「愛の、がっこう。」坂口涼太郎、荒井啓志、別府由来がラウールのホスト仲間、味方良介は教師役に！2025/06/12
フジテレビ系で7月10日にスタートする木村文乃主演のドラマ「愛の、がっこう。」（木曜午後10：00、初回15分拡大）に、坂口涼太郎、味方良介、野波麻帆、早坂美海、荒井啓志、別府由来の出演が決定した。
「愛の、がっこう。」は、堅い家庭で育った真面目すぎる高校教師・小川愛実（木村）が、ホスト・カヲル（ラウール/Snow Man）と出会い、言葉や社会を教える秘密の“個人授業”を開始。擦れ違うことすらないはずの二人が、個人授業を続ける中で、次第に距離を縮めていく。さまざまな批判や非難、憎しみ、嫉妬が容赦なく襲う二人が、大きな隔たりを越えてひかれ合っていく姿を描くラブストーリー。
坂口が演じるのは、ホストクラブ「THE JOKER」に所属するホスト・竹千代。年上だが業界歴では後輩、寮のルームメイトでもあるカヲルのカリスマ性にほれ込み慕っている。明るく能天気に見えるが、実は観察力に優れており気配り上手。
本作について坂口は、「さまざまな愛の形が載っている、“愛の図鑑”のようなドラマだと思いました」と感想を述べ、演じる竹千代について「カテゴライズしない人」と分析している。加えて「年齢や役職などではなく、その人自身のそのままを感じる正直さを大切にして、日々ホストクラブ『THE JOKER』で“よいしょ”しています。ドラマ『ホスト相続しちゃいました』（2023年/フジテレビ系＝カンテレ制作）では黒服としてホストたちをサポートする側でしたが、今回は自分がプレーヤーとして最前線で“よいしょ”できてうれしいです」と説明した。
映画「赤羽骨子のボディガード」（24年）以来、2度目の共演となるラウールについては「とても居心地がよいです。私はラウールさんの表現や活動を心からリスペクトしているので、素で竹千代としてカヲルさんに心酔できます。寮のシーンでのカヲルさんは寝起きのスエット姿でも見ほれるほど美しいので、もしラウールさんと生活することになったら、毎日シャンパンを入れたいような気持ちになると思います」と話し、目を輝かせた。
続けて「毎週木曜日はぜひ『愛の、がっこう。』へ登校していただき、竹千代と一緒にカヲルさんの美しさに見ほれていただければ本望です。きっとあなたも指名したくなること間違いなしですよ。よいしょー！」とアピールしている。
味方は、愛実が担任を務める私立ピエタス女学院高等学校3年葵組の副担任・佐倉栄太役を務める。生意気な生徒、理不尽な保護者、その顔色ばかりを伺う上司たちにうんざりしながらも、空回りする愛実にも「もう少しうまくやれないのか…」とあきれている。愛実をフォローするようなそぶりを見せるが、自分のほうが教師として優秀、担任に向いていると主張しているようで、愛実は心を許せずにいる。しかし、あることをきっかけに心を通わせるようになり…。
木曜劇場へのレギュラー出演は「大奥」（24年/フジテレビ系）以来、約1年ぶりとなる味方は、「窮屈な世の中でバランスを保ちながら生きていくことの難しさ。多様性や差別、格差といったさまざまな課題と向き合う登場人物が、痛くてかゆくてまぶしくて。この作品を西谷（弘）監督をはじめ、力強いスタッフの皆さん、演者の方々と一緒に作れることに、責任と楽しみを感じたのを覚えています」とコメント。
佐倉役を演じる上で心がけていることを聞かれると「佐倉は、物事を俯瞰（ふかん）で見られる器用さを持ち、厄介ごとには深入りせず、世の中をうまく渡っていける人物だと感じています。一方で、自分のこととなると少し不器用。そんな彼を立ち上げるために、人とは少し違うテンポで呼吸することを意識しています」と打ち明けた。
