當真あみら高校生のリアルな悩みに共感「ちはやふる-めぐり-」試写会で本音エール2025/07/06 06:00

日本テレビ系で7月9日スタートの連続ドラマ「ちはやふる-めぐり-」(水曜午後10:00)の初回放送に先駆け、都内の関東第一高校にて第1話学生試写会が開催された。試写会後には、主演の當真あみを始め、共演の原菜乃華、齋藤潤、藤原大祐、上白石萌音がサプライズ登場し、高校生たちとの心温まる交流を見せた。
本作は、末次由紀氏による大ヒット漫画「ちはやふる」を原作とした映画3部作「ちはやふる-上の句-」「同-下の句-」(ともに2016年)、「同-結び-」(18年)の10年後の世界を描くドラマオリジナルストーリー。大きな挫折により青春を諦めてしまった藍沢めぐる(當真)が、顧問として梅園高校に赴任してきた大江奏(上白石)と出会い、競技かるた部に入部。新たな仲間と共に成長し、全国大会出場を目指して高校最強の瑞沢高校に挑んでいく青春ストーリーだ。
試写会では、関東第一高校のかるた部や野球部の生徒たちが第1話を鑑賞。「演技がすごかった」「かわいかった」といった率直な感想が飛び交い、会場は和やかな雰囲気に包まれた。特に印象的だったのは、会場にいるかるた部の生徒の半数が「ちはやふる」の影響で競技かるたを始めたという事実。作品の影響力の大きさを物語っている。
第1話上映後、當真、原、齋藤、藤原、上白石の5人がサプライズ登場すると、生徒たちからの大きな歓声と拍手に迎えられ、出演者たちも感激の様子を見せた。

當真は「今回の撮影では、関東第一高校の皆さんに本当にたくさん協力していただきました。出演者として皆さんに作品を見ていただくのが初めての機会で、すごく緊張していましたが、こうして直接お会いできてとてもうれしいです」とあいさつ。

月浦凪役を演じる原は、「今日はドラマを楽しんでいただけましたか? こうして温かく迎えていただけて、本当にうれしいです。関東第一高校さんにはたくさんのシーンでご協力いただいたので、まず皆さんに見ていただけたということをうれしく思っております」と感謝の気持ちを伝える。

白野風希役の齋藤は、「今、ものすごく大きな拍手をいただいて、(言いたかったことが)全部吹っ飛んじゃいました。でも、こうして皆さんとこの空間を一緒に共有できる時間を設けていただいて本当にうれしいです」と会場の熱気に驚きながらコメント。

折江懸心役の藤原は「特にかるた部の皆さんとは、毎週のようにお会いして練習させていただいていたので、きっと“キャラ”というより、すでに顔なじみになっているかもしれません」と笑顔を見せ、実際の撮影での密な関係性がうかがえた。

