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東京オリンピックの競技を解説【新体操】着実に力をつける“フェアリージャパン”、高難度の技の完成度がメダル獲得の鍵2021/07/19

新体操 写真:アフロ

 新体操は、手具を使いながら音楽に合わせて演技を行い、技術と芸術性を競う採点競技。男子種目も存在するが、主に日本だけで行われているもので、オリンピックの正式種目になっているのは女子種目のみ。個人総合と団体総合があり、前者は1984年ロサンゼルス大会から、後者は1996年アトランタ大会から実施されている。演技は13m四方のフロアマットで行われ、個人は「フープ」「ボール」「クラブ」「リボン」の4種目を行い、合計点を競う。5人で演技する団体は、「ボール」「フープ・クラブ」を行う。手元での巧みな手具さばきと、手具を投げ上げ、難しい姿勢でキャッチする技術、そして女子ならではの柔軟性を生かしたしなやかな演技が見どころ。指先まで神経が行き届いた動きは美しく、開脚姿勢などで示される関節の可動域の広さは驚異的ですらある。

 順位は演技の難度を示す難度点(上限なしの加点式)と、出来栄えを示す実施点(10点満点の減点式)の合計で決定する。2018年から難度点の上限が撤廃されたため、演技時間中に高難度の技をどれだけ多く盛り込めるかが重要になっている。演技時間は、個人は1種目につき1分15秒~1分30秒、団体は各種目2分15秒~2分30秒と決められており、長すぎても短すぎても1秒につき0.05点の減点になる。

 金メダル候補はロシア(ROC)勢。団体は2000年シドニー大会から5連覇中と際立った強さ、安定感を誇る。今大会も大本命の座はゆるぎない。個人もロシア勢が5連覇中。2019年世界選手権個人総合では、ジーナ・アベリナが3連覇を達成し、その双子の姉、アリーナ・アベリナが2位に続いた。今大会でも姉妹で金メダルを争う可能性が高い。世界選手権で3年連続表彰台に立っているリノイ・アシュラム(イスラエル)もメダル候補だ。

 日本の期待は団体。“フェアリージャパン”は、2017年世界選手権3位、2019年2位と着実に力をつけ、メダル候補として地元開催の大舞台に立つ。ライバルになるのは、ブルガリア、イタリア、ベラルーシなど。日本を含む2番手グループがメダルを争いつつ、頭一つ抜けているロシアにどこまで迫れるか、という図式になりそう。日本は難度点を上げるため、2019年世界選手権時点より多くの技を入れる演技構成を磨いている。その完成度をどれだけ高められるかが2番手グループを抜け出す鍵になる。個人は2018、2019年世界選手権代表の大岩千未来、2018年から全日本選手権3連覇の喜田純鈴が出場。上位入賞が目標になる。

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