清原果耶＆成田凌が“愛犬”に夢中！「初恋DOGs」でナ・イヌが深田恭子にまさかのツッコミ!?2025/06/25 12:10
TBS系で7月1日スタートの連続ドラマ「初恋DOGs」（火曜午後10：00）の制作発表会見が開催され、主演の清原果耶をはじめ、共演の成田凌、ナ・イヌ、萩原利久、なだぎ武、野呂佳代、深田恭子、岸谷五朗が登壇。劇中の重要キャストである2匹の”犬俳優”、サクラと将軍も登場し、会場は終始笑顔と癒やしに包まれた。
「初恋DOGs」は、愛を信じないクールな弁護士・花村愛子（清原）と、動物しか愛せないこじらせ獣医・白崎快（成田）の”愛犬”同士が恋に落ちたことをきっかけに始まるラブストーリー。三角関係を織り成すのは、日本のドラマ初出演となる韓国俳優ナ・イヌ演じる訳アリの御曹司、ウ・ソハ。TBSドラマチームと韓国の制作会社STUDIO DRAGONが初めてタッグを組み、犬と人間たちの関係をユニークに描き出す。
会見は、なだぎと野呂の軽快なやりとりで進行。舞台裏で「すごく緊張していた」となだぎにバラされた清原は、「離婚調停を専門に手がける弁護士・花村愛子役の清原果耶と申します」と丁寧にあいさつ。演じる愛子については、「弁護士事務所内一のクール女子と呼ばれているんですが、実は柴犬のサクラを溺愛していて、サクラのために日々を過ごしていると言っても過言ではないくらい」と、クールな外見と愛犬家というギャップのあるキャラクターに愛着をのぞかせた。
そんな愛子が務める弁護士事務所の所長・本澤恵太を演じる岸谷は、セットの豪華さに興奮気味。「スイーツのビュッフェみたいなのがあるんです。私が演じる所長がスイーツ大好きおじさんなんです」と説明すると、野呂から「随分儲かっている事務所ですね」とツッコミが。岸谷は「普段すごい勢いで現場を動き回っている音声さんとか、照明さんとか制作部の女子たちが、その辺に行くとスローになる。最後終わった後、何を食べるか狙っている」と現場の裏話を暴露した。
“こじらせ獣医”白崎快を演じる成田は、「紹介ではよく“動物しか愛せないこじらせ獣医”って言われますけど、本当にその通りのキャラクターです」と笑いつつ、「つかみどころがないっていう部分を、周囲の登場人物たちが『あの人、変わっているよね』と自然にフォローしてくれるので、変わった人として受け取ってもらえてすごく助かってます」と、共演者たちの支えにも感謝をにじませた。
自身が飼う犬・将軍と、清原演じる愛子の愛犬・サクラが出会うことで物語が動き出す展開にも触れ、「犬たちの出会いをきっかけに、2人の関係性も変化していきますし、それによって心が少しずつ開かれていく過程が見どころです」とアピールした。
動物病院で看護師として働く渡辺功介を演じる萩原は、「コミュ力高めの現代人という感じです。声も大きくて、病院内でもかなりハイテンション。空回りも多いし、思ったことがすぐ行動に出ちゃうタイプ」と自身の役柄を紹介。これに、なだぎが「楽屋に入ってくる時から『わー！』って感じで、役と変わらない」と笑いながらツッコむと、萩原は「ちゃんと演じてます！ プライベートも仕事も謳歌したいタイプなんです！」と力強く返し、場を盛り上げた。
腕利きの獣医師・大城貴司を演じるなだぎは、「“腕は確か”という設定なんですけど、今のところ腕の見せ場はなくて、だいたい野呂ちゃんとキャッキャッキャしてるシーンばかり」と苦笑い。さらに「本来そこで終わりのはずなのに、監督がカットをかけないんですよ。だからずっとしゃべり続けている。『これもう使わへんやろ』って思いながら、申し訳ない気持ちでしゃべっています」と明かした。萩原は「笑いそうになるから本当に大変」と現場の“サバイバル感”を語り、成田も「誰かが笑ったら終わりなんですよ」と共感を込めて続いた。
