鞘師里保×小西桜子「付き合ってあげてもいいかな」撮影秘話を披露! キスシーンや互いの素顔も2026/09/08 08:00

鞘師里保と小西桜子が、MBSほかで9月10日にスタートするドラマ特区「付き合ってあげてもいいかな」(木曜深夜0:59)の第1話先行上映会&トークイベントに登壇。ダブル主演を務める本作への思いやお互いの第一印象、キスシーン撮影の裏話、現場で見つけた意外な素顔など、さまざまなエピソードを語った。
本作は、海外を含め累計100万部を突破したたみふる氏の同名漫画「付き合ってあげてもいいかな」(⼩学館「裏少年サンデーコミックス」刊)を実写ドラマ化した“恋人から始まるへたくそラブストーリー”。大学進学を機に出会った犬塚みわ(小西)と猿渡冴子(鞘師)が、互いに女性が好きという共通点から付き合い始め、恋愛や人間関係に悩みながら成長していく姿を描く。
雨の中駆け付けた観客へ感謝を伝えた2人。冒頭では、劇中とは異なる現在の髪色が話題となり、鞘師が「2人とも金髪じゃなくてよかったっていう気持ち(笑)」と話すと、小西は「今日初出し。ちょっとずっと隠してきたので、多分びっくりしちゃったかもしれない」と自身の髪色を紹介。自身が演じるみわになぞらえて「みわちゃん、なんかグレたみたいな(笑)」と続け、会場を和ませた。

まずは、国内外で支持を集める原作へ。鞘師は「2人の中だけの限定的なお話なのかと思いきや、状況とか環境が違っても、親密でいたい人との関係が思うようにいかなかったり、そこに悩みながら一歩一歩人生を進んでいるというところが、いろんな人に通じる」と作品の普遍性に触れる。
さらに、「人間というものの本質、関係性やコミュニケーションの本質みたいなものが、きれい事じゃないところも含めてしっかり描かれている」と続け、「演じてみたり、世界の方の声を聞いたりしていると、どこかで見えない輪でつながっているんだろうなと感じる。最終的には心が温まる、人間らしいなと思えるすてきな作品」と、その魅力を言葉にした。

一方、小西は今回を機に初めて原作を読んだそうで、「すごい熱量をかけて、人の人生を密度高く描いた作品」と印象を表現。恋愛における「きれい事ではない愚かさだったり、ちょっとだらしなさだったりという感情」もごまかさず描かれている点に引かれたといい、実写化についても「制作陣の皆さん一人一人もすごく熱量が高くて、『世界でバズれ!』みたいな気持ちで(笑)、本当に頑張って作った」と力を込めた。
その言葉通り、情報解禁後には海外からも大きな反響が寄せられた。鞘師は「インスタのタグ付けが多言語でされ始めて、びっくりしちゃいました」と驚きを口にし、「皆さんの『付きかな』愛がすごくて。すごく見張られているような気持ちになったというか(笑)。さらに頑張らなきゃなという思いにさせられました」と、ファンの熱量に背中を押されたことを伝えた。
小西も「こんなに反応していただいたのは初めて」と海外からの反応の大きさに触れ、SNSのコメントについて「スラングみたいなのがあるのかな。すごくテンションが高い、『わー!』みたいな反応をいただいて」と興味津々。鞘師が「GIF画像みたいなのを使ってコメントされる方が多いみたいです」と補足すると、「言語を超えてもダイレクトに伝わってくるよね」と同意。「リアルタイムでどんな感想が届くのかなと思うと、すごく楽しみです」と放送開始を心待ちにしていた。
続いて、それぞれが演じる役の話題に。明るく社交的でありながら、みわを前にすると素直になれない冴子を演じる鞘師は、当初「自分自身は、もしかしたらみわのタイプの人間なんじゃないかな」と考えていたという。
しかし、役と向き合う中で、「本当に心からつながりたい人とコミュニケーションを取ろうとする時に、急に身構えてしまうところだったり、本当の自分の気持ちを知られることって、もしかしたら恐ろしいことかも、と感じている冴子の気持ち」には自身も共感する部分があったそう。「今、冴子という人物に一番近くいるのは自分自身だから、そこを救ってあげられる瞬間があればいいなと思いながら演じていました」と、役に寄り添った思いを語った。
対する小西は、みわについて「すごくかわいらしい役なので、『大丈夫かな?』って」と、演じる前には不安もあったそう。「容姿だけじゃなくて、面倒くささだったり、慣れていないところすら惹かれるような女の子」だからこそ、「自分で大丈夫かな」という思いを抱いていたという。
それでも情報解禁後には「すごく合っている」「ハマっている」といった声が届き、「こんなに『合っておる』と言っていただく役がなかったんじゃないかというぐらい温かい言葉をいただいているので、新しい自分の可能性というか、『こういうみわができるんだ』という扉を開けてもらった感じがして、すごくうれしかったです」と、新たな手応えを口にした。

