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「僕達はまだその星の校則を知らない」INI・許豊凡が弁護士役で本格的な演技に初挑戦!2025/06/20 08:30

「僕達はまだその星の校則を知らない」INI・許豊凡が弁護士役で本格的な演技に初挑戦!

 フジテレビ系で7月14日スタートの、磯村勇斗主演のドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」(月曜午後10:00=カンテレ制作)に、淵上泰史許豊凡INI)、篠原篤西野恵未、根岸拓哉、チャド・マレーン、諏訪雅の出演が決定した。

 「僕達はまだその星の校則を知らない」は、独特の感性を持つがゆえに人生にも仕事にも臆病だった弁護士が、少子化による共学化で揺れる私立高校に「スクールロイヤー」として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、不器用ながらも必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。脚本は、2015年の連続テレビ小説「あさが来た」、21年の大河ドラマ「青天を衝け」(ともにNHK総合ほか)など、数々のヒット作を世に送り出した大森美香氏によるオリジナル作品。

「僕達はまだその星の校則を知らない」INI・許豊凡が弁護士役で本格的な演技に初挑戦!

 淵上が演じるのは、主人公のスクールロイヤー・白鳥健治(磯村)が働く、濱ソラリス高校の3年葵組の担任で学年主任である巌谷光三郎。合併前の、元・濱百合女学院の教師で、その手腕とスマートな指導で学校関係者や女子生徒から人気があり、教育、そして未来を担う子どもたちに対して熱い思いを持っている。

 「柔らかさと温かさがありながら、でもどこか緊張感もある雰囲気の中、丁寧に撮影が進んでいます。毎回現場に行くのが楽しみです」と笑顔で語る淵上。演じる巌谷について「学年主任として厳しいけれども生徒思いな真面目で優しい先生です。ドラマで先生役を演じるのは初めてで、ずっとやってみたいと思っていました」と説明した。

 加えて「大森さんの脚本は一人一人にドラマがあり、人間関係が丁寧に描かれています。先生、生徒同士、学校で起こるさまざまな出来事を、先生として大人として、その前に人としてどう向き合っていくのか。これからを担う若い俳優の皆さんからは刺激を受けますし、中堅・ベテランの大人キャストとの融合で芝居合戦になっている印象です。1話1話濃いドラマになっていますので、ぜひドキドキしながら楽しみにしていただきたいです」とアピールしている。

「僕達はまだその星の校則を知らない」INI・許豊凡が弁護士役で本格的な演技に初挑戦!

 グローバルボーイズグループ・INIのメンバーとして注目を集める許は、健治が働く久留島法律事務所の先輩である緒川萌(はじめ)役に抜てきされた。中国出身の緒川は、教育熱心な厳しい親に育てられた勤勉な弁護士。思ったことをはっきり言う性格のため健治とはウマが合わないが、心の中では新しい環境に飛び込んだ健治を応援する気持ちもある。

 本作で本格的な俳優デビューを果たす許は「ずっと演技の仕事をしてみたいと思っていたので、出演が決まった時はめっちゃうれしかったです。ツアーの本番中もずっとテンションが高いままでした」と喜んでいる。台本を読んだ感想を聞かれると「白黒つけられない問題に向き合うという内容が自分自身の経験と重なりました」と答えた。

 緒川役については「大学の時に中国から日本に来て日々を過ごしていく中で、不都合を感じる瞬間や生きづらさを感じた経験があり、傷ついている人を助けたい、元気づけたいという思いでアイドルという仕事をしていますが、演じる緒川も同じように人を助けたいという気持ちが強いと思います。ちょっとツンツンしていますが、健治や学校に理解があるところも自分と重なる部分がある気がします」と説明し「本格的なドラマ出演は初めてとなりますが自分なりに精いっぱい頑張って、僕にしかできない緒川という役をお見せできるよう全力を尽くしていきます」と意欲を見せた。

「僕達はまだその星の校則を知らない」INI・許豊凡が弁護士役で本格的な演技に初挑戦!

