈夫な身体をくれた両親と応援してくださる皆さんには、本当に感謝しています」

大好きな韓流ドラマで「推し活」を楽しんでいます(笑)

“永遠の16歳”から、節目の“Sweet Sixty”へ。ザ・アイドル 松本伊代の「現在地」

――伊代さんはいい意味で昔からあまり変わらない印象ですが、身体のケアや気持ちの持ち方など、日常で気を付けていることはありますか?

「うーん、何だろう? あんまり深く考え過ぎないことかなぁ…。私、こう見えて結構落ち込むタイプなんです。『今日あんなことしちゃった』とか『あんまりうまくコメントできなかったな』とか。でも、割とすぐに立ち直るタイプでもあります(笑)」

――立ち直るための秘訣は?

「おうちに帰って日常生活に戻ると、少し気持ちが切り替わります。ワンちゃんたちがいて、ご飯を作ったりとか。ヒロミさんに相談するのも、気持ち的に楽になることの一つ。ほかには寝るとか、姉に相談するとか、それでも駄目だったら、好きな韓国ドラマを見て現実逃避します(笑)」

――韓国ドラマがお好きなのですか?‎

「大好きな韓国人の俳優さんがいて、その方が出演しているドラマの配信が最近始まったので、欠かさずチェックしています。実はファンクラブにも入っていて、今度、ファンミーティングに参加するんです。しかも、一人で(笑)」

――すごい。推し活ですね!

「はい。めちゃくちゃ楽しんでいます!」

声が出る限りは、歌い続けていきたい

“永遠の16歳”から、節目の“Sweet Sixty”へ。ザ・アイドル 松本伊代の「現在地」

――節目の年齢を迎えて、改めて思うことはありますか?

「年相応に、かわいらしくいられたらいいなって思います。あと、当たり前の話ですけど、70歳まであと10年しかないんですよね。1年に1回コンサートを開いたとしても、あと10回。そう考えると、ファンの方と直接会える機会も少なくなってきていると思うので、『あと10回しかないよ』『できるだけ会おうね』って強く訴えていかないと! と思いました」

――つまり、少なくともあと10回はやる決意があるということですね。

「そうですね、声が出る限りはどこかで歌っていけたらいいなとは思っています。キューティー★モリモリで一緒にやっている早見優ちゃんと森口博子ちゃんが、とっても精力的で先のこともポジティブに考えているんです。2人とも『70歳、80歳まで歌っていこう!』と前向きで、私がちょっとでも弱気なことを言うと、優ちゃんは『なんでそういうこと言うの? 一緒に頑張ろう!』って言ってくれるんです! でも、彼女たちのおかげで『よし、もうちょっと頑張るか!』と思えるので、とてもありがたい存在です」

“永遠の16歳”から、節目の“Sweet Sixty”へ。ザ・アイドル 松本伊代の「現在地」

――10月には恒例のソロライブが開催されます。節目の年のライブは、どんな内容になりそうですか?

「ライブのタイトルが『松本伊代 Live 2025 “Journey” ~and Sweet Sixty~』ということで、全編明るめの曲で、『かわいい歌特集』みたいな感じにしたいなと思っていて。いつもは少し大人っぽいコーナーがあるんですけど、今年はあえてそれをなくして、皆さんが一緒に参加できる曲を中心としたセットリストを考えています」

――セットリストには、ファンの方のリクエストも反映されるそうですね。

「はい。皆さんからいただいたリクエストの中から、何曲か入る予定です」

――リクエストの上位は、やはりシングル曲ですか?

「それが、上位にはあまりシングル曲が入っていなかったんです。思いのほか初期のアルバムからのリクエストが多くて、それはちょっと意外でした」

みんなで一緒に、会場を真っ赤に染め上げましょう!

“永遠の16歳”から、節目の“Sweet Sixty”へ。ザ・アイドル 松本伊代の「現在地」

――ライブでは、「Sweet Sixty」ならではの試みがあるのでしょうか?

「メインカラーを『赤』にしたので、皆さんもお洋服や持ち物など、コーディネートのどこかに赤を入れて来ていただけるとうれしいです。赤いタオルや赤いTシャツなどのコンサートグッズも制作しているので、ぜひみんなで会場を真っ赤に染め上げてほしいです!」

――伊代さんの衣装にも注目ですね。

「今回のライブのために、昔、一番大好きだった衣装を再現して、新しく作り直してもらったんです。分かる方には分かると思いますし、きっと喜んでいただけると思います(笑)」

――楽しみにしています。ちなみに、当時の衣装って、今もお持ちなのですか?

「それが手元には全く残っていないんですよ。ひょっとしたら、実家でカビだらけになっているかも…」

――(笑)。本番まであとわずかですが、今、どんなお気持ちですか?

「すごく楽しみで、ワクワクしています。特に今回はアップテンポな曲が多いので、あんまり気負わず、楽しく弾けられそうです」

――体力づくりなどはされているのですか?

「わりと早い時期から振り付けとボーカルレッスンを始めました。それ以外にも、走りながらちょっと歌ったりとかして、着々と準備しています」

“永遠の16歳”から、節目の“Sweet Sixty”へ。ザ・アイドル 松本伊代の「現在地」

――最後に、ライブを楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「ライブ本編はもちろん、それ以外にも、昔、駄菓子屋さんで売っていた写真くじ(プロマイド)の復刻版など、楽しめる企画を用意しています。今、TikTok動画も頑張ってどんどん上げているので、ぜひチェックしていただいて、当日は一緒に盛り上がりましょう。皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!」

――ありがとうございます!

【プロフィール】

“永遠の16歳”から、節目の“Sweet Sixty”へ。ザ・アイドル 松本伊代の「現在地」

松本伊代(まつもと いよ)
1965年6月21日生まれ。東京都出身。中学生の時にスカウトされて芸能界入り。81年10月、シングル「センチメンタル・ジャーニー」でデビュー。現在、「ごきげんライフスタイル よ〜いドン!」(月曜〜金曜午前9:50/カンテレ)の火曜メインパーソナリティーとして出演するほか、早見優、森口博子とのユニット「キューティー★モリモリ」で活躍中。10月4日、5日に東京・大手町三井ホールで単独ライブ「松本伊代 Live 2025 “Journey” ~and Sweet Sixty~」を開催。

【公演情報】
「松本伊代 Live 2025 “Journey” ~and Sweet Sixty~」
東京・大手町三井ホール(東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 3F)
10月4日 開場 午後5:00/開演 午後6:00
10月5日 開場 午後3:30/開演 午後4:30
チケット:指定席 ¥9900(税込)
※ドリンク代:別途(¥600)
詳細は公式サイト

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【締め切り】2025年10月17日(金)正午

取材・文/オカムラユリ 撮影/蓮尾美智子



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