初共演となる木村の印象について、「撮影を重ねて感じるのは、木村さんが持つ妖艶さと人間味、その両方がとても魅力的です。リハーサルの段階で“小川愛実”という人物がすでにそこに存在していて、僕自身も右往左往せず、自然に芝居に臨むことができました」と語っている。本作について「愛という言葉の持つ力をつい忘れてしまったり、当たり前のように使ってしまう時もありますが、この作品を通して、愛というものは何よりも強く尊く、そしてはかないものだと気付かされます。毎週木曜日、『愛の、がっこう。』をのぞきに来てください」と呼びかけた。
愛実の交際相手・川原洋二（中島歩）の秘密を握る田所雪乃に扮（ふん）するのは野波。さらに、一流大学に通いながら「THE JOKER」のNo1ホストに君臨し、学がないのに成績をあげるカヲルにライバル心を燃やす同僚ホスト・つばさ役は、本作で連続ドラマ初レギュラー出演を果たす荒井が担当。また、カヲルに夢中になり親の金を使い込んでしまう愛実の生徒・沢口夏希役には早坂を抜てき。そして、つばさを慕い、カヲルを嫌うNo2ホスト・ヒロト役としては別府が登場する。
本作の出演が決定した野波は、「ホストと学校の先生。『こういう設定のドラマが見たかった！』と拍手してしまうような井上由美子先生のオリジナル脚本で1話目から心をつかまれました。お話の続きが気になって仕方なく、新しい台本の到着を心待ちにしている日々です」と喜んでいる。さらに、「私の役、雪乃はその素顔をあまり見せない謎な女性で、多くを語ることができないのが少し残念ですが、どうぞお楽しみに！」と笑顔。
早坂は「オーディションを通じて選んでいただき、結果を聞いた時は、驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。西谷監督をはじめ、これまで私が拝見してきた素晴らしい作品に関わってこられた皆さまとご一緒できることは大変光栄であると同時に、“選ばれたからには期待に応えなければ”というプレッシャーも感じています。だからこそ、自分にできることを一つ一つ丁寧に、大切に向き合いながら、誠実にこの役を演じていきたいと思っています」と初々しいコメントを寄せた。
そして、荒井も本作の出演が決まって「実感がわかなさすぎて言葉が出なかったです！『自分がまさか木村さん、ラウールさん、西谷監督とお仕事させていただくなんて！』とびっくり。“今年の目標は連続ドラマに出演すること”を思い出して、驚きとうれしさが入り交じった気持ちになりました」と喜んでいる。
続けて別府は、「オーディション時に西谷監督からの演出指導があり、その時点で僕は役者としての学びが多くありました。今回ヒロトという役をいただくことになり、緊張もありますがこの現場で自分がどこまで成長できるのだろうと、心が躍りました。個人的な話にはなりますが西谷監督が演出した作品が好きで、特に映画『容疑者Xの献身』（08年）は何度も見てきた作品です。だから参加でき、とても光栄な気持ちと、気を引き締めて挑まないと、と思いました」と前向きに発言した。
本作をプロデュースする栗原彩乃氏は、「巧みなお芝居とみずみずしさで、物語に厚みとユーモアをもたらしてくださる皆さまがそろってくださいました。昼と夜、相容れない世界で生きる愛実とカヲルですから、2人を取り巻く登場人物たちも全く個性が異なります。『パーパラッパ～！』と坂口さん、荒井さん、別府さんがアゲアゲなシャンパンコールを披露したかと思えば、『ごきげんよう！』と清楚でお上品な味方さんと早坂さんのあいさつが聞こえてくる…。果たして同じ作品内の出来事なのだろうかと、撮影していても疑うほどの昼夜のギャップ。この二つの世界が混じり合う時のドキドキをご堪能ください！ 野波さんの衝撃的な役どころにもご注目を！」と語り、手応えを感じている様子だった。
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