ドラマプレミア23「シナントロープ」2025/10/07
番組情報
あらすじ(第2回 10月13日放送)

強盗事件の翌日、「シナントロープ」は臨時休業に。後片付けに追われる都成(水上恒司)たちは、オーナーの加藤(黒田大輔)から犯人は自首したと知らされる。安堵(あんど)した8人は、新入りの志沢(萩原護)の歓迎会へ。鳥好きの水町(山田杏奈)が、じっと動かない志沢を「ハシビロコウ」と名付けて場が和む。2次会のカラオケで盛り上がる中、都成は気付かぬうちに昨日の強盗犯と擦れ違っていた。
キャラクター紹介
- 都成剣之介(水上恒司)
シナントロープで働く、さえない大学生。アルバイト仲間のことみにひそかな恋心を抱いている。 - 水町ことみ(山田杏奈)
シナントロープのアルバイト。いろいろな面を持った女性。 - 木場幹太(坂東龍汰)
アルバイト仲間から“キバタン”と呼ばれる。明るくてお調子者。 - 里見奈々(影山優佳)
物静かで真面目なお嬢さま。 - 田丸哲也(望月歩)
心優しい性格の持ち主。将来、漫画家になりたいと願っている。 - 室田環那(鳴海唯)
エキセントリックな“メンヘラガール”。青い髪色の強烈なキャラクター。 - 志沢匠(萩原護)
新人アルバイト。静かで不気味な雰囲気をまとっている。 - 塚田竜馬(高橋侃)
アルバイトリーダー。ドラマーをしている夢追うバンドマン。
出演者
水上恒司/山田杏奈/坂東龍汰/影山優佳/望月歩/鳴海唯/萩原護/高橋侃 ほか
スタッフ・音楽
原作・脚本:此元和津也/監督:山岸聖太/チーフプロデューサー:祖父江里奈/チーフプロデューサー:平賀大介/プロデューサー:前田知樹/プロデューサー:原田宗平/プロデューサー:神戸麻紀/プロデューサー:竹迫雄也
オープニングテーマ:柴田聡子 & Elle Teresa「ときめき探偵 feat. Le Makeup」/エンディングテーマ:S.A.R.「MOON」
水上恒司主演! 「オッドタクシー」の此元和津也が書き下ろす青春群像ミステリー

考察合戦が話題を呼んだアニメ「オッドタクシー」の脚本で知られる此元和津也さんが原作・脚本として書き下ろしたオリジナルストーリー。赤と緑のネオンが目を引く街の小さなバーガーショップ“シナントロープ”を舞台に、現代の若者たちを投影した男女8人のリアルな人間模様を描き、緻密な伏線や巧みな会話劇により、謎が謎を呼ぶ青春群像ミステリーが展開していく。主演を務めるのはテレ東ドラマ初出演にして初主演となる水上恒司。主人公・都成が思いを寄せるヒロインを演じる山田杏奈のほか、坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃といった注目俳優が集結している。
記者会見情報

主演の水上恒司を筆頭に、山田杏奈、坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃が、役衣装のエプロン姿で登壇。全員ほぼ同世代ということもあり、クロストークで盛り上がるにぎやかなひとときとなった。冒頭のあいさつに始まり、続いては質疑応答に。本作の“推しポイント”を聞かれて「いわゆる“青春作品”にはキラキラしたものや壁ドンなどがありますが、僕らはそういう年代じゃなくなっているので。新しいカテゴライズができる青春群像劇になってると思います」と水上が言うと、坂東からは「まだ大丈夫でしょ?」とのツッコミが。また、座長・水上の完璧な回答に山田は「素晴らしい」と称賛を送る。後半には、脚本を担当する此元和津也さんからのメッセージが読み上げられ、水上は「感無量です」と感激。終盤にはこの日誕生日を迎えた望月のサプライズセレモニーもあり、楽しい雰囲気の中で会見は幕を降ろした。
8人で切磋琢磨した時間は僕にとって何よりの財産で、座長として幸せに思います(水上恒司/都成剣之介)

“青春群像劇”と呼ばれる世の中の作品とはまた全然違う、新たなカテゴライズができるような青春群像劇に仕上がっていると思います。学生時代のバイト仲間とずっと連絡を取り合っている人ってなかなかいないと思うんです。この8人の“シナントロープ・メンバー”たちも、それぞれ進路が違って、その後の人生で交わることがなくなるかもしれません。それでも、「この時の時間って楽しかったよね」と振り返ることができるような、密な関係性があると思うんです。ドラマのテーマとは違う話になりますが、撮影中は、調理の練習をしている時に、作ったポテトをみんながどんどん食べてなくなってしまったりして。この座組だからこそ、みんなで“青春”を感じられる出来事があったことが印象深いです。群像劇は、作るのが難しい作品だと思うんですが、この8人で3、4か月の間ともに切磋琢磨(せっさたくま)しながらそれぞれのキャラクターを立たせることができました。僕にとってそれは何よりの財産で、座長としてすごく幸せだと思っています。
青春を感じつつ不穏な動きもあって、前のめりに興味が持てる作品に仕上がりました(山田杏奈/水町ことみ)