看護師・杉本みちる役の野呂は「病院で一番のベテランの看護師でして、イケメンを察知する能力が長けている。うわさ好きとか、皆さんが思った通りの人です」と自身の役を紹介。成田から「本当に初めて台本を読んだ時から『いや、この役は野呂佳代でしょ』って誰もが思ったと思います」と絶賛され、「それ、すっごいうれしい！ そう言われるのが一番うれしいです」と大喜び。なだぎからは「最近、巷では野呂佳代が出てるドラマは必ず当たるというジンクスがあるみたいで…」と持ち上げられ、「そうかもしれないですね！」とまんざらでもない表情を見せた。
深田が演じるのは、ドッグカフェの店長・宮瀬優香。劇中では、大型犬たちの世話をこなすアクティブな女性として登場する。「お店に来る犬たちを病院にも連れて行ったりしますし、大型犬を一斉に面倒見ることもあります。やっぱり犬のいる現場って癒やされますね」と、犬との撮影の楽しさを語った。
すると野呂が「きょんちゃんがいる現場も癒やされます。キラキラしてて、みんな目を輝かせている」と絶賛。深田も「本当に楽しい現場ですよね。合間もずっとみんなでおしゃべりしています」と現場の温かい空気感を明かした。さらに野呂は、「私、高校生の時に深田さんのイベントに行ったことがあって、人形を掲げて応援してました。こうしてご一緒できて、個人的にうれしいんです」と、長年のファンだったことを告白。深田が「ありがとうございます」と柔らかく応じると、会場からは笑みがこぼれた。
日本のドラマ初出演となる韓国俳優ナ・イヌが演じるのは、ある“秘密”を抱えた御曹司・ウ・ソハ。会見では、現場で披露している“変な日本語”エピソードで会場を沸かせた。なだぎ武の持ちネタ「ディラン・マッケイだ！」を突然まねてみせ、本人から「誰が教えたんや」とツッコまれると、成田が犯人として名指しされ、笑いが広がる一幕も。
最近覚えた日本語として「行きつけ」を挙げ、「おかげさまで、もう3か所も行きつけができました」とうれしそうに報告。さらに、CMソングまでマスターしており、ポジティブな気分の時は「明日がある～明日があるさ～」、ネガティブな気分の時には「帰りたい～帰りたい～温かいわが家が待っている～」と“使い分け”ていることも明かされた。
また、「世界」と「正解」、「選択」と「洗濯機」、「無視」と「虫」など、音が似ている日本語を次々に披露。その姿に成田は、「日本人にとってはちょっとした違いでも、彼にとってはすごく大きな壁になっていると思う。でもそれを楽しんで乗り越えようとしている姿が、本当にすごい」と、その努力を称えた。
ナ・イヌは清原から「変な言葉だけじゃなくて、きれいな日本語も使わなきゃいけない」と指導され、「きれいな女性」という言葉を教わったエピソードも披露。「果耶さんが『誰に使ってもいい』と言ったので、第一声として野呂佳代さんに言ったんです。野呂さんは『うそをつかないでよ』って嫌がっていましたね」と暴露し、野呂からは「だまされないぞって言った覚えがあります」と返された。
岸谷は、ナ・イヌとの“忘れられない初対面エピソード”を披露。「初めてイヌくんに会った日、ベテラン俳優の俺に（笑）、肩を“トントン”ってしてきたんです。普通はたたかれた方を見るじゃないですか。でも僕は反対側を見ちゃって。そしたら『なんでそっちを見るの！』って、まさかのツッコミ（笑）。その瞬間から、イヌくんのことが大好きになりました」と笑顔で語る。
すると深田も「私もあります！」と同様のエピソードを告白。「ツンツンされたから、ツンツンってやり返したら、『ツンツンすんじゃねえよ！』って（笑）」と、まさかの一言を明かし、野呂が「きょんちゃんにそんなことする人いるんですか！」と驚きのリアクション。現場の仲の良さと、ナ・イヌの人懐っこい一面が垣間見えるほほ笑ましいやりとりとなった。
