「大追跡」佐藤浩市は官房長官、遠藤憲一はポンコツ刑事、光石研は頼れるリーダーで登場!2025/06/29 11:38

大森南朋×相葉雅紀×松下奈緒がトリプル主演を務める、7月9日にスタートの「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(水曜午後9:00、初回は拡大スペシャル)の第1話先行試写会が東京・テレビ朝日にて行われ、新たに追加キャスト3人が発表された。
本作は、テレビ朝日伝統の刑事ドラマ枠に10年ぶりに誕生する期待の新シリーズで、現代捜査のキーマンとも言うべき最先端のプロフェッショナル集団、SSBC=捜査支援分析センター(Sousa Sien Bunseki Center)が舞台。SSBCの中に新設された、殺人・強盗・放火などの凶悪犯罪を担当する“捜査一課を専門に支援する別班”SSBC強行犯係のメンバーと彼らを取り巻く人々の活躍を描く。
この度、佐藤浩市、遠藤憲一、光石研の出演が発表され、全主要キャストが解禁された。
佐藤が演じるのは、元警察庁長官で名波凛太郎(相葉)の伯父でもある現内閣官房長官・久世俊介。物語の序盤で名波の伯父であることが明かされ、警視庁の面々を大きく驚かせる。警察庁長官時代に、今後のデジタル捜査の重要性を見抜き、SSBC創設に尽力し、SSBC強行犯係の設立にも深く関わったらしいが、その真意はまだまだベールに包まれている。

テレビ朝日連続ドラマにレギュラー出演するのは2011年に主演した「陽はまた昇る」以来、14年ぶりとなる佐藤は「お話をいただいた時は、『新しいシリーズを作ろうとしてるんだな』って思いました(笑)」と勘の良さを発揮。そして「こういったスタイル、カテゴリーの作品は単発的であれば成立するけれど、(1クールを通して)連ドラとして何本も作っていくというのは、(脚本の)福田靖さんも大変だろうな、苦慮されているんじゃないかな、と思いました。しかし4、5話まで台本を読み進めていくとちゃんと広がりがあって、ストーリーの中にぶち込めるニュアンスはいっぱいあるんだな、と感心しました」と脚本家の苦労に思いを寄せるも、その技量に驚く。
続けて「先日、SSBC強行犯係を私が演じる久世俊介が訪れるシーンを撮影し、チームの皆さんにお会いしましたが、いわゆる他の刑事ドラマに比べると、よりバラエティーに富んでいる、いい意味での“凸凹感”があるなと感じました。それはやはりキャスティングの勝利であるかもしれないし、その“凸凹感”が視聴者の皆さんに多面的な要素として伝わって、楽しんでもらえる作品になるんじゃないかなと思います。やっぱり、エンケン(遠藤憲一)、光石(研)、俺、っていると、(大森)南朋がまだ新人だった頃も思い出されて、そんな面白さもありますね。新しい趣向の刑事ドラマにいろんな要素が複合的に加わり、それがどんなふうに皆さんの前に現れるか、ぜひ楽しみにしてくださったら、と思います」と盟友たちとの共演に懐かしさをにじませながらも、新たな作品をアピールした。
たたき上げの昭和気質刑事だが、キャリア組には弱い捜査一課長・八重樫雅夫を務めるのは遠藤。ノンキャリアの最高位まで上り詰め、「捜査一課こそ刑事の中の刑事」という強いプライドを持っており、立場を越えて捜査に首を突っ込んでくるSSBC強行犯係が、気に入らない。その一方で、キャリア組や上司には絶対服従なため、キャリア組である名波が久世官房長官のおいだと分かると、ついご機嫌をうかがってしまう人物だ。

遠藤は「これまでにもいろいろな刑事の役をやってきましたが、企画をいただいて説明を受けたら、『今回はちょっとポンコツっぽい』ということで…(笑)。どストレートな刑事もやってきているので、ポンコツ刑事も面白いかなって思ったのが、最初でした(笑)」と数々の刑事役をやって来たからこその答えが。また、「脚本の福田靖さんが全話執筆されると聞いて、びっくりしました。こういう刑事モノって1人でやるのって大変だと思ったんですけど、やはりいろいろな名作を書かれているだけあって、面白さと緻密さが詰まったものが書き上がっていて、すごいなと感動しました」と脚本の妙にうなる。
そして、「今回は共演したことのあるキャストの方も多くて、久々ではあるんだけど、そんなに時間がたっている感じもせずに楽しく撮影が進んでいます。僕が演じる八重樫雅夫はコントみたいな表情をするシーンもあって、やりすぎも駄目だけど、やらなすぎも駄目なので、ちょうどいいところを探すのが毎回大変かな…(笑)」と演じる苦労も明かす。
佐藤浩市とは今作で3作目の共演になるといい、「大好きな俳優さんなので、共演したいんですけど、お互いこういう顔つきなので、なかなか2人そろって出る作品っていうのがなくて(笑)」と苦笑しながらも久々の再会を喜ぶ。また、「光石研さんとは何度もご一緒していて、大好きな俳優さんです。そんな皆さんとご一緒する『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』。ピリッとしたところもあり、笑いもあり、両面ある作品なので、楽しんでいただけたらと思います」と作品の魅力を語った。
伊垣(大森)、名波らが属するSSBC強行犯係の係長・葛原茂を担当するのは光石。SSBC強行犯係が新設され、係長になった際にはSSBC本体と変わらぬ捜査支援というスタンスに徹していたが、名波が配属され、SSBC強行犯係が成果を上げていくにつれ、「私たちはSSBC本体とは独立した別班ですから。別班は別班なりのカラーを出していきましょう」と、個性派ぞろいのメンバーをうまくまとめ上げ、個々の能力を最大限に発揮させていく。

光石は「この先、テレビ朝日の看板になりうるドラマの仲間に入れていただいて、本当にもったいないお話でした」と謙遜。「脚本の福田靖さんとは『春になったら』(2024年/フジテレビ系)でご一緒させていただきましたが、今回は全く違うテイストの作品です。私が演じる葛原茂はSSBC強行犯係ですので、防犯カメラ映像などと共にお芝居をすることも多く、難しいのかなとも思っていたのですが、台本もしっかりと出来上がっていますし、撮影でも戸惑うこともなく、やはり素晴らしいなと思いました。内容もスピード感がありつつ、ところどころに笑えるエッセンスもあり、いいあんばいだと思いました」と福田の手腕に感服する。
主演の3人とはそれぞれ共演歴があり、「大森南朋さんとはいわゆるインディーズ映画の頃から共演していましたし、相葉雅紀さんとは 2011 年の『バーテンダー』でずっと一緒でした。松下奈緒さんとは朝ドラで共演していたので、距離感もできていてやりやすかったですね。SSBC強行犯係での撮影も進んでいますが、皆さんやっぱり個性が豊かだから、それぞれがちゃんと自分の役割を把握していて、見事です。どの世代の方が見ても刺さるようなドラマになっていると思います。個性豊かなキャストと強靭なスタッフが作っていますので、面白いと思います。ぜひ見ていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せた。
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