歓声と悲鳴の渦を突破！　ニッポンの社長、1000万円つかむ“二刀流”戴冠劇2025/07/22

　日本テレビ・読売テレビ系で漫才とコントの“二刀流芸人”No.1を決める新たな賞レース「アサヒビールスマドリダブルインパクト～漫才＆コント二刀流No.1決定戦～」が7月21日に生放送された。

　「ダブルインパクト」には、2875組が名乗りを上げた。し烈な戦いを勝ち抜き、決勝にはロングコートダディ、スタミナパン、セルライトスパ、ななまがり、ニッポンの社長、かもめんたる、コットンの7組が進出。それぞれが4分間の漫才とコントを1本ずつ披露した。

　点数配分は審査員5名が各100点を持ち、2本の合計で勝敗を決定する。1本目に何をぶつけるかはコンビの自由、2本目は1本目の得点が低い順にネタを披露していく。戦略と実力の両方が試される舞台だ。

　審査員席には千原ジュニア、中川家・剛、フットボールアワー・後藤輝基、ナイツ・塙宣之、アンガールズ・田中卓志がずらり。司会は橋本環奈と、かまいたち（山内健司、濱家隆一）が務め、終始スタジオの温度を上げ続けた。

“二刀流”を極めたのはニッポンの社長

　各組がネタを披露してモニターに得点が映るたびに悲鳴と歓声が交錯し、スタジオの熱気は上昇。そんな激戦の中、ニッポンの社長は1本目でコント、2本目で漫才を披露した。辻皓平が相方・ケツを軽妙にいじるコントで475点、漫才で474点を獲得。“ケツさんいじり”を巧みに織り込んだ2本のネタで合計949点をたたき出し、賞金1000万円をつかみ取った。

　生放送直後に行われた優勝者記者会見で、辻は「賞金は全部NISAに入れたいです」と笑わせつつ、「小さいリクガメを飼っているので、次は大きいリクガメを飼ってペットを増やしたいですね」と、ほほ笑ましい賞金の使い道を明かした。

　一方、前日のラジオ番組で結婚を発表したばかりのケツは「落ち着いたら新婚旅行を考えていますが、この賞金で旅行のグレードが上がるかもしれませんね」と照れ笑い。「漫才とコント両方披露できるという点が、チャンスが一番広くて実力をアピールできる大会だろうと思っていたので、優勝できてよかったです」今日の結果で一つ肩書が増えた、と胸を張った。