清原の“差し入れスタイル”も話題にのぼり、野呂は「すごく格好良くて。パンを差し入れしてくれた時、自分の中で初めて“格好いい差し入れの仕方”を見ました」と回想。スタッフが「清原さんからパンいただきました」と場内に紹介した際、清原は「うっす！」と共演者やスタッフに目をやりながら堂々とした態度を見せたといい、「あれ感動したんだから！」と興奮気味にコメント。これに対して清原は、「そこまでストイックな感じではなかったと思います」と照れ笑いを浮かべていた。
会見では「ワンクエスチョン」と題した質問コーナーも実施された。岸谷から清原への「撮影に入る時のマイルールや欠かせないルーティンはなんですか？」という質問に対し、清原は「食べたいものを食べて、行きたい場所に行く。これを徹底してますね。撮影の前もそうだし、ちょっと時間あるなと思ったら、とにかくフラットになれる場所に行って、そこで本を読んだり、おいしいご飯をいっぱい食べたり。荷物がゼロの状態でいたいんです」と回答。一方、岸谷は「俺は半身浴は必ずしますね。毎日、撮影の前に。ランニングして半身浴してストレッチして現場に入る。その代わり夜は相当飲んでいますね」と自身のルーティンを公開した。
萩原から成田への「去年の夏もご一緒していて、約1年ぶりの共演ですが、1年で僕なんか変わりましたか？」という質問では、成田は「変わらない。去年はシリアスな兄弟役だったので、撮影の合間はそんなに話さなかったんです。でもそういう空気を一緒に過ごしてきたからこそ、今回はすごくやりやすい。全部さらけ出せるというか、信頼があるんですよね。何をしても、何を見られても大丈夫って思える相手なので、いてくれるとうれしいですね」と信頼関係の深さを語った。「うれしいですね」と顔をほころばせた萩原は、「僕は逆にすごい印象変わったんですよ。前回はシリアスな空気感の中の撮影しかお会いしてなかったので、今回初日で前回の3か月分しゃべったんじゃないかってぐらい」と驚きを表現した。
深田から「日本語のセリフもあって大変なはずなのに、いつもテンションが高くて明るい。元気の源は何なんでしょう？」と尋ねられたナ・イヌは、「どんなにつらくても、人と会話をすることで力を得たり、真心を伝え合うことがすごく大事だなと思っています」と真摯（しんし）に回答。すると成田が「イケメンでしょ！」とすかさずちゃちゃを入れ、それに応えるようにナ・イヌも「ラーメン、つけ麺、僕イケメン」とギャグを披露。このやりとりには成田の“仕込み”もあったようで、場内に笑いが広がった。
さらにナ・イヌは「一人一人違う方法でお互いを知っていくこと、そして対話を重ねて深く理解していくこと自体がすごく楽しい」と続けて語り、そのあまりに真面目な姿に、深田は「なんかよそ行きで、全然違いすぎてうそみたい…」と、現場でのナ・イヌとのギャップを楽しそうに語っていた。
会見の最後には、劇中で重要な役割を果たす愛犬のサクラと将軍がスペシャルゲストとして登場。清原は「もう本当に癒やしでしかない。守りたいにつきます」、成田も「幸せだよね」と愛犬たちにメロメロ状態。なだぎが「ちょっとだけ歩いて、ここで止まらないという場面で、ちゃんとちょっとだけ歩いてピタッと止まるんですよ」と言えば、成田も「心配して歩いて見に来るというシーンで、本当に心配した顔をしている。そろそろしゃべると思います」と、犬俳優たちの演技力を絶賛。野呂も「出てくるワンちゃんたちが本当に名演技すぎて泣けてくる」と、感動を込めて称賛していた。
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