田辺桃子、横田真悠、林芽亜里がサスペンスドラマ「推しの殺人」でトリプル主演2025/09/01

田辺桃子、横田真悠、林芽亜里が、日本テレビ系で10月2日スタートの連続ドラマ「推しの殺人」(木曜午後11:59=読売テレビ制作)でトリプル主演を務めることが発表された。
ドラマの原作は、宝島社「このミステリーがすごい!」大賞文庫グランプリを受賞した遠藤かたる氏による話題作。大阪で活動する問題山積みの3人組アイドル「ベイビー★スターライト」のメンバーたちが主人公で、彼女たちは“殺人”という罪を犯してしまうが、それを隠蔽(いんぺい)してステージに立ち続けようと誓う。次々と襲うピンチ、それぞれが抱える壮絶な過去、そして「未解決連続殺人事件」にも巻き込まれていく展開で、彼女たちに待ち受けるのは栄光か破滅かを描いた人生と命を懸けたスリリングサスペンス作品だ。

あるトラウマをきっかけに感情を失い、ただ流されるように生きている高宮ルイ役には田辺。日本テレビ系のドラマでは7月期「海老だって鯛が釣りたい」(水曜深夜0:24=中京テレビ制作)に続き2期連続の主演となる。演じるルイは頭脳派クール系。頭はいいが、感情を表に出すのが苦手。アイドルには向いていないとよく言われ、自分でもそう思っているが、特にやりたいこともなく、流されるように生きているキャラクター。
田辺は、「私たちはいつから、仮面を持っていたんだろう。今作で、こんなにも淡くてあったかくてはかない『ルイ』という小さな勇者を演じさせてもらえて光栄でしかありません。すり減った心が三つ、ある事件をきっかけに大きな渦に飲み込まれていきます。何が悪で何が真なのか、どれが仮面で、どれが本心なのか。コントラスト高めのヒューマンサスペンスになっているので、ぜひ楽しみにしていてください」と意気込みを示す。

感情の揺れが激しくあらゆることにかみつく、どう猛なリスのような性格の早川テルマ役は横田が担当。アイドルで成功することに、並々ならぬ意欲を持ち、そのために努力は惜しまない。ダンスも歌も、上手でやる気もある。そのため、素人同然でいきなりセンターを奪ったイズミに対して怒りがあり、きつく当たる役どころだ。
横田は、「私が演じるテルマは、3人の中で一番明るくて気も強いけれど、過去にはいろいろなことがあって虚勢を張っているようなところもある女の子なので、そういう点がだんだん分かってくるのが面白いかなと思います。関西弁は本当に初めてで、練習を頑張っているところです。この間不安な中で本読みをやったんですが、皆さんが褒めてくださってちょっと勇気が出たところなので、もっと練習して撮影を迎えられたらなと思います」と役作りへの取り組みを語る。
続けて、「はじめに殺人を犯してしまうのに、その事件がすぐには解決しない。さらに別の連続殺人事件があるんですが、それと私たちの事件がどのように入り混じっていって、もっと怖いことに巻き込まれていくのか、ゾクゾクしながら台本を読んでいました。彼女たちの恐怖を視聴者の皆さんも一緒に感じていただけたらうれしいなと思います」と作品への思いを明かした。

そして、恵まれた容姿でグループのセンターに抜てきされテルマから敵視される沢北イズミ役には林。裕福な家庭で育つが、イズミが高校生の時、母親が病気で亡くなり、父親はそのすぐ後に若い女性と再婚。イズミは大学に入り、広いマンションに暮らしてはいるが、埋められない孤独がある。グループの中で一番人気があり、ファンも多い。
林は、「殺人の隠蔽をきっかけに3人がどう変化していくのか、どう立ち向かっていくのか、一瞬も目が離せない、常に緊迫感と隣り合わせのサスペンスストーリーです。原作や台本を読み、このスリリングな空間をイズミとして過ごす時間はとても刺激的で、大切なものになるとすごく感じました。イズミの人間性をしっかり深めて撮影に挑みたいと思います!」と意欲を見せる。
そして、「この作品に携われること、すてきなキャストの皆様とご一緒できることのありがたさを噛み締めながら、私自身も挑戦の数々に立ち向かいながら準備をしています。放送をお楽しみにしてくださるとうれしいです」と期待を込めた。
原作者の遠藤氏は、「ドラマ化の知らせを聞いた時、喜びに震えました。台本を拝読した時、違う意味で震えました。『ここまで主人公たちを追い詰めるのか…!』と。主人公たちは毎話ごと、いえ、毎分ごとぐらいの勢いでピンチに陥ります。厄年と大殺界と天中殺がいっぺんにやって来たような困難の連続です。原作とはまた異なった刺激的でサスペンスに満ちたドラマを、皆さまにも推していただけるとうれしいです」とドラマ化への期待を寄せる。
本作を手がける中山喬詞プロデューサーは、「もし、“推し”が“罪”を犯してしまったら…あなたなら応援できますか? しかし、このドラマはアイドルものではありません。業界ものでもありません。ハラハラドキドキが連続のスリリングサスペンスです。傷だらけになっても、泥だらけになっても、どんな不様な姿になっても、前を向いてはい上がっていこうとする強い女性たちの物語です」と作品の魅力について述べている。
解禁されたポスタービジュアルでは、殺人という大きな罪を抱えながらも、自分たちが“奪われた”ものを取り返し、アイドルとして成り上がっていこうという決意と覚悟を秘めた3人の姿が描かれている。3人の固い絆を示すように合わせられた指先には赤い血が滴り、これからスリリングなサスペンスが動き始めることを予感させる仕上がりとなっている。
ドラマ版ではオリジナル要素も加えて全13話のスケールで展開され、より一層パワーアップしたスリリングサスペンスになる予定。劇伴音楽はインストゥルメンタルバンドのjizueが担当し、「下剋上球児」(2023年/TBS系)、「宙(そら)わたる教室」(24年/NHK総合)などのドラマ劇伴でも高い評価を受ける同バンドの音楽が、スリリングサスペンスをどのように彩るのかにも注目だ。
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