• スペシャルインタビュー

• 
• 
• 
• 

石原夏織の1st E.P「As I Am」が本日発売！　挑戦と新しい発見、自分と向き合った自信作に2025/07/02 12:00

　自身初の1st E.P「As I Am」を発売した石原夏織。「自分らしさ」をテーマに、初めて作詞に挑戦した表題曲や、デビュー曲のピアノver.を収録。初のE.P制作の経緯やテーマ設定、9月に控えるライブへの意気込みを聞いた。

――初のE.P制作に至った経緯を教えて下さい。

「久々のリリースで、アルバムまではいかないけれど、シングルよりは少し多いものを作りたい、じゃあやったことがないE.Pを作ってみようと思い、制作を決めました。以前からスタッフさんに『作詞をやってみない？』と提案をもらっていたのですが、“私なんかにできないよ〜！”と、ずっと断っていて。でも今がやるタイミングなのかなと思い、初の作詞にも挑戦しました。私が書く歌詞によってE.Pのテーマを決めるということで、最初は影も形もなかったんですが“自分らしさ”をテーマに書いていこうと決めて、E.Pを作っていくことになりました」

――ご自身が思う「自分らしさ」とは？

「素直で、弱い部分と強い部分がすごく分かりやすい性格だなと思っています。例えば何かに挑戦した後に、思ったよりできたな、ハードルを自分で高くし過ぎていただけだったんだ、踏み出して良かったと、最終的にポジティブに着地できるのが私だなと思います」

――周囲と比べたり、プレッシャーを感じてしまうこともあるのでしょうか？

「周りからの何げない一言で比べられることが多々あって、気になったこともありました。でも今は、そういう葛藤はないです。歌詞にも思いを書いているのですが、誰かと比較してその人をまねしようとしたり、自分の事をよく理解していない人からの心ない言葉を気にして自分を変えようとしても、結局それは本当の自分ではないと思うんです。考えた末に自分にしか見つけられないものだと思うようになって、最近は気にしなくなりました。もちろん“あ〜あ、うまくできなかった。自分にはできないんだ”と思う瞬間はあるんですけれど、数時間後ぐらいには“まぁ初めてのことだし、数をこなせばできるんじゃない？”ってすごく楽観的なんです（笑）。根明ではないけれど、ポジティブな人間だなと思います」

――ご自身で歌詞を考える作業はいかがでしたか？

「想像ではすごく大変だなと思っていたんです。というのも、元々国語で文章を作るのが得意ではなくて。小学生の時、漢字ドリルで出てきた漢字を使って一文を作りなさいという問題で、例文を少し差し替えたような文章しか書けなかったんです。文才がない自覚はありました。なおかつ、人に内面を話すことがあまり得意ではないんです。だから“私の内面を知られちゃうのかな!?”と思ってしまって。でも作業を進めていくと、今までファンの皆さんに伝えたかった思いを時系列で追って書いていくのがいいかもしれない、と腑（ふ）に落ちたんです。そこからはサラサラ〜って書けるようになったので、自分でハードルを高くし過ぎていたみたいです。最終的に作詞はすごく楽しいことだと教えてもらった気がします」

――歌詞を書くのには、どれくらい時間がかかりましたか？

「性格的に始めたら終わるまで止まらないタイプで、1週間ぐらいで書きました。1か月くらいかかるものだと思っていたんです。なので、周りからはめっちゃ早いねって言われました。自分でもそう思います（笑）」

――メロディーが先にできていて、その後歌詞を当てていったのでしょうか？

「どちらが先がいいかという話になり、プロデューサーには『歌詞を先に書いた方が楽なんじゃない？』って言われたんですけど、浮かばなくて（笑）。今までも、楽曲を決める時はメロディー先行で決めていたので、メロディーを作ってもらってから歌詞を考えていきました」

――では、メロディーを聞きながら作詞を？

「電車やカフェで書いていたんですけれど、その間はずっとイヤホンで聞いていました。“このメロディーで自分が伝えたい情景はこんなのかな？”と考えながら、言葉が出てきたら携帯でメモして。歌いやすいさも重要だと思い、家に着いてから考えた歌詞を口ずさんでみて“こういう意味合いで入れたかったけど、メロディーにハマらないから、似たような雰囲気のものを別に当てはめよう”と考えたり。結構家ではない場所で作業をしていました」

――「As I Am」で気に入っているワードや歌詞はありますか？

「2番頭の『春の雪 ふりそそぐ』です。カフェで歌詞を書いている時、大雨が降っていたんです。自分の活動日って晴れの日が多かったな、でもたまに大雪とか大嵐とかだったなと、ふと思って。季節の雰囲気を表しつつ、大切な日とも重なるこのフレーズが好きです」