上白石は、「撮影中も本当にたくさんお世話になりました。これから、とても重要なシーンでこの学校がたくさん登場します。思い出のつまった場所に、今日またこうして戻ってこられて本当にうれしいです。若さあふれる皆さんの拍手の密度の高さに、ちょっと鳥肌が立っております(笑)」と、生徒たちの熱い歓迎に目を細めた。
自身の役柄について當真は、「藍沢めぐるは過去に中学受験に失敗して、それがきっかけで“自分には青春は向いていない”って思い込んでしまって…。それ以来、高校でも塾とバイトに打ち込んで、いわゆる“高校生活”をちゃんと過ごしてこなかったような子なんです。学生らしい青春を経験していないまま、心の中にずっと整理しきれないものを抱えて生きているそんなキャラクターです」と説明。
一方で原が演じるキャラクターは、“青春セレブ”なポジション。原は自身の高校時代と重ねて「私、部活もやっていたんですよ。ジャグリング部に入っていました。でも始めてから3か月くらいで辞めちゃいました」と苦笑い。「だからこそ、皆さんが部活に一生懸命取り組んでる姿を見て、本当にかっこいいなって思います。一生懸命な姿って、本当にキラキラしていて。今回の役を通して、自分の“青春っぽくなかった”時代を少しでも取り戻せたような感覚がありました。とても楽しかったです」と振り返った。
青春真っただ中の高校生からのリアルなお悩み相談
イベントのハイライトとなったのは、高校生たちからの“お悩み相談”コーナー。まず登場したのは「彼女ができません。どうしたらできますか?」という、青春ど真ん中の質問。
藤原は、「好きな人はできるんですか?」と逆質問し、「いないです」という答えに「それなら今の生活がすごく楽しいんですよね。今は誰かと付き合う必要がないくらい幸せなのかもしれない」と優しくアドバイス。齋藤も「僕もどちらかといえば相談したい側です」と正直にコメントし、会場を和ませた。
當真は女性目線から「やっぱり日頃の行いは大事だと思います。何げない気配りとか、優しさとか…そういう素敵さに気付いてくれる人が、きっと現れますよ。巡り合わせです!」と答え、生徒たちの背中を押した。
続いて、全国大会を控えた生徒から「去年緊張してしまってうまくいかなく…。どうやって気持ちを切り替えたらいいでしょうか?」という切実な相談が。

上白石は、「その緊張、すごくよく分かります。けど、緊張って“悪いこと”じゃないと思うんです。本気で頑張りたいと思っているからこそ緊張する。むしろ“自分はちゃんと向き合っているんだ”って証拠だと思ってほしい」と語りかける。加えて、「私も人に教わったことなんですが、緊張して駄目だと思わずに“緊張してもいい。するよね、そりゃ”って言い聞かせるといいと聞いて、すごく救われたんです。緊張している自分もすてきだなって思いながら、ぜひ全国大会、頑張ってください!」と心のこもったアドバイスを贈り、生徒から「絶対頑張ります!」という力強い返事が返ってきた。
続いて、野球部でメンバーから外れた生徒から「今はメンバーから外れて、これからは応援にまわってチームを支えていくことになります。そんな僕らに応援のメッセージをください」という質問が。キャスト全員が自身の体験を交えながら真摯(しんし)に回答。
上白石は、「高校を卒業してもう10年くらいたちましたけど、当時汗をかいて、日焼けして、一生懸命頑張った記憶は今でも“宝物”です。今しかできない経験だからこそ、後悔しないように声をからして全力で応援してください」と助言。齋藤は、「大したことは言えませんが…僕もおうちからエネルギーを送ります。応援しています!」と率直な気持ちを込めてコメント。

當真は、「私は今年の3月に高校を卒業したばかりなんですが、”いかにも高校生らしいこと”って、実はあまりしてこなかったなって思うんです。でも今、皆さんはまさに高校生活の真っただ中にいて、これからいくらでも思い出をつくっていける時間があると思います。一日一日、一分一秒を大切にして、何ごとにも全力で向き合っていけば、それがきっとこの先、自分自身を支えてくれる力になる」と自身の経験を踏まえてアドバイス。
原も、「卒業してからあらためて気付いたんですけど、高校生の時に部活で仲間と一緒にきつい練習を乗り越えたことって、すごく尊い時間だったんだなって。そんな『あの時間は人生の宝物だった』って言えるような思い出が、これから皆さんにもたくさんできるといいなって思います。今いる時間がそんな“尊い時間”なんだってこと、ぜひ少し意識してみてください」と温かなメッセージを贈った。
藤原も「僕もサッカーをやっていて、スタメンから外れてベンチで応援していたこともたくさんありました。その時は悔しかったけど、でも今となっては、あの経験が自分にとってすごく意味のあるものだったなって思います。今の経験が絶対に将来につながるはず」と共感を示しながら応援した。
また、「疲れた時や休日の過ごし方」を聞かれた際には、それぞれの個性が光った。

