「ポーカー・フェイス」ナターシャ・リオン――「チームの輪が広がるのは楽しい」2025/08/29 17:00

ライアン・ジョンソンが手掛ける1話完結型のミステリードラマシリーズ「ポーカー・フェイス」のシーズン2が、U-NEXTで配信中だ。本作は、主人公のチャーリー・ケイル(ナターシャ・リオン)が、人のうそを見抜く特殊能力を駆使して「ウソだね!」と感じた違和感を手掛かりに、愛車で旅しながら各地で巻き起こる不可解な事件を解決していく物語。シーズン2でもチャーリーの旅はさらに続き、葬儀場、野球場、アパート、結婚式場などさまざまな舞台で物語が展開していく。そんな孤独な旅人、チャーリー・ケイルをひょうひょうと演じたナターシャ・リオンが、キャラクターの魅力などを語った。
――「ポーカー・フェイス」が世界中で共感を呼んでいる理由は何だと思いますか?
「理由は分からないけど、受け入れられて感謝しています。普遍的に愛されるドラマ構成なのかもね。犯人が捕まるまでの過程を、冒頭の事件発生から描いていくアイデアを形にしたのは、ライアン・ジョンソンの手腕よ」

――シーズン2では、恋愛や友情も描かれますが、特に印象的な展開はありますか? また、それはチャーリーにどんな影響を与えましたか?
「今シーズンだと、第7話でチャーリーが心ひかれる家電店の店長役、コーリー・ホーキンズとの回がかなり重要で、心を打つ内容だと思う。チャーリーは放浪生活をやめたいけど、この番組のことだからそうはいかない」
――チャーリーは楽観的な性格ですが、人間の闇や不条理な一面を描く作品の中でどういう効果があると思いますか?
「どんな状況でも前を向こうとする人たちに、私はいつも興味を引かれる。周囲の状況に注意を向ける時、チャーリーは特別な才能を発揮する。人はうそをつくものだと分かってるから、うそに敏感に反応できるの。人間というのは面白いもので理解できないことも納得しようとする。問題があるのに『大丈夫だ』と言ったりね。チャーリーがすごいのは、人のそういう部分に目を配り正義に反することを見過ごせないところね。楽観的でいられる理由は分からないけど、彼女を演じられて光栄よ」

――共演したゲストには影響を受けましたか? 特にやりがいを感じたり、意外だったりした点はありましたか?
「チームの輪が広がるのは楽しいわ。演技というのは、楽団で演奏するのと同じで、1人では満足に練習できない。それはチームワークのスポーツみたいで面白い。撮影チームやプロダクション、デザイン、俳優が協力してシーンを作り、編集する。すべての要素がまとまっていく過程が好き。その日の撮影が本当にうまくいって、みんなでハイタッチしたり、そういう瞬間が最高なの。私は映画マニアだから映画のことなら話せるけど、歌わないかと聞かれたら、『才能があれば自分で気付いてる』と答えてる。歌を聞かせる声じゃない、楽しいけどホイットニー・ヒューストンにはなれない。私はチームワークから得られる楽しさを本当に愛してるの。いい演技ができるのも、いい脚本が書けるのも仲間がいるからだと思う。ライアンは、第1話でシンシア・エリヴォを撮る時、制作チームの一員に徹してた。多くのモニターに囲まれてスタッフと働く彼の姿にチームの一体感が感じられた。その一員になれて光栄だと思う。現場で多くのことを学べて楽しいわ」

【プロフィール】
ナターシャ・リオン(Natasha Lyonne)
1974年4月4日生まれ。米・ニューヨーク出身。96年に映画「世界中がアイ・ラヴ・ユー」に出演し、「Fカップの憂うつ」(98年)、「アメリカン・パイ」(99年)などで注目を集める。ドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」(2013〜19年)、「ロシアン・ドール:謎のタイムループ」(19〜22年)などに出演。7月に劇場公開された「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」(25年)にも出演。

【コンテンツ情報】
「ポーカー・フェイス シーズン2」(全12話)
U-NEXT
独占配信中
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