菊地凛子、坂東彌十郎らが菅田将暉主演&三谷幸喜脚本の新ドラマにレギュラー出演2025/09/12 06:00

フジテレビ系では10月1日より放送する、三谷幸喜脚本のドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(水曜午後10:00、初回は30分拡大)に、菊地凛子、坂東彌十郎、井上順、野間口徹、シルビア・グラブ、野添義弘、長野里美、佳久創の出演が決定。名優たちが三谷ワールドを大いに盛り上げる。
主演・菅田将暉、共演・二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波でおくる本作は、1984年の東京・渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリー。不器用ながらも、生きることに一生懸命な“人間くさい”人たちが、目と目を合わせ、心と心を通わせ、時に激しく衝突しながらもエネルギッシュに生きた“1984年”という時代を、三谷ワールド全開で笑いと涙いっぱいに描いていく。
日本中に笑いと感動を届け続ける希代のヒットメーカー・三谷氏が、実に25年ぶりにゴールデン・プライム帯民放連続ドラマの脚本を手がけるということで、早くも話題沸騰中の本作。すでに発表されている菅田ら10人にプラスして、このたび追加発表された8人の豪華キャストが演じる役柄が明らかになった。

謎めくメッセージで主人公の演出家・久部三成(菅田)を翻弄(ほんろう)する案内所のおばば役で登場する菊地。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年/NHK総合ほか)以来、三谷脚本作品には2度目の出演となる菊地は、「また、三谷幸喜さんの世界に呼んでいただける俳優人生があったなんて、大変に大変に大変にうれしく思います。そして、キャストの皆さんが豪華絢爛(けんらん)! 正直、心も身体も震えました。温かくて楽しいスタッフの皆さんと力を合わせて作る幸せをかみ締めつつ、おばばという難解な役を乗りこなしていけたらいいなぁーという気持ちでございます。ありがとうございました!!」と喜んでいる様子。

坂東は、渋谷にある八分(はっぷん)神社の神主・江頭論平(えがしら・ろんぺい)を演じる。巫女(みこ)・江頭樹里(浜辺)の父親で、厳格に振る舞っているが、実はとある女性ダンサーの追っかけをしている。三谷脚本作品には、「鎌倉殿の13人」、映画「スオミの話をしよう」(24年)に出演している坂東。「まずお話をいただいた時に『おー楽しみ!』と思い、台本を読んで『うはー! こりゃ楽しみ!』と思い、撮影が始まってからは『あははは! 楽しみ、楽しみ~!』と思っています。皆さんどうぞお楽しみに!」と、コメントを寄せた。

劇場の客引き・うる爺役を井上が務める。うる爺は渋谷の繁華街に精通した調子のいいおじさん。巧みな口上で、夜な夜な手持ち看板をかざしながら客引きをしている。三谷脚本作品には映画「ラヂオの時間」(97年)、「3番テーブルの客」(96年/同系)、大河ドラマ「真田丸」(16年/NHK総合ほか)に出演している井上は、「本作は、私が生まれ育った街、今も大勢の方たちが出入りする渋谷が舞台です。子どもの頃、親に連れていってもらったり、小中学生時代にちょっと背伸びをしたりして大人の雰囲気を味わった場所。今は仲間と昭和を感じながらおいしい楽しい時間を過ごしてます。ドラマは昭和のノスタルジーを十分に味わいながらファンタジックな世界を醸し出します。そんな昭和を一緒に探求して下さい。探求~(Thank you)。ははは♡」と、陽気に語った。

野間口は、舞台監督・伴工作役で出演する。トラブル続きの劇場を成立させようと苦労を惜しまず奔走する伴の、体、表情、言葉全てから哀愁が漂う。意外にも野間口は、三谷脚本作品に初参加となり、「芝居を始めた頃から憧れの存在だった三谷さんの作品に、よもや自分が出演することになるとは想像もしておりませんでした。撮影初日から“楽しい”の連続で、興奮を抑えて冷静さを保つのに苦心した覚えがあります。すでにご存知の通り、各方面から一筋縄ではいかない面々が集結し、その世界を創り上げております。きっと楽しんでいただけるはずですので、10月までお待ちくださいませ」と撮影を振り返った。

