吉田鋼太郎が家具職人役 「きんつくろい -金繕い-」金継ぎとウイスキーがつなぐ再生の物語2026/09/11 05:00

フジテレビ系では、10月8日に、吉田鋼太郎主演のスペシャルドラマ「きんつくろい -金繕い-」(午後10:00)を放送する。
本作は、サントリー×フジテレビ「ヤンシナ脚本家応援プロジェクト」第3弾として制作。同プロジェクトで脚本を担当するのは、「第33回フジテレビヤングシナリオ大賞」で佳作を受賞した金民愛氏。“ウイスキー”をテーマに初のテレビドラマ脚本を手がける。
「ヤンシナ脚本家応援プロジェクト」は、ヤングシナリオ大賞の受賞者にオリジナルドラマ執筆の機会を提供し、その後の活躍を後押しするプロジェクト。未来の脚本家を育てるフジテレビと、その挑戦を応援しながら、お酒が人生にもたらす豊かさや魅力を届けるサントリーがタッグを組み、受賞者が書き下ろしたオリジナル脚本をドラマ化する取り組みとして2024年に始動した。今回はその最新作となる。
プロデュースは「愛の、がっこう。」(25年)、「ナンバMG5」(22年)などを担当した栗原彩乃氏、演出は「あなたがしてくれなくても」(23年)、「新宿野戦病院」(24年)、「最後の鑑定人」(25年)などで手腕を発揮した清矢明子氏が務める。
物語は、世界的な評価を得ながらも人里離れた工房で孤独に暮らす家具職人と将来に悩む大学生が、割れてしまったウイスキーグラスをきっかけに出会うことから始まる。時間をかけて熟成するウイスキーと、割れた器を修復する“金継ぎ”を通して、長い間止まっていた人間関係と人生の時間を、丁寧につなぎ直していく。壊れたものは完全には元に戻らなくても、新たな形で直すことができるという希望を描く、切なくも温かな再生のラブストーリーだ。
吉田が演じるのは、若くして夢を追ってイタリアにわたり、日本人として初めて権威あるデザイン賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得た家具職人・柊恒一。輝かしい成功の裏で、自らを一人前だとは思えていない。若き日にイタリアへ渡る際に、ひそかに恋心を抱いていた同級生・薫と、「一人前になったら、必ず帰ってくるから」と約束。しかしその約束は果たされないまま時が過ぎた。現在は職人としての創作意欲も失い、家具の修理を請け負いながら日々の暮らしをしのいでいる。果たせなかった約束への後悔と創作への迷い。その二つを胸の奥に抱えたまま、山奥のアトリエでひっそりと暮らしている。
頑固で不器用、感情を表に出すことが苦手な柊のもとを、ある日、就職活動中の大学生・守谷夏樹が訪ねてくる。夏樹が「祖母の大切なものを壊してしまったので、直してほしい」と差し出したのは、割れたウイスキーグラス。食器の修理は受けていないと追い返そうとする柊だったが、夏樹がかつて大切に思っていた女性・薫の孫であることに気付く。
割れたグラスを金継ぎで修復する時間の中で、夢をかなえたはずなのに過去にとらわれる柊と、就活中でまだ何者でもない自分の未来に迷う夏樹は、少しずつ互いの心を通わせていく。戻らない時間、壊れてしまった関係、伝えられなかった思い。長い時を経て、彼らはそれぞれの人生をどのようにつなぎ直していくのか……。
本作を象徴するのは、割れた器を漆と金で修復し、傷跡を含めて新たな姿へと生まれ変わらせる「金継ぎ」。一度壊れてしまった人間関係が、長い時間を経て再びつながっていく姿を描き出す。また、「金継ぎ」とともに重要なキーアイテムとなるのが、40年前と現在をつなぐ「ウイスキー」だ。自身も酒好きとして知られる吉田が、ウイスキーと金継ぎされたグラスを介して自らが選んだ人生と、そこに刻まれた傷に向き合っていく主人公を表現する。

吉田がフジテレビ系ドラマで主演を務めるのは、「おいハンサム!!2」以来2年ぶり。吉田は、「主演でお話をいただいたので、びっくりしました。『やろう、やりたい、やるぞ!』と気合が入りました」と意気込む。台本を読んだ印象を聞かれると、「とても、いい意味でゆったりとした流れの台本で、それぞれの登場人物の感情の流れを丁寧に追っていく物語だと感じました」と答えた。
