6月13日の金曜日に公開！　映画「鬼ベラシ」川野香織役・YUNAインタビュー2025/05/29

　鬼と人間が共存する近未来。だが次第に鬼による被害が拡大する中、政府は鬼削減法案を打ち出した。鬼の一族として生まれた娘たちの存亡を賭けた戦いが始まる――。中村舞（STU48）が初主演を務めた映画「鬼ベラシ」。この映画の公式フォトブック発売を記念して、出演者インタビューを1週間にわたり連日公開！　4日目は正義感あふれる鬼ムスメ・川野香織役を演じたYUNAのインタビューをお届けします。

（本稿は発売中の「鬼のムスメたち～映画『鬼ベラシ』公式フォトブック～」内の一部記事を抜粋、再構成したものです）

香織と私、ちょっと似ている部分があって、撮影が終わる頃には香織と別れるのが寂しくなりました

――YUNAさんが演じた香織は、咲鬼と共に「鬼」の宿命と戦っていましたが、どんな気持ちで役を演じていましたか？

「難しい役でしたね。最初に台本を読んだ時、咲鬼や鬼美子のようなはっきりとした特徴が香織に感じられず、どうやって役に入り込めばいいのか悩みました。咲鬼のような秘めた怒り、鬼美子のような爆発する怒りがあるわけでもない。でも香織が咲鬼たちに自分の生い立ちや、周りから疎外され続けたことを語るシーンのセリフを読んで、“香織は鬼として戦うことよりも、鬼の仲間を見つけたいんじゃないか”と、私なりの解釈が生まれたんです」

――なるほど！

「だから香織は積極的に戦うというより、咲鬼や仲間をかばい、フォローしているんです。そこが分かってからは、どんどん香織に私が入り込んでいきました。いろいろ思い悩みつつ、自分の役割を探すところが、ちょっとだけ今の自分と重なるんです。でも、香織がする“相手のために譲る”ということは、自分とはちょっと違うかな。私だったら一応主張はする！（笑）　でも大事な仲間とずっと一緒にいたい香織だから、もしも最後に咲鬼と香織だけが残って、どちらか一人だけにならなければならないという状況になったら、香織は咲鬼を倒すことなんてできない！　きっと自分の手で自分のツノを切り、咲鬼に手渡すと思います」

――YUNAさんご本人がその状況になったらどうされます？

「私だったら……一応自分の考えは主張してから手渡すと思います（笑）。また、香織は割と冷静に状況を見て判断しているんですよ。そこは私も勢いで動けるタイプではないので同じかなと。香織と私、ちょっと似ている部分があって感情移入ができたので、撮影が終わる頃には香織と別れるのが寂しくなりました」

アクションはダンスの振りを体に覚えさせることと似ている気がします

――演じるのが難しかったシーンはどこですか？

「最後の脱出シーンです。動きが激しいんですけど、香織にはセリフが一つもないんですよ。監督さんからは、リアクションで動いてと指示されたんですけど、セリフなしで存在感を出すのも結構大変で、もう必死でした（笑）」

――アクションシーンが多めですけど、苦労した点はありますか？

「体感的には、あまりないんですよ。心情を読み取るのと違って、アクションはダンスの振りを体に覚えさせることと似ている気がします。普段のダンスレッスンと同じように、動きを頭の中でイメージして、気持ち良くアクションできました。今回、映画という初めてのお仕事でしたけど、いろいろ頭でも体でも覚えることが多く、密度の高い撮影期間でした。映画撮影については知らなかったことだらけで苦労しましたが、充実していて楽しかったです。撮影場所としてお邪魔した、愛媛県鬼北町の景色や空気も美しく、住んでいらっしゃる町の方々も大変温かくて、申し訳ないくらい伸び伸びできて、自分にとって楽しい経験でした。今回の経験で、女優としてのお仕事も興味が出てきちゃって、アクション以外にもサスペンスとか、機会があればやってみたいです！」

【プロフィール】

YUNA（ゆな）
2004年3月6日生まれ。大阪府出身。ダンスヴォーカルユニット・iScreamメンバー。最新シングル「Reach for the Sky」は、「みえ松阪マラソン2025」大会公式イメージソング。

【作品情報】

映画「鬼ベラシ」
6月13日　全国ロードショー公開
出演：中村舞、信濃宙花、YUNA、HINATA、杏花/土屋神葉
久留島優果、新井梨杏、川又あん奈、黒瀬梨花、園田一花、田中美帆、西村瑠香、古松華、松里音杏
近藤雄介、加賀成一、齋藤定彦、尾崎明日香、今野ほたる
大西桃香（特別出演）、市野瀬瞳（特別出演）/久保田悠来、波岡一喜
監督・脚本：大森研一
主題歌：「雨のノック」STU48（KING RECORDS）
©2025『鬼ベラシ』製作委員会

【好評発売中！】

鬼のムスメたち～映画「鬼ベラシ」公式フォトブック～
定価：2,200円（本体2,000円）
発売日：2025年5月26日
発行：東京ニュース通信社

詳細はTOKYO NEWS magazine&mook＜https://zasshi.tv/＞をご確認ください。

【主な内容】
●グラビア＆インタビュー
中村舞（STU48）、信濃宙花（STU48）、YUNA（iScream）、HINATA（iScream）、杏花、⼤⻄桃⾹
●映画の名シーンをプレーバック！
●映画「鬼ベラシ」の舞台を“聖地巡礼”～鬼の棲むまち・鬼北町をめぐる
●特別公開！鬼ムスメたちのオフショット
●STU48 Special talk：久留島優果×新井梨杏
●中村舞：一日警察署長リポート
●サイン入りチェキプレゼント企画

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※直筆サイン入り生写真とサインなし生写真の絵柄は同じです。

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