ゴージャスなWS劇場オーナー・ジェシー才賀役にシルビアが決定。赤字続きの劇場にやきもきし、支配人にプレッシャーをかけつつも、流行をいち早く取り入れるミーハーな一面を持つ。三谷脚本作品の常連であるシルビアは、「まず、この作品に出られること、豪華キャスト、素晴らしいスタッフの皆さまと共演できることがものすごく幸せです。ドラマのレギュラーとして出演することも今まであまりなかったのでとても刺激的な現場でした。初めてセットを見た時の興奮は忘れられません。個人的には早く見たい! 皆さまにも早く見てほしい! 早く台本に書いてあったシーンたち、セリフたちの完成版を目撃したい! あの時代のあの街のエネルギーたっぷりでがむしゃらに生きている住人たちと早く会いたい!」と興奮気味に語った。
佳久はWS劇場オーナーのジェシー才賀(シルビア)の秘書・乱士郎役に抜てきされた。元ラグビー選手という異色の経歴をもつ佳久は、「主演の菅田将暉さんをはじめ、そうそうたる出演者の皆さまが、脚本の三谷さんによって作り出されたキャラクターを、一度見たら忘れられないくらい個性的に演じられており、ストーリーも目が離せない展開が怒涛(どとう)のように続きます。その中で私が演じる乱士郎は、無口で無愛想な男であり、どのように演じていくか悩んでいたのですが、西浦正記監督にキャラクターの方向性を導いていただき、登場する度にインパクトを残していく面白い役になり、私自身も大好きな役となりました。また、舞台が1980年代ということもあり、衣装・セット・小道具など、何から何までリアルに再現されており、まるで当時にタイムスリップしたかのような感覚を楽しんでいただけると思います。登場人物全員の思惑が入り乱れる群像劇、ぜひお楽しみください」とアピールしている。

劇場支配人・浅野大門は野添、その妻・浅野フレは長野が演じる。次から次にトラブルが発生し、劇場運営に日々てんやわんやしている2人。赤字続きでジェシー才賀からもプレッシャーがかかる。バイプレーヤーとしてさまざまな作品に出演している野添は、「バブル期に入る少し前のエリマキトカゲが大流行だった、昭和59年の渋谷のお話です。とにかく面白くすてきです! 監督をはじめ、全スタッフの皆さんが全精力注いで昭和59年を作ってくださって、特にスタジオセット、オープンセットはホントに昭和にタイムスリップした感覚になりました。連続ドラマでオープンセット、驚きです。キャストの皆さんもいろんなジャンルから参加されていて、舞台出身の方、お笑い界の方、アイドル出身の方、歌舞伎界の方、バラエティー界の方、小劇場出身の方、モデル出身の方、音楽業界の方などなどすてきな化学反応が起きています。そして民放GP帯連ドラ25年ぶりの三谷幸喜さんの脚本。スタッフの皆さんが作ってくれた昭和59年の世界観×個性派キャラの俳優部×三谷さんの半自伝的脚本、この三つが重なれば、楽しくならない訳がない! スマホもない時代、渋谷の片隅で不器用ながらも一生懸命生きる人間くさい人たちが、衝突しながらも前を向き、エネルギッシュに生きた1984年、昭和59年をお見逃しなく!!!」と力を込めた。
三谷脚本作品は舞台を始め、何度も経験のある長野は、「またも三谷作品で“変な女”を演じる機会をいただけて、本当にうれしいです。しかも『長野さんにしかできない』と三谷さんから言われ、調子に乗りました(笑)。『ドラマの外で勝手に生きている感じがすごくいい!』とも。フレは本当に妙ちくりんですが、監督さんたちからも愛されて(いじられて?)演出していただいて、楽しんで演じることができ、私の中でも新鮮な役です。また、顔合わせの時に三谷さんがおっしゃっていた、『誰もが輝く明日を信じていた、そんな時代のことを、今に生きる人たちに伝えたい』という言葉が心に残っています。どうぞこれを見る方が元気になれますように。たくさんの方々にご覧いただきたい作品です」と語った。
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