幼なじみコンビ“不自由&不便”な冠特番第2弾!「マユリカの無人島友錠生活」2025/06/18 17:00

3歳からの幼なじみであるマユリカ(阪本、中谷)が、手錠につながれた状態で共同生活を送る“友錠生活”シリーズ第2弾が放送。今回の舞台は、なんと無人島。前回も大変だったとこぼしていた彼らに、過酷なサバイバルの感想をお聞きしました。
今までの仕事で5本の指に入る過酷さでした(中谷)

中谷 「昨年放送された第1弾の『マユリカの東京友錠生活』では24時間手錠でつながれたまま、一軒家で生活したんです。それだけでもかなりしんどかったのに今回は無人島。想像するだけでも過酷さがレベルアップしていたので、始まる前から憂鬱(ゆううつ)で…」
阪本 「ほんまにそう。無人島サバイバル生活と聞くだけでも過酷なイメージが浮かびますが、手錠につながれたまま生活って。よう成立したなと思っています」
中谷 「今までやった仕事の中でも5本の指に入るくらいの過酷さ。何年か先に、あれしんどかったなあって思い出すくらいしんどかったですね。いざ、手錠につながれた時は体が覚えていたのか、すぐに感覚を取り戻せましたけど」
阪本 「手錠でつながれた経験がある人にしか分からないことなんですが、大事なのは手錠の向き。楕円上の細い部分を横にすると、骨にグリグリと食い込んで、むっちゃ痛いんです。やから、縦になるようにつけました」
中谷 「今回もいろんなミッションに挑戦しましたが、地味に大変やったのは砂浜でのミッション。遮蔽(しゃへい)物が何もないし、日差しが強いんで、メガネのレンズにポタポタと落ちた汗が溜まるんです」
阪本 「料理もきつかった。おなかがすいてるから早く食べたいのに、むちゃくちゃ時間かけて作って、まずいもんが出来上がって…」
中谷 「一生懸命頑張って作ったのに、飯すらもうまいことできひんのかって。あの時は正直、2人とも泣きそうでした」
阪本 「最初にテントを組み立てたのですが、利き手があいてるのが僕なんで、僕が組み立てなあかんし、こいつは説明書を読んでも理解できないというか」
中谷 「読むのが苦手なんです」
阪本 「全部、僕がやらなあかんから、こいつは何ができるんやろ? って思った瞬間もありました。しかも、説明書を読んで考えてる時にしゃべりかけてくるんですよ。あそこは静かにしてくれよ」
中谷 「(笑)。せめて会話くらいはせなあかんと思ったんや。阪本は手先が器用なんで、やってくれてほんまに助かりました」
ロケーションだけはほんまに恵まれていました(阪本)

阪本 「やることなすこと全部、体力の減り方が尋常じゃなかったですね。砂浜を歩くだけでもヘトヘトなのに、日焼け特有の火照(ほて)った疲れも感じて。さらに、むっちゃ近い距離におっさんがおるっていうのがさらにしんどいし」
中谷 「おっさんって(笑)。一瞬だけよかったなと思ったのが、ドラム缶風呂。夕方、絶景のオーシャンビューを見ながら入る風呂は、ほんまに気持ちよかった。あの数分だけは楽しかったです」
阪本 「ロケーションだけはほんまに恵まれていました。夜は星がきれいやし、海も静かでよかったんですが、ほんまにそれのみ。ほかが大変すぎました。第1弾では、晩酌しながらエモい話で相方を感動させたらポイントがもらえるというミッションがあって、中谷がむちゃくちゃ泣いたとこが見どころになってたんです。今回も同じようなミッションがあったんですが、中谷が泣きすぎて、スタッフさんがみんな引いてもうてました」
中谷 「酔っ払いすぎて、何話したんかまったく覚えてないわ」
阪本 「独身大魔王みたいになってたというか…。僕、昨年結婚したのですが『俺も結婚したい!』って言い出して、ちょっと心配になりました。あそこが編集でどうなってるのか、めっちゃ気になってます」
中谷 「見るんが怖いですね」
阪本 「第2弾が決まったのはありがたいんですが、ほんまに大変やったんで、第3弾がもしあるとしたら、台本をちゃんと見て受けるか受けへんか決めようかなって」
中谷 「精査するん?(笑)。けど、声を掛けていただけるのはほんまにうれしいですね。僕らはいろんなお話をいただいて話題にしてもらうほうが向いてるなと思うので、これからもいろんなことに挑戦していきたいですし」
阪本 「“マユリカ、そんなことやってんねや”って驚いてもらえるのは、ほんまにうれしい。今後も、また変なことやってるぞって思われるような、目が離せないコンビでいたいですね。そういえば、この番組で一つだけ疑問が。チャンネルNECOさんってピンク映画とかも放送されているらしいねん。俺らジャンルとしてアダルトやと思われてんのかな?」
中谷 「いやいや、それだけは絶対にないわ(笑)」
理想のコンビ像にどれだけ近づいてる?

