「ミッドナイト屋台」主人公の父親役・寺島進「神山智洋くんも中村海人くんも、とっても好青年2025/05/23 20:00

フジテレビ系では5月24日に、神山智洋(WEST.)が主演を務める土ドラ「ミッドナイト屋台~ラ・ボンノォ~」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)の第7話を放送。神山が演じる主人公・遠海翔太の父親役で出演している寺島進が、共演者についてや屋台の思い出、本作の見どころを語った。

「ミッドナイト屋台~」は、味覚を失ったすご腕フレンチシェフ・遠海翔太(神山)と、味覚の鋭い落ちこぼれ僧侶・方丈輝元(中村海人/Travis Japan)がコンビを組んで、平日の夜のみ、寺の境内でおしゃれな屋台をオープン。客にとってのオンリーワンメニューの注文を受けることで、客のおなかと心を優しく包み込む2人が、客との交流を通じて一歩踏み出していく様子を描いたオリジナルドラマ。

第7話では、厳しい修行に耐え切れず実家の鮨(すし)店を逃げ出した翔太が、伝統を重んじる鮨職人の父・岳志(寺島)と7年ぶりに再会。自分自身の過去と向き合っていく様子が描かれる。
鮨職人の役を演じるのは初めてと話す寺島は、「ロケでお借りした東京・下町にある鮨店の大将に、いろいろと教えてもらいました。その大将が、鮨の握り方などは鮮やかなんだけど、いい意味で頑固で、いい意味で体育会系な方で…(笑)。娘さんも鮨を握っていて、その関係性も今回の翔太と岳志の親子関係を表現する上での参考になりました」と説明。

神山や中村と共演した感想を聞かれると「撮影に入る前に、親しくしているTOKIOの松岡(昌宏)くんなど、神山くんの事務所の先輩たちから、「彼はとってもいいやつなんで、よろしくお願いします」とメールをもらってね。撮影でもすぐに打ち解けて、神山くんに冗談でヘッドロックをかけたりして遊んでいたんです。すると横で中村くんが『あぁ~、俺もヘッドロックかけてほしいなぁ』と言い出して(笑)」と、現場でのほっこりエピソードを披露。さらに「神山くんも中村くんも、とっても好青年ですね。中村くんも、翔太と岳志をつなぐ難しい役どころを上手に演じてくれたなぁと思っています。2人のバランスの良さが、このドラマの魅力ですよ」と絶賛した。

屋台についての思い出は「一人暮らしをしていた若い頃はコンビニエンスストアも少なかったので、夜中に小腹がすくとよく屋台へ食べに行っていました。食べ終わったら、『釣りはいらない』なんて言いながら会計を済ませて、サッと店を後にしたり。振り返ってみると、屋台はそんな“粋な振る舞い”を学べる場所でした。だから、自分でもいつか屋台をやりたいなぁ、なんて本気で思っていますね」と、将来の夢が飛び出し、「ラーメンがメインで、お酒もちょっと出して…。でも、ちょっと飲み過ぎた客を『もう、その辺にしとけよ』といさめるような大人の行儀を学ぶ場所、昭和っぽいコミュニケーションが取れる場所を作りたいんですよね。すごく憧れがあります」と具体的に語り、本気度が伝わってきた。

第7話の見どころについては「翔太と岳志の関係性でしょうか。親子の関係はずっと変わらないもので、親は子どもの体調や気持ちの変化を敏感に感じ取るし、子どもは親の背中を見て学ぶし…。それはお互いに口に出さなくても伝わることだと思います。このドラマは若い世代の方もたくさん見てくださると思うのですが、そんな『昭和っぽい親子関係もアリなんだぞ!』ということを、少しでも感じてもらえたらうれしいです」と語った。
最後に「楽しく見ていただけるドラマなのですが、今回であれば、親子がお互いを思う気持ちといった、ちょっとした“気付き”や“学び”が含まれていると思っています。屋台の話ではないですけれど、“教科書では学べない”ようなことがストーリーの随所にあるので、ぜひお見逃しなく!」とメッセージを寄せた。

今週の屋台めしは、「コンソメ・ドゥーブル」。ポトフを作る際などにできたコンソメスープに、香味野菜や牛ひき肉などを加え煮詰めて作るフレンチの王道メニューだ。卵白を使ってアクを取り除くなどひと手間かけた透き通ったスープは、肉や野菜の旨みが凝縮。素材がシンプルだからこそ、作り手の技量がよく分かるともいえる。フレンチで修行してきた翔太の経験を、岳志に評価してもらうには最適な一品といえる。

コンソメ・ドゥーブルとは、顆粒(かりゅう)のコンソメスープのようなものなのか、神山に確認すると「そうではあるけれど、実際に飲んでみると味の深みが全く違う。見た目はただの具のないスープなのに、使われた食材の一つ一つの風味が感じられるんです」と説明。実は、このコンソメ・ドゥーブルも自宅で作ってみたと言う神山は「食材をじっくり煮ていくので完成までに3時間以上かかりましたが、大満足の仕上がりでした」と笑顔を見せた。
第7話。翔太の父・岳志が倒れたと、フレンチレストラン「ハルミ」のオーナーシェフ・陽美(剛力彩芽)から連絡が入る。1人で鮨店を営む岳志は最近体調が優れず、店を閉めようと考えているらしい。翔太が修業中に店を飛び出したことで溝ができてしまった父子の様子を見て、歯がゆい思いの輝元。翔太とコンビを組むことで、自分だけでなく家族全員が前に進むことができたと感じている輝元は、父の輝徳(竹中直人)と母・真耶(石田ひかり)の力を借り、ひと芝居打つことに…。

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