「いい感じでやれている」桐谷健太、「べらぼう」で挑む天明狂歌のスター・大田南畝役2025/05/25 10:00

NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜午後8:00ほか)。本日・5月25日放送の第20回から登場するのが、大田南畝こと四方赤良を演じる桐谷健太。幕臣にして文化人、そして“狂歌界のカリスマ”ともいえる実在の人物に挑む桐谷が、現場での手応えや役作りの面白さを語ってくれた。
横浜流星が主演を務める「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は、親なし、金なし、画才なし…ないない尽くしの生まれから、喜多川歌麿や葛飾北斎などを見いだし、“江戸の出版王”として時代の寵児(ちょうじ)になった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜)の生涯を笑いと涙と謎に満ちた物語として描くもの。脚本は、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)やドラマ10「大奥」(23年)など数多くのヒット作を手がけてきた森下佳子さんが担当している。

桐谷が演じる大田南畝は、幕臣でありながら狂詩集「寝惚先生文集」で名を上げ、狂名「四方赤良」として天明狂歌の旗手となった人物。多彩な文化人としての顔を持ち、黄表紙評判記「菊寿草」を通じて蔦重との交流が始まる。自由奔放で無類の酒好きというユニークな一面も持ち合わせている。
──収録はどんな雰囲気ですか?
「南畝はとっても明るい人なので、自分もすごく楽しくやっています。収録の日は、なぜかみんな拍手して終わったりして(笑)。そういうのも、うれしいですよね」

──狂歌のセリフ回しは独特ですが、演じる上でどんな工夫をしていますか?
「南畝はすごく言葉遊びをしていた方なので、それに音を合わせて言ってみたり、自分なりにいろいろ工夫しています。セリフの一つ一つが頭に残るというか、こびりつくというか。どういう詠み方を、歌い方をしていたのか、実際に分かる人はいないので、感覚とその場の空気感で、自分なりの南畝としての詠み方を、いい感じでやれていると思います」

──いよいよ登場を迎えるにあたって、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「激動の時代に“めでたいめでたい”と言いながら、世の中を明るくしようとした南畝の生きざまを、ほほ笑ましく見ていただけたらうれしいです」
【番組情報】
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
NHK総合
日曜 午後8:00~8:45ほか
NHK BSプレミアム4K
日曜 午後0:15~1:00ほか
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
日曜 午後6:00~6:45
文/TVガイドWeb編集部
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