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高橋一生主演「1972 渚の螢火」青木崇高、小林薫、沢村一樹、城田優らが重厚な物語を支える2025/07/03 08:00

高橋一生主演「1972 渚の螢火」青木崇高、小林薫、沢村一樹、城田優らが重厚な物語を支える

 高橋一生が主演を務め、WOWOWで10月19日より放送・配信スタートする「連続ドラマW 1972 渚の螢火」(日曜午後10:00、全5話、第1話無料放送)に、青木崇高小林薫沢村一樹城田優らフルキャストが発表された。

 「1972 渚の螢火」の原作は、新鋭・坂上泉氏が放つ、クライムサスペンス「渚の螢火」(双葉文庫刊)。1972年、沖縄。本土復帰が目前に迫る中、現金を輸送していた銀行の車両が何者かに襲撃され、100万ドルが強奪される事件が発生する。琉球警察はこの件が日本政府やアメリカ政府に知られると、重大な外交問題に発展しかねないと、これを秘密裏に解決する特別捜査班を編成。復帰までの期限が18日に迫る中、事件解決に奔走する彼らの心情をスリリングに描く。

 琉球警察特別対策室の班長・真栄田太一(高橋)とは高校の同級生でありながら彼をライバル視する捜査一課班長・与那覇清徳役に青木、対策室の室長で引退間際のベテラン刑事・玉城泰栄役に小林が決定。また、会計課で事務をしていたところを玉城に抜てきされた新里愛子役に、沖縄出身の清島千楓がオーディションで選ばれた。そして、所轄だったが何も知らされず対策室に突如配属された比嘉雄二役は広田亮平が担う。

 同じく、琉球警察で玉城や真栄田の上役にあたる本部長の座間味喜福役を藤木志ぃさーが、刑事部長の喜屋武幸勇役をベンガルが務め、強奪された100万ドルを取り戻し、犯人を探し出すよう特別対策室に命じる。

 捜査を進めていく上でキーとなる人物を演じるキャストも明らかになった。事件の鍵を握る地元企業の社長・川平朝雄に扮(ふん)するのは沢村。そして、真栄田と日米間の捜査情報のやりとりをするアメリカ陸軍犯罪捜査局(CID)の大尉ジャック・シンスケ・イケザワ役で城田が登場する。また、目立った動きを見せる地元ギャング宮里武男を嘉島陸が、同じくギャングの稲嶺コウジを佐久本宝が演じる。そのほかにも、沖縄県出身のキャストが多数出演予定。迫り来るタイムリミットと予測不能な展開。強奪事件は地元ギャングの犯行と目されたが、その背後にはアメリカ政府の思惑が見え隠れし、琉球警察、最後の任務として、沖縄の未来を懸けた戦いが始まる。

 このたび、特別対策室の手に汗握る活躍が垣間見える本編映像が切り取られた特報映像が初解禁された。沖縄本土復帰まで残り18日。それまでに犯人を見つけ、強奪された100万ドルを取り戻さなければならない。対策室内でお互い相容れない真栄田と与那覇の衝突。廃墟に突入する軍人たちの姿。米兵との軋轢(あつれき)。そして地元ギャングの存在。息が詰まるような緊張感あふれる映像となっている。

 玉城に声をかけられ、対策室に入ることになった琉球警察の刑事・与那覇は、沖縄を出て東京に行っていた真栄田のことをよく思っておらず、嫌悪を剥き出しにする。叩き上げの刑事で独自で培った捜査ルートを持っている与那覇役を担う青木は「現在から見れば“過去の一つの事件”だとしても、過去からみれば“事件を経て生まれた時点の一つ”が現在となる。その視点の差に見落としそうな、人々の熱い思いを我々は決して忘れてはならない。激動の1972年。当時の沖縄に私の祖父はいたそうです。孫の私が当時の人物を演じる事は、ごく自然のことなのかもしれません」と思いを馳せている。

 定年を控えたベテランで、鑑識など署内にも顔が利く刑事の玉城。情に厚く、誰からも慕われており、付き合いが長い真栄田が若い頃は玉城の妻に食べさせてもらっていたこともある。そんな人物を演じ、物語に温かみを添える小林は「沖縄の闇の戦後史とも言える作品で、ディープなところもありますが、知らなかったところもたくさんあって、楽しい仕事でもありました。久しぶりの沖縄ロケでありましたが、にぎやかにリゾート地として発展した沖縄の裏の顔を知るという意味でも、ぜひ、ご覧になっていただきたい作品となっています」とメッセージを寄せた。

 沖縄政財界に太いパイプがある沖縄の実業家で、川平興業社長の川平は、戦後の沖縄で事業を成功させ、政財界にも影響力を持つようになる。成功の影には、戦後、米軍から物資を略奪する、いわゆる“戦果アギヤー”だったという噂もある男性役を担う沢村は「美しい海、温かい人々、ゆっくりと流れる時間。一方で巨大な軍事施設を抱え、今なお戦争の影を色濃く残す沖縄。1972年の沖縄返還を舞台にしたドラマですが、昔あった物語ではなく、今も続く現実として皆さんが考える一端になる作品になるとうれしいです」と語った。

 ベトナム戦争で負傷し、沖縄のCID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)に配属され、真栄田ら特別対策室に協力し、事件解決に尽力する日系二世のジャックを好演する城田は、演じる役について「返還前の沖縄に駐留する、アメリカ陸軍の連邦法執行機関・CIDの大尉です。そんな彼が、沖縄で次々と起こる不可解な事件に疑問を抱き、琉球警察の真栄田とタッグを組むところから物語がさらに動いて行きます。強い“正義感”を持ちながらも、あらゆる可能性に目を向け、冷静かつ論理的に捜査を進めていく、クレバーで沈着冷静なキャラクターにぜひご注目ください」とアピールしている。加えて「個人的なことになりますが、この作品で、幼い頃からお世話になってきた平山秀幸監督と、ようやくご一緒できたことが本当にうれしく、これは僕にとって一生の宝物になりました。いち視聴者としても、この作品を心から楽しみたいと思っています」と感謝を口にした。

あらすじ

 1972年、本土復帰を間近に控えた沖縄で、100万ドルの米ドル札を積んだ現金輸送車が襲われ行方を絶った。円ドル交換が完全な形で遂行できなければ日米外交紛争に発展しかねないと、琉球警察はこれを秘密裏に解決する特別捜査班を編成した。班長に任命されたのは警視庁派遣から沖縄に戻ってきた真栄田(高橋)。そのほか、同級生でありながら真栄田をライバル視する捜査一課班長・与那覇(青木)、そして定年を控えたベテランの玉城(小林)をはじめとするたった5人のメンバー。事件解決のタイムリミットは本土復帰までの18日間。捜査を進めるうちに、事態は沖縄財界や地元ギャング、さらには米軍関係者を巻き込み、二転三転していく。真栄田らは期限までに100万ドルを取り戻し、犯人を捕らえることができるのか。沖縄の未来を懸けた戦いが始まる。



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