◆結成時 阪本=0/中谷=0
阪本 「テレビ一強やったこともあって、テレビスターを目指していました。けど、当時は出られるわけもなかったですから」
中谷 「あの頃は、冠番組を持ちたいとか漠然とした夢しかなかったですね。かなった夢が、まさか手錠をつながれた状態で無人島ロケする冠番組になるとは思っていませんでしたけど」
◆大阪時代 阪本=30/中谷=50
阪本 「僕ら、順風満帆じゃないですからね。『M-1グランプリ』もたくさんのエントリーの中で、ちゃんと埋もれた存在でした」
中谷 「ほとんどのキャリアが大阪なので、その中でもだいぶグラデーションがあります。大阪時代、メインの仕事は舞台の出番で、最後の2年くらいからラジオ『マユリカのうなげろりん!!』が始まったり、大阪と東京のテレビにようやく呼んでもらえたりするようになりました」
◆東京進出直後 阪本=55/中谷=75
中谷 「ラジオから知ってもらえる機会が増えて、『M-1』決勝にも出られたので。テレビもいろんな番組に呼んでもらえるようになりましたね」
阪本 「芸人を始めた頃、思い描いていたテレビにちょくちょく出させていただけるようになったのはうれしかったですね」
◆現在 阪本=55/中谷=75
中谷 「上京直後と比べて、変化はあまり感じてないですね」
阪本 「時代も変わりましたからね。テレビ一強時代から、いい意味でも悪い意味でもこんな感じになるとは思ってなかったので、テレビに出られるようになっても、よっしゃー! ここがゴール! っていう感じではないんです。ただ、この番組がすっごく好評で、今後思いもよらない展開になったりすれば、体現度は90くらいになるかもしれないです」
中谷 「ザ・ムービーとか? そうなったらすごいけど、そこは冷静に判断してほしいと思います」
コンビ愛を感じるペアは?
中谷 「おかずクラブさんとガンバレルーヤ。常にコンビで行動してますし、見たことがないくらい仲いい。あれこそ、究極のコンビ愛やと思います」
阪本 「ビスケットブラザーズ。なれ合うわけじゃなく、タッグを組んでる感じがいいですね」

【プロフィール】
マユリカ
阪本(さかもと) 1990年1月7日生まれ。兵庫県出身。A型。
中谷(なかたに) 1989年10月23日生まれ。兵庫県出身。A型。
2011年結成。「M-1グランプリ2023」「M-1グランプリ2024」ファイナリスト。「マユリカのうなげろりん!!」(ラジオ関西podcast)に出演中。
【番組情報】
「マユリカの無人島友錠生活」
映画・チャンネルNECO
6月27日 午後9:30~深夜0:00 ※全5話一挙放送
★スカパー!番組配信ならスマホ・PCでも視聴可能!
幼なじみの阪本と中谷によるお笑いコンビ・マユリカが、“友錠”という名のリング(手錠)でお互いの手をつながれた状態で共同生活を実施する冠番組の第2弾。今回は無人島を舞台に、手錠でつながれながらのサバイバル生活を送る。
取材・文/高本亜紀 撮影/藤本和典
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