ドラマフィル「私の彼が姉の夫になった理由」2025/09/26

記者会見情報

MBSほかで8月7日スタートのドラマフィル「私の彼が姉の夫になった理由」の第1話先行上映会＆トークイベントが行われ、トリプル主演の秋田汐梨、影山拓也（IMP.）、高田里穂が登壇した。初共演となる3人は、現場での空気感や撮影裏話について語り、秋田が「最初は人見知りで話せなかったけど、影山さんが“面白い話があるんです”って話しかけてくれて。それが見事にスベって（笑）、逆に緊張がほぐれました」と明かすと、影山は「メンバーにはウケた話だったのに…」と肩を落として会場を沸かせた。高田は「私は一番“怖い女”の役ですけど、普段は全然違うのを知ってください（笑）」と笑いを誘った。作品については「最後の1分まで展開が読めない」「“表情で見せる芝居”に挑戦した」など、それぞれが手応えを語り、イベント後半には“うそを見抜けるか”をテーマにしたトークゲームも実施。秋田がピアノ歴を偽って観客を巧みにだまし、会場を盛り上げた。

影山さんが“面白い話”で初日の緊張をほぐしてくれました（秋田汐梨／宮田愛子）

サスペンスな内容ではありますが、撮影現場はとても穏やかで、今日はその雰囲気も少しでも伝わっていたらうれしいです。これまで「物語をかき乱す側」の役が多かったのですが、今回は逆に“振り回される側”で。ここまで一方的に翻弄（ほんろう）される役は初めてだったので、「ちゃんとできるかな」と不安もありました。でも、共演者やスタッフさんから「かわいそうだね」と声を掛けられることも多くて、「あ、やっぱりそう見えるんだな」と手応えを感じることもできました。愛子は本当にピュアで素直な子なんです。“姉と彼氏が結婚していた”と知らされた後も、そのまま受け入れてしまう。演じながら、「いやいや、そこは止めて事情を聞いて！」とか「今それで納得しちゃうの!?」って、何度もツッコみたくなりました（笑）。撮影初日は事故後に目覚めるシーンであまり話せなかったんですが、影山さんが「面白い話があるんです！」って話しかけてくれたのが印象に残っています。結果的にはスベっていましたが（笑）、あの一言のおかげで、すっと距離が縮まった気がします。

IMPのメンバーも出演を喜んでくれました（影山拓也／吉村優馬）

出演が決まった瞬間、すぐにIMP.のメンバーに報告しました。みんな原作を読んでくれて、すごくうれしかったですね。優馬は、父親の跡を継いで医者になり、恋人もいて、見た目もかっこよくて優しくて…もう全部そろってるじゃん！って（笑）。正直、「こんな完璧な人、現実にいるのかな？」って思ったくらい。でも冷静に考えると、自分とは全くタイプが違っていて。だからこそ、原作ファンの皆さんにも納得してもらえるよう、映像の中で“優馬”として成立させることを意識していました。演じていて特に難しかったのは、セリフよりも“受けの芝居”が多かったこと。優馬は自分から多くを語らない分、相手の言葉にどう反応するか、表情や間で伝える必要があって。それがすごく難しくもあり、でも楽しくて、今回の経験は自分にとって大きな財産になりました。“人との縁を大事にする”という部分は自分とも共通していて、そこは共感しながら演じられた部分でもあります。現場では毎日が本当に明るくて、「明日のテーマカラーを決めよう」って遊びもしてたんですが、今日は“デニム”がテーマだったのに、僕が提案しておきながら忘れてきちゃいました（苦笑）。

ここまでの悪女役は初めて。普段の私は全く違う人間です（高田里穂／宮田紗栄子）

私の役は、かなりインパクトが強かったと思います（笑）。1話からさく裂してますよね。ここまで“悪”が凝縮されたようなキャラクターはなかなか演じる機会がなかったので、「ついに来たか！」という気持ちで挑みました。これまでも“悪女”と呼ばれる役はありましたが、いわゆる“絵に描いたような悪女”をここまで振り切って演じるのは初めてだったので、新鮮でしたし、挑戦でもありました。1話から飛ばしている分「このテンションのまま突っ走ると、途中で飽きられちゃうかも」と思ったので、シーンごとにトーンの差を意識して演じました。特に気を付けたのは、セリフの言い回し。「○○だわ」「○○よね～」みたいな、普段あまり使わない独特の語尾が多くて、それをいかに“生きた人間のセリフ”として自然に言えるかをかなり考えました。普段の私はまったく違う人間ですので（笑）、その点だけは覚えて帰っていただけたらと思います（笑）、撮影中は、秋田さんや影山さんが、私の分まで現場を明るくしてくれたのがとてもありがたかったです。お二人には感謝しています！