連続テレビ小説「あんぱん」2025/08/09
番組情報
あらすじ(第20週 8月11日~8月15日放送)

『月』嵩(北村匠海)は独創漫画派という集団で、割り振られた仕事をしていたが、順調とは言えない。自分の漫画は大衆受けしないと愚痴る嵩を、八木(妻夫木聡)は自分らしいものを書けばいいと諭す。
『火』仕事の予定で埋まった嵩の黒板を見て喜ぶのぶ(今田美桜)。そんな時、のぶは鉄子(戸田恵子)からあることを告げられる。さらに、嵩の多忙ぶりを登美子(松嶋菜々子)に伝えると思わぬ言葉が返ってくる。
『水』7年後。嵩が漫画家として売れる気配はない。ある日、たくや(大森元貴)が柳井家に、独特な雰囲気の六原永輔(藤堂日向)を連れて現れる。2人は嵩にミュージカルの舞台美術を頼みたいと言う。
『木』たくやと永輔の勢いに押され、舞台美術を引き受けることにした嵩。永輔は、イメージは嵩に一任すると言う。アイデアを絵コンテにする嵩に、のぶは楽しそうだと言ってそっと寄り添う。
『金』ミュージカルの公演が終わった。嵩はたくやからまた一緒に仕事をしようと言われるも拒み、勧めるのぶには口出ししないでくれと言い放つ。その頃、のぶは嵩に内緒であることをしていた。
キャラクター紹介
- 朝田のぶ(今田美桜)
高知で祖父母、両親の愛情をたっぷり受けて育った三姉妹の長女。県大会で優勝するほど足が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていく。持ち前の男勝りで勝気な性格から「ハチキンおのぶ」「韋駄天(いだてん)おのぶ」とも呼ばれた。少し気が弱くて自信のない嵩と出会い激動の時代を共に生き、どんな時も励まし、けん引し続ける。 - 柳井嵩(北村匠海)
幼少期に新聞社の特派員だった父を亡くして伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会う。若い頃から漫画や絵を愛した。製薬会社の宣伝部に就職するも、徴兵され戦争に出征することになる。戦後、高知の新聞社でのぶと再会。のぶを追って上京後、百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しもあり思いきって漫画家として独立し、さまざまな活動をするようになる。
出演者
今田美桜/北村匠海 ほか
スタッフ・音楽
作:中園ミホ/演出:柳川強/演出:橋爪紳一朗/演出:野口雄大/演出:佐原裕貴/演出:尾崎達哉/制作統括:倉崎憲/プロデューサー:中村周祐/プロデューサー:舩田遼介/プロデューサー:川口俊介
主題歌:RADWIMPS「賜物」
今田美桜がヒロインに!「アンパンマン」を生み出した夫婦をモデルに人生描く

戦後80年を迎える2025年。第112作目の連続テレビ小説となる本作は、「アンパンマン」を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味を失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生を追う。その中で、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語をおくる。主人公・朝田のぶ役を今田美桜が、夫・柳井嵩役を北村匠海が演じる。
記者会見情報

連続テレビ小説「あんぱん」の第1週完成試写会見に、ヒロイン・朝田のぶを演じる今田美桜、柳井嵩役の北村匠海が登壇した。今田は「現場が本当に明るくて、それが『あんぱん』という物語に反映されている」と撮影半年を経た心境を語った。北村は「ちょうど半分ぐらい撮影している」と近況を報告した。お互いの印象について、今田は北村について「落ち着いて冷静で柔らかい部分は変わっていないが、この作品では等身大な部分も見える瞬間がある」と評価。北村は今田について「感受性が高く、目の前に起きていることを素早くキャッチして自分の感情にできる力がある」と称えた。また「逆転しない正義」という本作のテーマについて、北村は「生きることと食べることが直結している」と実感を述べ、今田は「模索中」としながらも「やなせ(たかし)さんが伝えたいことはシンプルで、生きる上での喜びも悲しみも全部包み込みながら温かく伝えている」と語った。
中園ミホさんの脚本は読んでいるだけでホカホカな気持ちになります(今田美桜/朝田のぶ)

土佐ことばはかわいくて大好きです。私も九州出身なので方言が少し分かるところもありますが、土佐ことばはまた違うので苦戦しました。先生に付きっきりで教えていただき、現場でずっとしゃべって、言葉遊びのような形で会話に取り入れながら練習していました。分からない時は似た言葉を探して当てはめることもあって、それを探すのが北村さんは本当に上手なんです。中園さんの脚本は、時代背景が悲しい部分もたくさんありますが、素直に全部読むことができて受け止められます。中園さんご自身がチャーミングな方。「あんぱん」だからということもあると思いますが、読んでいるだけでホカホカな気持ちになります。今後も中園さんの思いを感じながら演じていければ。やなせさんの描かれている作品には、やなせさんの人生や人柄が反映されていますし、明るさを持つのぶさんが前を走っていることも、きっと影響しているのではないかと思いました。「逆転しない正義」というテーマについては正直まだ模索中。今ちょうど、のぶが信じていた正義が逆転し始めているところを撮影している最中です。撮影が終わった時に、答えを見つけることができたらいいなと思っています。
「逆転しない正義」を描くまでに至る思いを考えながら役作りをしています(北村匠海/柳井嵩)

明石家さんまさん役以来の実在の人物を演じています。本当に緊張しますね。テレビを通して見た印象でやなせさんを構築していますが、実際にやなせさんの周りにいた人が感じていた空気、2人が作り出していたであろう空気を描かなければいけません。「アンパンマン」はもちろん見ましたし、そこに至るまでの背景や弟の話なども調べました。特にやなせさんのインタビュー動画をずっと見ていました。どこかお調子者な感じも感じましたが、戦争に対する思いや人生経験からくる達観もありました。「逆転しない正義」を描くまでに至る思いをすごく考えながら役作りをしています。最近は戦争パートの撮影が多く、男性だけのシーンが続いています。スタッフの方々が今田さんを求めている空気をひしひし感じます。「そうだよな、むさ苦しいよな」と。のぶがいてこその「あんぱん」という作品だと痛感しています。実際に飢えを体験するため、昼は乾パンだけにしたり水も控えたりして、生きることと食べることのつながりを身をもって感じています。やなせさんの「食べないと元気が出ない」という言葉が、こうした直接的な体験から来ているのだと実感しています。
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