演じる柊恒一については「共感できるのは、自分では納得いっていないけれども、人が求めるものを作ってくれと言われて作っていく中で、実は自分が本当にやりたいことではないと葛藤する部分です。僕らの仕事にも、そういう時があったりするので」と分析した。
そんな柊を演じる上で心がけていることについて、「家具職人であり、割れたグラスを金でつないでいく金継ぎの職人でもあるので、職人としてのリアリティーを持って演じるために、どれくらい準備をすればいいのだろうと思っています。僕は実はとても手先が不器用で、小学校の工作の課題もまともにできた試しがありません。自分とはすごくかけ離れた役ではありますが、そういうものにも挑戦しなければいけないと思いまして。準備はなかなか大変ですが、やりがいはあると思います」とコメント。苦笑しながらも、役作りへの真摯(しんし)な姿勢をのぞかせた。
自身とお酒の関係を問われると「お酒は大好きで、20歳からずっと飲んでいます。やっぱりリラックスする時、仕事が大変な時に飲みますね。いろんな緊張や、頭も体もハイになっている状態が、お酒を飲むとふっとほどけていく。そういうためにも必要なものです」と、お酒が必要な存在であることを告げた。
最後に、「心がざわつくようなことが多い時代ですが、その中でとってもゆったりと心に染み入る作品です。ウイスキーのように、ゆっくりと体の中に染み渡っていくようなストーリーと登場人物たちのお話ですので、ここ最近では、なかなかお目にかかれないようなドラマになると思います。ぜひ楽しんでいただきたいです」とメッセージを寄せた。
重厚な役柄からコミカルで愛らしい人物まで自在に演じきる吉田が、寡黙で不器用な家具職人の繊細な心の揺れをどのように体現するのか注目だ。
一方、脚本の金氏は、「自分が思い描いた物語が映像になること、とても感慨深く思っています。執筆中は迷うこともたくさんありましたが、プロデューサーや監督に温かく支えていただいたおかげで、最後まで大切に書きあげることができました。このドラマが、見てくださった方々にとって、大切な人やこれまで過ごしてきた大切な時間を振り返るきっかけになれたらうれしいです」と喜んでいる。
なお、柊の人生を動かすきっかけとなる青年・夏樹役や、柊の初恋の相手である薫役など、気になる追加キャストは近日公開予定。また、TVerでは、「フジテレビヤングシナリオ大賞」の過去作品や、関連作品を9月26日から無料配信する予定だ。
キーワード
関連リンク
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2026年秋】TVドラマガイド
2026年の10月・11月・12月にスタートする秋ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
朝ドラ「ブラッサム」、大泉洋・山下智久出演「俺たちの箱根駅伝」、榮倉奈々&赤楚衛二「あにいもうと」、岩本照主演「真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA」、坂口健太郎主演「kiDnap GAME」のほか、ドラマ情報を続々追加中☆
また、BS&WOWOWの新ドラマも含め、出演者、主題歌や追加キャスト、あらすじ、記者会見リポートetc.最新情報も随時更新!
【2026年夏】TVドラマガイド
スタートした2026年の7月・8月・9月放送の夏ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
内田有紀×寺西拓人「ラストノート」、蒼井優「Tシャツが乾くまで」、松村北斗「告白-25年目の秘密-」、山田涼介「一次元の挿し木」、さらに、人気作の続編「VIVANT」「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」「リラの花咲くけものみち2」や、BS&WOWOWで放送される新ドラマの情報も掲載☆
そのほか、出演者、主題歌や追加キャスト、最新のあらすじ、記者会見リポートなどを随時更新中!














