バカリズム、調べてみたいネタは…「こういう記者発表の変な空気」――「私のバカせまい史」イベントリポート2023/04/20

　司会のバカリズムさんが“研究長”を務め、進行を永島優美アナウンサーが担う、ばかばかしくも知的好奇心をそそる新趣向のバラエティー番組「私のバカせまい史」（フジテレビ系）の記者発表イベントが先日、東京・表参道にある東急プラザの階段にて行われた。

　「当番組のMCであり研究長のバカリズムさん、研究員のヒコロヒーさん、進行を務める永島優美アナウンサーにご登場いただきましょう」という声と共に壮大な音楽が流れ、少し恥ずかしそうな表情を浮かべる3人が階段の上に登場！　照れ笑いしながら階段を下り、イベントがスタートした。

　永島アナから番組への印象を聞かれたバカリズムさんは「この番組、本当、僕好きで。自分が関わっていなくても、普通に視聴者として見たい番組だと思っています。だから、やらせてもらってすごくありがたい」と言いながらも、「実際、関わっちゃうと逆に大変っていうね」とポツリ。それにはヒコロヒーさんも「そうですね」と同調。続けて「めっちゃバカバカしくてくだらない狭い史を読み解いていくみたいなのもあれば、『あ、ほんまにそうなんや』みたいなふに落ちるみたいなところも」とコメント。

　さらに、レギュラー放送が決定した時の率直な気持ちを「無理だと思いました（笑）」とぶっちゃけるバカリズムさん。「スタッフさんもそうだし、演者さんにもかなり負担かかるじゃないですか。打ち合わせ重ねて。これを毎週やっていくっていうのはどうなんだろうなって不安もありました。しかも、ゴールデンじゃないですか。これからどうなっていくのかなっていう。もしかしたら1カ月ぐらいしたら、もうほぼゲームコーナーばっかになってるかも（笑）」とちゃめっ気たっぷり。それでも、「そうならないように頑張りたい。クオリティーを保っていきたい！」と意気込む。

　ヒコロヒーさんは、「レギュラー化ってなった時、めっちゃうれしかったんですよ。『うわ、やった！　いっぱいやれるんや、あれ！』と思ったんですけど、ちょっと腹に力入れてやっていかないと」と気合いが入ったコメントを。

　これから調べてみたいネタについて聞かれると、ちょっと考えて「こういう記者発表の変な空気」とバカリズムさんならではの視点の回答が飛び出す。「記者発表ってなんかちょっと独特の空気感あるじゃないですか。試写会とかのあの時のあの空気、記者さんばっかりいる空気感はちょっと見てみたいですね」とその理由を明かした。

　イベント中盤、記者から“（芸人として）ネタをやっていることで、研究発表に役立ったこと”を聞かれると「私はピン芸人なので、1人でばーっとしゃべるのは元々やってきたことなので、コンビの方とか、コント師、漫才師の方よりはちょっとやれているのかな。やりやすくなるのはあるのかなと」（ヒコロヒー）、「僕もそうですね、僕も本当にああいう形式のネタもあったりするので。割と普段のネタの延長線上にある感じはしますね」（バカリズム）と打ち明けた。

　最後に、研究長・バカリズムさんは「なんでそこを調べたんだというようなことを、いい大人が徹底的に時間をかけて調べて発表するっていうだけの番組で。ゴールデンになるから番組の雰囲気とか変わっちゃうのかなとか広くなっちゃうんじゃないかっていう心配もしていたんですけども、全然変わらないままで。どこまでやっていけるか、かなりチャレンジなんですけども、温かく見守っていただければなと思います」と視聴者へメッセージを送った。