 映画「恋人たち」(15年)で、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した篠原は、元・濱浦工業高校の教師・黒岩宗政役を務める。担当科目は体育だが、ビシバシ厳しいタイプではなく、少しおっとりした一面を持つ。共学化によって発生するややこしい事案に文句を言うこともしばしばだが、内心は楽しみや不安が入り混じっている。教育に対して情熱を持っており、生徒に対しては真摯(しんし)に向き合っている教師だ。

 本作出演が決定した篠原は、「通っていた高校が合併して、環境が変わり期待と不安が入り混じる中、そこにスクールロイヤーがやってくる。今まで自分たちだけで考えてきた価値観とは違う価値観が入ってきて、先生も生徒も新しく学ぶアップデートしていかなきゃということを、楽しみながら必死にやっていきます。今の子どもたちは、便利になっていろいろな情報にアプローチできますし、インベーダーゲームみたいに上からどんどん情報が降ってきて、それをさばいているだけでも大変です。でも、もし疲れたらベッドやソファーに横になって天井を見つめてほしい。そうしたら、天井が透けて満点の星空が見えて、自分もこの輝く星の一つになるんだなって。僕自身この作品をきっかけに、宮沢賢治の詩を見直しました。親世代、若い子達が宮沢賢治の世界に触れるきっかけになってくれたらいいなと思いますし、本当に家族で見てほしい作品です」と語った。

「僕達はまだその星の校則を知らない」INI・許豊凡が弁護士役で本格的な演技に初挑戦!

 音楽の世界で輝きを放ちながら、映画「新幹線大爆破」(25年/Netflix)に出演し、俳優としての存在感も示す西野は、濱ソラリス高校の養護教諭・菊池沙良役を担う。共学化になじめず保健室登校をする生徒たちと真剣に向き合う、包容力のある心優しき人物。体調が悪くなり、たびたび保健室を訪れる健治のことも温かく見守っている。

 保健室の先生役について西野は、「私は学生時代にとにかくいろんなことが敏感に気になってしまう性分で、よく疲れてしまうと保健室には逃げ込むようにお世話になっていたので、この役をいただいた時はなんだか不思議な気持ちになりました(笑)。撮影期間は劇中のみならず、みんながふらっと立ち寄りたくなる保健室を目指します」とやる気を見せている。続けて「初めましての現場は活気にあふれながらも風通しがよく、丁寧に会話が交わせる空間の安心感にとてもありがたく思いました。台本を読んでいるとつかめてくる、”ぼくほし”のテンポ感、各キャラクターの色や光、どの情景もいとおしく今後のストーリー展開や放送が心から楽しみです。それぞれの星の光があるように、それを包む夜の帷(とばり)は明けるように、私は菊池先生として学園を見守りたいと思います」と優しくほほ笑んだ。

「僕達はまだその星の校則を知らない」INI・許豊凡が弁護士役で本格的な演技に初挑戦!

 「ウルトラマンギンガ」(13年/テレ東系)の主演などで活躍してきた根岸は、濱ソラリス高校で化学を担当している教師兼パソコン部の顧問の永井玄也役で登場。少し冷めていて、何事にも責任を持ちたくないと思っており、一歩引いたところから共学化した高校を見守っている。

 スクールロイヤーという職業をこの作品がきっかけで知ったと話す根岸は「今の時代ならではの着眼点が面白く、子どもたちが健全に過ごすための役職だと感じましたし、磯村さんが演じられると聞いて説得力を感じました。大森さんの脚本は言葉選びが秀逸で、登場人物が多くいる群像劇の中でも一人一人のキャラクターや個性が際立っていて、脚本をサクサク読むことができ、驚きました。僕が演じる永井は、堀田(真由)さん演じる珠々とは対照的な気だるさのある先生です。皆さんとてもすてきなお人柄で、とても良い雰囲気で撮影をしています。視聴者の方々の心に残るよう、3か月間覚悟を持って演じたいと思います」と述べた。

「僕達はまだその星の校則を知らない」INI・許豊凡が弁護士役で本格的な演技に初挑戦!

