映画「でっちあげ」亀梨和也が綾野剛を追い詰める──衝撃のショート動画4本が解禁2025/06/20 18:00

6月27日公開の映画「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」は、綾野剛が主演を務める問題作。福田ますみ氏のルポルタージュ「でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相」(新潮社刊)を原作に、「死に方教えてやろうか」と教え子を恫喝(どうかつ)した史上最悪の「殺人教師」の“真実に基づく、真実を疑う物語”を映画化。三池崇史監督がメガホンを取り、綾野、柴咲コウ、亀梨和也、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫ら豪華キャストが顔をそろえる。
登場人物全員が「それぞれの正義」を掲げ、教師・薮下誠一(綾野)を極限まで追い詰める。殺人教師の疑惑を向けられる男、息子の体罰を訴える保護者、保護者会で謝罪をさせて穏便に済ませたい校長と教頭、保護者からの依頼を受け執拗(しつよう)に追い回す週刊誌記者。このたび、そんな登場人物たちの生々しい恐ろしさが際立つショート動画4本を一挙解禁。さらに、「疑惑の教師編」に併せ、薮下の新規場面写真も公開された。

1本目のショート動画は「最悪の教師編」。小学校教諭・薮下は、児童・氷室拓翔(三浦綺羅)への執拗かつ凄惨(せいさん)ないじめを続けていて、「死に方教えてあげようか」と優しい口調で耳を疑う言葉を語りかける。「頭バーン」「ピノキオ」「うさぎさん」と言いながら体罰を行い、帰り道に待ち伏せして「しーっ、告げ口しないでね?」と言うなど、完全に拓翔を支配しているようだ。しかし、映像の最後には、人が変わったように「やっていません」と驚きの弁解をする薮下。
2本目は、自身の疑惑を否定する薮下に対し、事態を穏便に済ませるべく謝罪の圧力をかける校長・段田重春(光石)と、教頭・都築敏明(大倉孝二)を切り取った「疑惑の教師編」。「体罰しているんですよね?」と段田に問い詰められ、薮下は動揺を隠せない。「言ったんだろ??」「認めてください」「やった?」「証言の強要ですか?」と畳みかけられ、さらには「これ以上、学校の平和を乱さないでくれ」と容赦ない言葉を突き付けられる薮下。信頼していた上司である段田や都築を始め、全方位から責められ、四面楚歌に陥った薮下の絶望、困惑、怒り、恐怖、あるいはそのどれともつかない、さまざまな表情が映し出される。

3本目は、教師に凄惨ないじめを受けている息子を守るため、強い決意のもと立ち上がった両親・氷室律子(柴咲)と氷室拓馬(迫田孝也)を切り取った「訴える保護者編」。律子は「なんでこんなことするんですか?」と鋭い眼光で薮下を見つめ糾弾し、「教えて? 先生??」と拓馬はゴルフ焼けした顔であおり威嚇。「出ていけ暴力教師!!」「私は絶対に許すことができません」と、徹底的に薮下を追い詰める覚悟で法廷に臨む2人の、鋭くミステリアスな眼光が強烈なインパクトを残す。

4本目は「追及するマスコミ編」。拓翔の両親からの依頼を受け、「週刊春報」の記者・鳴海三千彦(亀梨)は薮下をターゲットに定める。マスコミは、裁判所の前に現れた薮下に一斉にカメラを向け、テレビではコメンテーターが「二度と教壇に立たせてはいけませんよ」と憤り、週刊春報の中づり広告には「死に方教えてやろうか」、「教え子を恫喝(どうかつ)した史上最悪の殺人教師」の見出しと、目線が入った薮下の姿とその実名が大きく載る。鳴海は「大勢の人間が支持している」と自信を見せ、その他の報道陣も第二砲、第三砲のネタを求めて自宅や学校にまで押し掛ける。映像の最後には「良いコメント、いただきました」と不敵に笑う鳴海が映り、その手にはボイスレコーダーが握られている。
これら4本の”胸糞悪い”ショート動画はすべて本作の一部。全貌はどれだけ胸糞悪く恐ろしいのか…。実際にあった事件のルポルタージュが原案である以上、現代社会に実在する闇が体現されている。
あらすじ

2003年。小学校教師の薮下(綾野)は、児童・氷室拓翔(三浦)への体罰で保護者・律子(柴咲)に告発された。しかし、体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えないいじめだった。
これを嗅ぎつけた週刊春報の記者・鳴海(亀梨)が“実名報道”に踏み切り、過激な言葉で飾られた記事は、瞬く間に世の中を震撼させ、薮下はマスコミの標的となった。誹謗中傷、裏切り、停職、壊れていく日常。次から次へと底なしの絶望が薮下をすり潰していく。
一方、律子を擁護する声は多く、“550人もの大弁護団”が結成され、前代未聞の民事訴訟へと発展。誰もが律子側の勝利を切望し、確信していたのだが、法廷で薮下の口から語られたのは「すべて事実無根の“でっちあげ”」だという完全否認。真実に基づく、真実を疑う物語が幕を開ける。
■「最悪の教師編」(19秒)
■「疑惑の教師編」(16秒)
■「訴える保護者編」(18秒)
■「追及するマスコミ編」(20秒)
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