「あなたを奪ったその日から」第4話。今後の展開の鍵を握る役どころに阿部亮平「ここからだな」2025/05/12 08:00
フジテレビ系で放送中の、北川景子主演の連続ドラマ「あなたを奪ったその日から」（月曜午後10：00＝カンテレ制作）。本日5月12日に放送される第4話を前に、セクハラの濡れ衣を着せられて“闇落ち”した玖村毅を演じる阿部亮平（Snow Man）からコメントが到着。
「あなたを奪ったその日から」は、惣菜店社長・結城旭（大森南朋）が起こした食品事故で子どもを失った母親・中越絋海（北川）による、11年にも及ぶ復讐（ふくしゅう）と親子愛の壮大なストーリー。憎しみを抱く絋海が、図らずも旭の次女・萌子（倉田瑛茉）を誘拐し、人目を避けて育てている。
5月7日に放送された第3話では、絋海が誘拐した萌子が“中越美海（前田花）”として暮らし始めて3年後が描かれた。美海の戸籍問題に直面した絋海だったが、危険を冒すことによって法律上の親子として認められることに成功。そして、旭への復讐心を拭い去ろうと葛藤していた。
そのラストでは、かつて旭の長女・梨々子（平祐奈）の家庭教師をしていた玖村が、偶然紘海の前に現れ…。玖村は梨々子に言い寄られると、それを拒絶し、その結果、梨々子に陥れられて結城家から追われてしまった過去を持つ。かつて一度だけ結城家の前で紘海を見かけたことがある玖村との10年越しの再会は、物語に重大な転機をもたらすことを予感させ、SNS上でも今後の展開への期待で盛り上がっている。
第4話のキーパーソンとなる玖村を演じる阿部は、「玖村は、梨々子に“セクハラ教師”とうそをつかれ、家庭教師をクビになって、さらにSNSに顔写真付きでさらされ、前回の放送（3話）では、変わり果てた姿で登場しました。玖村を演じるにあたり、僕としては、『ここからだな』と思っています。今回の課題というか、演じがいがあるのは、ここからの玖村」と気を引き締め、「前半は、梨々子の家庭教師という役でしかなかったですけど、デジタルタトゥーを貼られて、社会で生きていくのがかなりつらい状況で『人生終わった』『何でもいいや』ってどこか達観している、そういうヤサグレ感を出せたらと思って演じました」と意識した部分を明かす。
また、当初の家庭教師役について、「僕は、家庭教師をした経験はないので、“人に勉強を教えていそうなごく普通の大学生”を僕なりのイメージで演じました。玖村の立場に立ってみると、ここまでつらいことがあれば、自分の人生を諦めて受け入れたほうが、きっと楽なんだろうなと想像しながら演じました。梨々子に翻弄（ほんろう）される、うぶというか、擦れていない、どこにでもいるような大学生を意識しましたね」と言及する阿部。「ただ、これからは変わります」と宣言。
これまでの撮影で、阿部は印象に残ったシーンとして、「平さん演じる梨々子と、ものすごくテンポよく言い合うシーンがありまして、そこはすごくテンポを意識しましたね。人が本当に言い合っている時って、脳と口が直結しているというか、互いの息が合う瞬間があって、その掛け合いが演じていて心地よかったです」と挙げる。「4話は、北川さん演じる紘海と一緒のシーンが多かったのですが、外のロケで、ちょうど花粉症の時期で、北川さんとオススメの対策など花粉症について語りました（笑）。
天気がとてもいい日で、『2人で頑張ろうね！』と言い合ったりしたのが、思い出ですね」というエピソードを披露すると、「後日、北川さんが、『玖村とのシーンは楽しい』と言ってくださって。ドラマの主軸はとても重く、北川さんは本当に大変な撮影をしていると思うのですが、玖村とのシーンでそう思ってくださったのは、うれしかったですね」と声を弾ませた。そして、「あとは、（望月耕輔役の）筒井（道隆）さんの言動がすごく面白いので、『筒井さんって面白いよね』って、よくみんなで話しています（笑）」と加えた。
さらに、ドラマの撮影に励む日々の中で楽しみにしていることとして、阿部は「最近、ものすごく映画館に行ってました。仕事終わりに、レイトショーに行ったり…」といい、「気になる作品があって。もちろん、演技面でよい影響を受けられたらなと思うこともあるのですが、映画館にいる時間が、すごく楽しくて好きですね」とリラックス方法を紹介。
最後に阿部は、「一度、家庭教師をクビになって、物語の主軸からは離脱したと思われていた玖村が、ここからどう絡んでいくのか、どう巻き込まれていくのか――。ここからの見どころの一つになっていると思います。玖村の行く末をぜひ、楽しみしていただければと思います」とアピールした。
第4話あらすじ（5月12日放送）
美海（一色香澄）の幸せな未来のため、旭（大森）への憎しみを心の奥底に閉じ込め、美海を実子として中学1年生まで育て上げた紘海（北川）は、自販機業者として働く玖村（阿部）と偶然出会う。紘海が思春期を迎えた美海の悩みをこぼすと、「女のことは全然分からない」と苦笑いする玖村。家庭教師先の汚名を着せられ、SNSでうそを拡散されたことで内定を取り消されたと告白する玖村の境遇に驚き、同情する紘海だったが、玖村が出入りしていた家が結城家だと知ると表情が一変。さらに、玖村は旭のことを人殺し呼ばわりして…。
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