 オーストラリア出身のお笑い芸人のチャドは、濱ソラリス高校で英語を担当している教師、ジョン・コリンズに扮(ふん)する。日本語が堪能だが、日常会話の中で突然イギリスなまりの英語を話すことがある、明るくてユニークな人物。職員室を明るくしてくれるムードメーカー的存在でもある。

 「私が演じるコリンズ先生は分かりやすく言うとヒュー・グラントです」と笑いを誘ったチャド。演じる役の見どころについて、「ヒュー・グラントになりきったつもりで演じています。イギリスなまりの英語が見どころです。脚本をいただいた時、ミシェル・ゴンドリーがこの作品を撮ったらどうなるだろうと思いながら読んでいました。すてきな世界観でかわいらしい映像を実写で撮れる監督なのですが、ドラマの撮影現場に行くと日本のミシェル・ゴンドリーたちがいました。リアルな今の問題にフィーチャーしつつ、ファンタジーなかわいらしい世界観があるいいバランスの作品になっていくだろうなと思います。現場の雰囲気はめっちゃいい感じです!!」と日本語であいさつした後、「just hope the end of shoot without anybody getting hurt(誰もけがをすることなく無事に撮影が終わりますように)」と英語で祈った。

「僕達はまだその星の校則を知らない」INI・許豊凡が弁護士役で本格的な演技に初挑戦!

 劇団「ヨーロッパ企画」のメンバーで、ドラマや舞台の脚本・演出も手がける諏訪は、濱ソラリス高校の警備員・小島敏夫を演じる。校門の前で学校に立ち入ることに躊躇(ちゅうちょ)する健治をいつも観察している人物。最初は健治のことを不審者だと思っていたが…。

 台本を読んで「設定の巧みさに心引かれた」と話す諏訪。次いで「現代の空気感を丁寧にすくい取った、新しさを感じさせる学園ドラマで、スクールロイヤー・白鳥健治のキャラクターには、純粋さとどこか放っておけない繊細さがあり、とても魅力的に感じました。私は学校の警備員・小島敏夫という役で物語に関わります。立場的に多くを語ることはありませんが、白鳥健治を陰ながら見守る存在として、彼の揺れる心にさりげなく寄り添えたらと思っております」とメッセージを寄せた。

第1話あらすじ(7月14日放送)

 弁護士の白鳥健治(磯村)は、独特な感性を持ち、感覚が周囲と違うことやマイペースな性格で集団行動になじめず、不登校になった過去がある。現在、小さな法律事務所で働く健治は、恩人でもある所長の久留島かおる(市川実和子)の命により、学校で発生する問題について、法律に基づいた助言や指導を行うスクールロイヤーとして、濱ソラリス高校に派遣されることに。ところが、尾碕美佐雄(稲垣吾郎)が理事長を務める濱ソラリス高校は、男子校の濱浦工業高等学校と女子高の濱百合女学院が合併したばかりで、校内では次々と問題が勃発していた。なかでもジェンダーレスを意識した新しい制服の評判は悪く、着用を拒否する生徒もいるほどだった。

 そんななか、3年生の生徒会長・鷹野良則(日高由起刀)と副会長・斎藤瑞穂(南琴奈)がそろって不登校になる前代未聞の事態が発生。その原因は不明とあって、健治は早速、学校から打開策の提案を求められるが、そもそも学校が苦手な健治は法的なアドバイスこそするものの、問題解決の糸口は見出せない。健治のサポート役で国語教師の幸田珠々(堀田)が、そんな健治を心配し見守っていると、やがて生徒たちの間では2人の不登校の理由が合併による校則の変更なのではないかという憶測が広がり、制服を廃止するよう学校を訴える、という生徒が出てくる。そこで健治は、“制服裁判”なる模擬裁判を提案する。



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