原は「私はアニメを見るのが好きなので、疲れた時はとにかくアニメを見ます。『ちはやふる』もアニメ版がありますから、ぜひ見てみてくださいね」としっかり作品PRも忘れない回答。藤原は「プリンが大好きなので、プリンを食べるとすごく幸せになります! かわいい回答ですみません」と照れながらかわいらしいコメントを披露し、会場を和ませる。
當真は、「私も同じくアニメを見たり、映画を見たり、あとは友達と会うのもすごくリフレッシュになります。気の置けない友達と話していると、自然と疲れも忘れちゃいます」と同世代らしい過ごし方を披露し、齋藤は「僕はやっぱり“ごはん”ですかね。特に白米が大好きで、とにかく食べる!」と食べることへの愛を語り、ラーメンについて熱く語る場面もあった。

そして上白石は、「私は、アラームをかけずに、極限まで寝ます! 起きて、ごはん食べて、昼寝して、また起きて、食べて、寝るっていう。とにかく“休む日”って決めた日は、全力で身体を休めます」と、等身大の休日の過ごし方を明かした。
イベントの最後には、キャスト5人全員が作品への思いと高校生たちへのメッセージを送った。
上白石は、「今日は本当に楽しい時間をありがとうございました。1話を見ていただいて、これから第2話、第3話…と物語がどんどん進んでいきます。最高の仲間たちが集まって、ますますすてきなドラマになっていくので、ぜひ最後まで応援していただけたらうれしいです。皆さんの日々が、やりがいや幸せにあふれ、いい疲れと楽しさで満ちあふれますように」と、温かなエールを贈る。
齋藤は、「僕自身、今高校3年生で仕事と学業を両立している中で、正解が分からなくて不安になったり、正解が分からないまま進むことの怖さもあります。でも、この作品に出演して、“自分の心に寄り添ってくれる存在”っていうのを感じることができました。皆さんにとっても、そんな存在になれたらうれしいです。日々がいろいろな色で彩られることを祈っています」と同世代ならではの共感を込めてコメント。
「こんなにすごい熱量で迎えていただけるとは思っていなかったので、皆さんの笑顔を見られただけで、今日はもう大満足です」と声を弾ませた原は、「『ちはやふる-めぐり-』は、本当に個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。学校ごとのチームも出てきて、見てくださる皆さん一人一人が、きっと誰かに感情移入できると思います。“推しキャラ”が絶対に見つかるような作品です。すごく爽やかで、見終わったあとに“明日も頑張ろう”と思えるような、そんな活力をもらえる作品になっていると思うので、ぜひリアルタイムで、そして最後まで見ていただけたらうれしいです」と作品の魅力をアピール。

藤原は自身の体験を交えながら、「『ちはやふる』は、漫画が原作の作品です。僕自身も10年前、映画『ちはやふる』を見てすごくハマっていた“ドンピシャ世代”でした。当時はまだ中学生で、映画を見たあとは“学校へ行くのが楽しみ”になったり、日常を映画の世界のように過ごしてみたり、そんなふうに毎日がちょっとずつ楽しくなったのを覚えています。このドラマにも、きっとそうしたパワーがあると思っています。この夏、ドラマを通じて皆さんが“もっと青春を楽しめる”ような、そんなきっかけになれたらうれしいです」と熱いメッセージを届ける。
最後に當真は、「第1話では、藍沢めぐるという女の子が“かるた”と出会い、そして大江先生と出会う、そこから物語が始まっていきます。ここから先は、私の大好きな仲間たちがどんどん登場していきます。彼らもそれぞれに悩みや葛藤を抱えていて、自分の進むべき道を模索しながら前に進んでいく姿が描かれていきます。苦しい場面もあるけれど、必ずそこには支えがあって、仲間がいて…。そうした“出会い”が生まれていく物語の中に、私はとても青春を感じました。高校生だからこそ経験できる、特別な時間が描かれていると思います。ここからドラマはさまざまな方向に広がっていきます。ぜひその展開を、最後まで追いかけていただけたらうれしいです」と作品への深い愛情を語った。
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