“面白い作品を作ろう”と、みんなで一丸となって妥協せずに取り組んだドラマです。私が演じる水町ことみは、気が強くて、自分より大きな相手にも立ち向かうムードメーカーでもあります。その水町とシナントロープのメンバーみんなで繰り広げるこのドラマは、自信を持ってお届けできるものになっていると思います。第一話を見て、“この時の彼ら”でしか起こりえない瞬間、青春を感じつつも、“あらっ?”と感じる不穏な動きがあって。そんな展開がどう続いていくか、前のめりになって興味を持てるような第一話になったんじゃないかと感じました。青春群像劇ですが、いろいろな要素が盛り込まれているところが見どころじゃないかと思います。
ここまでネジの外れた役を演じさせていただくのは初めてです(坂東龍汰/木場幹太)

僕が演じる木場はご覧の通りの金髪。服にもいろんな色が入っていて、ここまでネジの外れた役を演じさせていただくのは初めてです。ガチャガチャとうるさいムードメーカーというか、本当にずっとおしゃべりしている役なので、どういうふうに皆さんに受け取ってもらえるのかなと考えるとすごく楽しみです。また、この作品の魅力はなんといっても此元さんの脚本。台本を読む手が止まらなくて、「ここでこうつながるんだ」とか「これが伏線になっていたんだ」というように、物語が紐解かれていく感覚が本当に面白いんです。特に、第1話で表現されている、会話の終わりが次のシーンにつながるという技法が斬新。そこにはぜひ注目してほしいです。そしてキャスティングも素晴らしいんですよね。初日に全員でリハーサルをした時、本読みをして、脚本の中から飛び出てきた人たちと会っているという感覚になったんです。それぐらい、絶妙なバランスがそろった配役だと思います。
キャストの皆さんの“余韻のあるキャラクター作り”にすごく魅力を感じます(影山優佳/里見奈々)

今回、感情や努力を爆発させる皆さんと夏のひとときを過ごせたこと、そしてたくさん学ばせていただいたことをすごく光栄に思っています。いろいろなことを考えながら、悩みながら、里見という役を楽しむことができました。昨今の映像文化はどんどんファスト化していって、なるべく早く短く楽しめる作品が好まれる傾向にあるという印象があります。でも、「シナントロープ」は、皆さんの心にずっと残り続けてくれたらいいなと感じる作品です。個性があふれるキャラクターを深堀りしながら見て、「なんでこの人はこんなふうになってしまったんだろう」といったように考察できる要素もあります。それだけ皆さんが余韻のあるキャラクター作りをしていて、そういった部分に私はすごく魅力を感じています。“推しメン”を探してみてもいいですし、いろいろな楽しみ方でこの作品を味わっていただきたいですね。
キャラクターそれぞれに“余白”があって、細部へのこだわりが面白味の一つ(望月歩/田丸哲也)

僕が演じる田丸は、次男のようなイメージの優しい人です。ちょっと引いた目線でみんなを見て、その間に入っていけるキャラクターだと思いながら演じていました。実は、今日のような会見の場に立たせていただく時はいつもガチガチに緊張してしまうんですが、今回はみんなが一緒だからかすごくリラックスできています。本当に“仲間”になれていたんだなと改めてうれしく感じています。そんな皆さんが演じるキャラクターには、それぞれに余白があるんです。“実はこんな思いを抱えていたんだ”とか、役者それぞれが考えた上で表現しています。田丸は絵を描くことが好きな役なので、センスのいい服を着ています。そういった、細部へのこだわりが、この作品の面白味の一つだと思います。
他のドラマでは選曲されないような楽曲がドラマの世界観を強くしてくれます(鳴海唯/室田環那)

青春群像劇に参加させていただくのは初めてで、その最初の作品が「シナントロープ」になってよかったです。尊敬する同世代の皆さんとご一緒できたことをすごくうれしく思っています。室田はみんなと心の距離があるキャラクターだと思いますが、それにはもしかしたら何かしらの理由があるかもしれない…ので、そういう考察要素も楽しんでいただきながら見てもらえたらいいですね。そして、私がこの作品ですごくすてきだなと思ったのは音楽。オープニング曲とエンディング曲、そして劇中歌と、ほかのドラマで選曲される曲とは違ったムードのある楽曲です。作品の世界観をより強くする音楽なので、ぜひ注目してください。
動かず、新人らしさを出して志沢匠を演じました(萩原護/志沢匠)

志沢は“動かない新人バイト”なので、動かずに新人らしさを出して演じました。この作品は“鳥”がモチーフになっていて、それぞれのキャラクターを水町が鳥に例える場面もあるし、タイトルの題字では「シナントロープ」の“シ”の字に羽があしらわれています。「シンナントロープ」という言葉の意味も調べてもらえれば分かると思いますが、とにかくとても面白い作品になりました。
シナントロープのバイトメンバーたちの“色っぽさ”にとても引かれます(高橋侃/塚田竜馬)

キャスト、そしてスタッフの皆さん、素晴らしい方たちとご一緒できたこのドラマは、僕にとって宝物のような作品になりました。塚田はパンクバンドでドラマーをやっている人物ですが、実はあまりドラムが上手ではないんです。バンドをやってることにただ満足しているような人で、シアントロープではバイトリーダー的な存在です。シナントロープのバイトメンバーは、とにかくすごく魅力的。演じている皆さんがとても色っぽく表現していて、僕はそこにすごく引かれています。
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