宮近海斗が魅せた「イグナイト」第2話の核心とアンミカが登場する第3話の展開を先取り2025/05/01 19:00

間宮祥太朗が主演を務めるTBS系で放送中の連続ドラマ「イグナイト -法の無法者-」(金曜午後10:00)は、訴訟社会化が進む日本と飽和状態にある弁護士界のリアルを描いた、これまでのリーガルドラマとは一線を画す完全オリジナルのダークリーガル・エンターテインメント。
5月2日・第3話の放送を前に、企画・プロデュース・脚本を手がける畑中翔太氏が第2話撮影の裏側とともに、注目ポイントを語ってくれた。
4月25日に放送された第2話では、東修大学のラグビー部で起きた自殺未遂事件を発端に、いじめ問題と薬物使用の実態が浮かび上がる。宇崎凌(間宮)は、自身の正義と現実との間で葛藤しながらも、ピース法律事務所の代表・轟謙二郎(仲村トオル)に従い、次なる訴訟の火種を調査。標的にされたのは、意識が戻らない兄・真斗のために訴訟を起こすよう説得される弟・颯斗(宮近海斗/Travis Japan)だった。
強豪ラグビー部のいじめ問題の裏に、薬物使用という“闇”が…
弁護士デビューを果たすも、依頼人を欺くような手段で勝訴したことに納得がいかず悩んでいた宇崎(間宮)。しかし、今更面接地獄に戻ることも受け入れられず、轟に言われるがまま次の火種の調査に乗り出し始めた。

轟たちは、次の争いの火種として、東修大学の強豪ラグビー部で起こった、いじめが原因とうわさされる自殺未遂問題に目を付けた。ターゲットに選んだのは、自殺未遂後に意識が戻らない西田真斗の弟・颯斗。兄と同じラグビー部に所属している颯斗は年代別日本代表にも名を連ね、関東リーグ制覇を目指す上で欠かせないメンバーだ。
颯斗の練習風景を見た直後、伊野尾麻里(上白石萌歌)と高井戸斗真(三山凌輝)はラグビー部員や関係の深そうな学生たちに聞き込みをする一方で、宇崎は一人、保護者説明会に潜入。しかし、顧問弁護士からは「調査の結果いじめと認定できる事実はない」という簡単すぎる説明しかなく、さらにその具体的な調査方法は明かされない。そんな保護者説明会の雰囲気に違和感を覚え、宇崎は正義感からその場で声を荒げ、波紋を呼んでしまう…。
真斗の無念を晴らすべく調査を続ける宇崎は、いじめを理由に退部したラグビー部員・飯山直樹(塩﨑太智/M!LK)からいじめの証言を手に入れる。さらに、両親が学校に預けたという真斗の遺書を轟が違法スレスレの方法で手に入れ、颯斗に訴訟を起こすよう焚(た)きつけることに成功。
さらに、高井戸がラグビー部と裏社会とのつながりを調査すると、真斗を含む数人の部員が薬の運び屋をさせられていたことが判明。実は、ラグビー部内で麻薬性鎮痛剤の中毒者が増加し、薬物として使用するようになっていたのだ。しかし、大学は国からの補助金を受け続けるため、その事実を隠蔽し、いじめ問題として片付けようとしていたのだった。
「もし兄貴が目覚めたら、一緒にラグビーがやりたい」と願う颯斗の意向をくみ、轟は真斗の名誉を守るために示談に応じることを提案。裁判後、轟のやり方に賛同できない宇崎は「これ以上ここにいられない」と反抗するも、依然として宇崎は轟の手中のようで…。

宮近海斗の「陰」と「陽」を表現する深い芝居に圧倒!

いじめを苦に自殺未遂をした兄の弟・西田颯斗役を、見事に演じ切ってくれた宮近さん。
監督の原(廣利)さんと宮近さんは以前別作品のドラマで組んだ経験があり、脚本の制作段階から、輝かしいラグビー部のエースでありながら、優しかった兄が自殺未遂をしてしまう颯斗の「陰」と「陽」のコントラストを宮近さんなら表現できると提案がありました。実際の撮影でも、まるで颯斗の人生に入り込んだような宮近さんの深いお芝居に圧倒されました。
また劇中では宮近さんの俊敏なラグビー姿が印象的だったと思いますが、「強豪ラグビー部のエース」という颯斗のリアリティをより高めるために、クランクインまでに実際のラグビー練習を入念に行い、しっかりとその役を仕上げていただきました。その結果、あの現役選手さながらの動きを表現できたのだと思います。
アン ミカの新たな一面に注目! 事件の”闇”を暴く1カットアクションシーンも

第3話は帆刈町という港町を舞台にしたいわば出張編。第2話まででその軽快なやりとりが話題になっている宇崎&伊野尾コンビのストーリーです。この絶妙な相性の2人が、港町に潜む影にどう切り込んでいくのか?が見どころの一つです。
さらに港町の女将に”憑依”したアン ミカさんのお芝居にも注目してほしいです。衣装合わせの段階から、アン ミカさんのパブリックイメージとはかけ離れた「高山恭子」という人物を演じることに高いモチベーションを持っていただき、脚本のセリフも「しゃべりやすい関西弁に調整しますか?」という提案にも、「このまま標準語でやります」と役に没入していただきました。いつもテレビで見るアン ミカさんとは全く違う、高山恭子というキャラクターをぜひ楽しんでいただきたいと思います。

そしてもう一つの見どころは、事件の真相に迫るシーンで繰り広げられる、アクションあり、スリルありの1カットシーンです。ぜひオンエアで驚いてほしいので、詳しく内容は言えないのですが、事件の“闇”を暴くこの1カットシーンは間違いなく第3話のハイライトになると思います。
5月2日放送 第3話あらすじ
轟(仲村)に相談があると、高山恭子(アンミカ)がピース法律事務所へやってきた。だが、事務所に居たのは留守番中の宇崎(間宮)だけで、宇崎は轟に代わって自ら相談を受けることに。その相談とは、恭子が大衆食堂を営む帆刈町で、知り合いの外国人技能実習生・クオン(パース・ナクン)が大けがをしたことだった。

労働中の事故であれば労災が申請できると宇崎が説明しても、自分がドジをして怪我をしてしまっただけだと言い張るクオン。さらに、轟からは依頼を受けることを反対されてしまう。その様子を見ていた伊野尾(上白石)は、再び帆刈町に向かう宇崎について行くことに。

宇崎と伊野尾がクオンの働く二見水産加工を訪ねると、社長の二見壮一(ドロンズ石本)は嫌な顔をせずに調査に協力し、クオンをとても心配していた。そんな二見と話している最中、伊野尾は妙な視線を感じ…。

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