――春なのに大雪が降っていたんですね。

「デビュー日が3月21日なのですが、その日はすごく大粒の雪が降っていて。私は店舗あいさつに周っていたんですけれど、ファンと偶然お店で会ったんです。その時に『楽しみに待っていたよ』と言ってもらえたことがすごく印象に残っていて。その後行われたリリースイベントでもたくさんのファンから『待っていたよ』と言っていただきました。その時のことって一生忘れないだろうなって思ったんです。『ずっと待ってた』という歌詞のフレーズはその時のものです」

――全編を通じて、どんなE.Pに仕上がったと思いますか？

「私が書いた『As I Am』に自分らしさがあり、スピード感がありつつ異国的な雰囲気がある『ムーンランナー』で自分の本心に触れ、セクシーさを感じる余裕のある『RefLight』、最後は『Blooming Flower with Piano』で締めます。『ムーンランナー』と『RefLight』は、ここ最近歌えるようになってきた曲だと感じています。特に『RefLight』は、軽やかなんですけどポップスとファンク両方の要素を持った曲で、みんながライブとかでクラップしたくなるような様子を表現できたらいいなと思い歌いました。挑戦と新しい発見、自分と向き合うE.P.になったと思います」

――なぜ4曲目にデビュー曲のアレンジをいれたのでしょうか？

「『As I Am』という曲を作るにあたって、自分のキーになった楽曲を違うバージョンで入れてみたいと思い『Blooming Flower』を入れました。デビュー当時は、楽しみはあるけれど不安もあるという初々しさが残る曲でした。7年の月日を経て、自分自身や楽曲の育ち、ファンの皆さんと経験してきた思い出が一緒に歌へ乗ることによって、違ったものに聞こえると思います」

――「As I Am」のミュージックビデオは、8ミリのフィルムで撮ったそうですね。撮影はいかがでしたか？

「私、8mmのカメラの実物を見るのが初めてだったんです。私が出演していたTVアニメ『あの夏で待ってる』で使っていたカメラと同じだ！　って感動しました。普通のカメラはその場で撮ったものが見れるんですけど、フィルムなので全く見れないんです。なので、『OKでーす！』と言われても『本当にOKなの？』ってドキドキしながら撮影しました（笑）。いつもと違った撮影方法でとても楽しかったです」

――9月20日開催のライブへの意気込みをお聞かせください。

「昼夜公演なのですが、1日を通してライブの『As I Am』が表現できたらと考えています。どんなふうに表現するか、楽しみにしていてほしいです。挑戦することが好きで、今までと違う見せ方ができたらと試行錯誤しています。来て良かったと思ってもらえるようなステージにできるよう頑張ります！」

――最後に、この夏楽しみにしていることがあれば教えてください。

「7月中旬にマカオのイベントに出演するのですが、初めてマカオに行くのがすごく楽しみです。今年は上海や台北と、海外にたくさん行かせてもらっていて。あと、去年の11月ぐらいから三つ観葉植物を育て始めました。少しずつ葉が開いてきているので、夏にどれだけ大きくなるのかが楽しみです」

――この夏の目標はありますか？

「去年始めたYouTubeを頑張りたいです。もう少し更新頻度を上げられるようにしたいな。ファンの皆さんにも楽しんでもらえる場所だと思うので、生配信とかをもっとやりたいです！」

【プロフィール】
石原夏織（いしはら かおり）
1993年8月6日生まれ。千葉県出身。獅子座。A型。近年の主な出演作は、TVアニメ「お兄ちゃんはおしまい！」（緒山みはり役）、「夢見る男子は現実主義者」（四ノ宮凛役）、「株式会社マジルミエ」（葵リリー役）など。6月27日公開の映画「小林さん家のメイドラゴン　さみしがりやの竜」に真ヶ土翔太役で出演するほか、7月6日スタートの「ゲーセン少女と異文化交流」（AT-Xほか）には桂木蛍役で出演する。

文/ことぶきめぐみ　撮影/尾崎篤志

キーワード

• # お兄ちゃんはおしまい！
• # ゲーセン少女と異文化交流
• # 夢見る男子は現実主義者
• # 株式会社マジルミエ
• # 石原夏織

関連記事

• 

  福山潤ら声優陣のコメント到着！　「⾃動販売機に⽣まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」第2期

• 

  テレビ朝日の深夜番組帯で、ダイアン「ジャイキリダイアン」とマヂラブ「声優談子」がスタート！

• 

  「石見舞菜香・長谷川育美のふたりば」がスタート。人気声優のゆるトーク＆ネタ探しロケ

• 

  2025年Netflix注目アニメを携え小林千晃ら豪華声優陣がステージに登壇！

関連リンク

• 石原夏織オフィシャルサイト
• 石原夏織公式X
• 石原夏織公式Instagram
• 石原夏織公式YouTube
• 石原夏織公式TikTok

この記事をシェアする

• 
• 
•