伊原六花&佐藤大樹、“途中で離脱できないぐらい引き込まれる”「恋愛禁止」は考察必須!2025/07/04 00:54

TVerでは、伊原六花が主演を務め、7月3日にスタートした日本テレビ系連続ドラマ「恋愛禁止」(木曜午後11:59=読売テレビ制作)の第1話を放送終了後から配信スタート。主人公である木村瑞帆役・伊原と、共演する津坂慎也役の佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)が作品の見どころなどをアピールした。
「放送禁止」など“禁止シリーズ”を手掛ける長江俊和氏の話題作「恋愛禁止」(角川ホラー文庫)を連ドラ化した本作は、恋愛の果てに一線を越えた人物たちが繰り広げる恋愛ホラーサスペンス。衝動的に殺害してしまった元恋人の遺体が、跡形もなく消えてしまい……。原作者自身が考案した、ドラマオリジナルの衝撃展開も待ち受けているという。
地元の静岡を離れ、東京の不動産会社で働く瑞帆の前に、3人の男性が現れる。1人目は、彼女の多感な時期に心の支えとなり、彼女の世界の中心だった元恋人。しかし交際していくうちに束縛が強くなり、暴力をふるうまでに。そんな彼から逃げるために上京してきた瑞帆だったが、やがて居場所を突き止められてしまう。2人目は、知人の紹介で知り合った瑞帆に寄り添い、交際に発展した恋人・慎也。そして、3人目は、純粋さの果てにいびつな愛を向けるストーカー・郷田肇(渡邊圭祐)だ。郷田はある出来事から瑞帆の存在を知り、それ以来遠くから彼女を観察し、見守り続けている。彼らは瑞帆に何をもたらすのか。瑞帆を中心とした愛が巻き起こす物語の結末とは?
出演者 コメント

―― 今回お二人が演じる役柄について教えてください。
伊原 「私が演じる木村瑞帆は、大きなものを抱えている女性です。高校時代に交際していた教師が別れてからストーカーになってしまって、東京まで追いかけて来たところを衝動的に殺してしまいます。以降、普段過ごしていても心の中にはずっとその出来事があって、ふとしたしぐさにも現れます」
佐藤 「僕が演じる津坂慎也は、IT企業に勤める、とても真面目で優しい人間です。愛する人のためにすごく真っすぐで、時には手料理を振舞ったりするいちずな青年です」
――このドラマの見どころはどんなところだと感じていますか?
伊原 「恋愛における人の愛し方、その表現の仕方、ゆがみ方まで本当にいろいろな形の愛があって、瑞帆はそれを受け止めたり、巻き込まれたりします。その中で繰り広げられる会話や、後に分かってくる真実など、飽きることのない展開が最後まで続いていくので、そこがすごく見どころで新しいなと思います。ゆがんではいるんですけど『分からなくもないな』っていう人物もいます。『行き過ぎると確かにこうなっちゃうよね』と共感していただけるような部分もありつつ、『誰が遺体を隠したのか、何のために?』というサスペンスの部分も並行して進んでいくので、考察しながら楽しんでもらえると思います」
佐藤 「最終話まで絶対に予想がつかない展開が一番の見どころだと思います。登場人物が全員途中から怪しく見えてくる展開になっていたり、実は裏で事件の糸を引いている人物がいたり。途中で離脱できないぐらい引き込まれる世界観が今作の魅力だと思います」
――伊原さんと佐藤さんは初共演ですが、お互いの印象はいかがですか?
伊原 「ご一緒した初日に劇中のとある場面に登場する写真を撮影したんですが、佐藤さんが『わー、すごいなあ!』って声を上げたんです。何かなと思ったら、『この写真って、つまり瑞帆と慎也がこういう関係になるってことですよね、すごいな〜!』って喜んでいて。もともと明るい人なんだろうなっていう印象はあったんですけど、本当に愛すべきキャラクターだな〜って(笑)。慎也は瑞帆の心のよりどころになったりもするんですけど、そこと佐藤さん本人のギャップみたいなところが印象的で、これから楽しくなりそうだなって思いました」
佐藤 「伊原さんは明るくてパワフルで、すごい根性がある方なんだろうなと。実際にお会いしてみてもそう感じましたし、伊原さん演じる瑞帆が持つ心(しん)の部分を体現するのにふさわしい方だなって思います。すごく楽しい現場になるのではないかと思います」
――役づくりにおいて、意識していることはなんでしょうか?
伊原 「瑞帆が直面する出来事の多くは、私自身が経験したことのないことばかりなんですが、たとえばストーカー被害とか、実際に経験のある方がいらっしゃるような出来事にまつわるシーンは、できるかぎり知識をインプットして臨むようにしています。あとは、佐藤さんとご一緒する中で受け取る感覚を大事に表現していく方がよさそうだなと。キャスト、スタッフの皆さんはとても信頼できる方たちなので、演じる中で自然と湧き上がってくる感情を大事にしようと思っています」
佐藤 「自分は割と慎也に近い部分が多いなと思ったので、特に意識した役づくりというものはなかったです。あえて言うなら、慎也は好きな人のためにすべてを尽くす性格なので、『周りの人を大切に』という気持ちを持って臨んでいます」
――これまで撮影して印象に残ったシーン、これから演じるのが楽しみなシーンはありますか?
伊原 「これまで撮影して印象に残ったのは、クランクインしてすぐに撮影した、1話冒頭のシーンです。まさにこのドラマの核となる事件のシーンですが、台本を読んだ時点から『これは大変なシーンになるだろうな』と思いました。実際に撮影は長丁場で大変ではあったんですけど、撮影チームの皆さんはテキパキとプロフェッショナルにやるべきことをやられていて。『大事なところをしっかり撮るぞ』という空気や頼もしさを感じて、頑張っていきたいなって思えました。これから楽しみなのは、同僚の女性と慎也の3人で飲むシーンです。3人の関係性を提示できる場面だと思うので、これからどうやって演じようかと楽しみにしています」
佐藤 「渡邊圭祐さん演じる郷田肇と2人きりのシーンがいくつかあるんですが、そこはやはりお互いが瑞帆と接している時とまた違った表情をするのではないか、と台本を読みながら思いました。その2人だから作ることができる空気感が、きっと現場でも生まれるだろうなと思っているので、台本以上のものを作っていきたいなと思います。今から楽しみです」
――最後に、視聴者にメッセージをお願いします!
伊原 「台本を読む時もページをめくる手が止まらない、そしてもう1回見返してみたくなるシーンがすごく多い作品なので、一度見てくださった方は、2話、3話経ったあたりで『また1話を見てみたいな』とか、『あのシーンをもう一度確認したいな』と思っていただけると思います。ぜひTVerで、何回でも楽しんで見ていただけたらなと思います。
佐藤 「本当にいろいろなところに伏線が張られていて、それが後半の話で回収されていくという展開が本当に多いドラマです。1回だけではなく何度も見て、この人物の言動とか、この行動が怪しいなと思ったら、そこをぜひ覚えておいてもらって、また話が進んだ時にさかのぼって見るということもTVerでは可能なので、ぜひ試してみていただきたいなと思います。特に『お気に入り登録』の機能はとても便利なので、絶対にしてほしいなと思います!」

【コンテンツ情報】
「恋愛禁止」
TVer
第1話配信中(地上波での本編放送後に各話が配信開始)
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