恋人役として向き合った2人は、お互いの第一印象についても紹介。鞘師は小西について、「会った瞬間から『みわだ』と思いました」と即答。会話では、自分がテンポよく言葉を投げかけても、小西から少し間を置いて返事が戻ってくることがあったそうで、「その場のテンポに飲み込まれず、ご自身のペース、テンポを持っている方」と分析。そうした部分に、みわが持つ素直さや柔らかさとの共通点を感じ、「私はもうピッタリの方だと思いました」と太鼓判を押した。
小西も「鞘師里保ありきの実写化なんじゃないかと思うぐらい」と信頼を寄せる。「もともと表現の幅がすごく広くて魅力的なので、『どんな冴子が見えるんだろう』とワクワク」していたといい、普段の鞘師は「本当に穏やかで控えめ」と説明。一見すると役とのギャップがありながらも、「冴子という人間の奥底にある“核”みたいなものは、たぶんすごく近くて」と感じたそうで、「鞘師さんが演じるからこそ、冴子という人の奥行きや深さにつながっている」と、共演を重ねたからこその印象を伝えた。
そして、第1話を見終えたばかりの観客の前で話題に上ったのが、劇中のキスシーン。鞘師は「キスシーン自体が初めてだった」と告白し、「本当にどういうものなのか、『こういうものだろう』という想像自体もなかなかできず、とにかく脚本に向かって、作品に向かって、という感じだった」と初挑戦を回想した。
すると小西が、「もう本当に、何回したか覚えてないぐらい、たくさんしましたよね」と振り返り、鞘師も「たくさんね」と相づち。さらに鞘師が「この先もね」と予告すると、小西も「この先も」と応じた。予告映像についても、小西が「『ここで終わるのかな』と思いきや、最後ガッツリしていたもんね」と触れれば、鞘師は「予告でそれなんだよ。ということは……っていう(笑)」と意味深な一言。2人の恋の行方に、ますます期待が高まるやりとりとなった。
撮影中の2人の距離感がうかがえるエピソードも。スタッフがメイキングやSNS用の動画を頻繁に撮影していたことから、鞘師は「隙あらば“盗撮”されていて(笑)」と冗談交じりに語り、「本当に2人の“カップル時間”みたいな感じがしました」と表現。「パートナーが急にカメラを構える瞬間って、こういう感じだよね、みたいな。2人の空気感が出来上がっている撮影期間でしたね」と、自然と育まれていった関係性を振り返った。
劇中では純粋に楽しいだけの場面が意外と少なかった分、空き時間は和やかに過ごしていたという。現場ではスクイーズが流行し、スタッフも交えて楽しんでいたそうだ。
また、緊迫したシーンの多い作品の中で、鞘師が元気でいられるよう、小西が差し入れをすることも。鞘師の好きなキャラクターを街中やコンビニで見つけると、小西は「あ、これは里保ちゃんにあげよう」と、つい手に取っていたという。「本当に恋人かのように(笑)」という小西に、鞘師は「すごい餌付けされてる感じがあります(笑)」と返したが、日常のふとした瞬間にも相手を思い出すほど、撮影を通じて深まった2人の距離感が伝わってくる。
イベント後半には、タイトルにちなんだフリップ企画も実施。「私をうまく扱うコツ」を答える“トリセツ”企画では、鞘師が「コーヒーをください」と回答。「コーヒーが日々のガソリンになっている」といい、「何か声を掛けるでもなく、何かイベントを起こすでもなく、ただカフェインをください」とシンプルなリクエストを提示した。撮影中も一日に何杯も飲んでいたそうで、好みはブラックだとか。

一方、小西が掲げたのは「一緒に歌おう」。「私、歌が下手なんですよ。本当に」としつつも、「歌ってやっぱりテンションが上がるから、現場とかでも歌ったりするのが好き」と理由を説明。宣伝用TikTokの楽曲が頭から離れず、撮影現場でも口ずさんでいたほか、鞘師の曲もよく歌っていたという。鞘師が「簡単な振りを作ったつもりなのに、『完璧にやるから』って、すごい練習してくれて」と振り返ると、小西は「でも下手だった(笑)」と返し、2人ならではのテンポのいい掛け合いを見せた。

続く「実際にプライベートで一緒に出かけるなら、相手をどこに連れて行きたい?」というテーマでは、東広島市出身の鞘師が「東広島1日観光」を提案。小学生の頃に上京したため、大人になって地元へ帰った時に「こんなに広島県っていい場所なんだ」と再発見したといい、桜のスポットや森の公園に加え、「田んぼとかも紹介できますし」と地元ならではの案内コースをプレゼンした。
それを聞いた小西も、「メジャーな観光スポットじゃない、ちょっと攻めたところに連れて行ってほしい」と興味津々。自身は「動物園」を選び、レッサーパンダが好きだとして野毛山動物園をおすすめすると、鞘師から「詳しい(笑)」と感心される一幕もあった。

さらに、「へたくそな恋」にちなみ、撮影中に見つけた相手の“へたくそ”な一面を答える企画へ。鞘師は「2人で声を揃(そろ)えるのがヘタクソ」と記し、SNS用のコメント撮影で、小西が一人で話し始める場面にもかかわらず、「せーの、ドラマ『付きかな』!」と自ら掛け声をかけていたエピソードを披露。「誰と“せーの”してるんだろう?」とひそかに気になっていたそう。
この事実を初めて知らされた小西が「初めて知りました(笑)」と驚くと、鞘師は「やめてほしくなくて、ちょっと黙っていました(笑)」と返答。「あと何個かコメント撮りするだろうから、ちょっと何回か聞きたいな」と、あえて指摘しなかったという。

対する小西は、鞘師の「後ろ歩きがへたくそ」をセレクト。実はオープニング映像は逆再生で制作されており、2人が同じペースで近づいていけるよう、歩数を数えながら後ろ向きに歩いて撮影したそう。
鞘師が「あまりにも慎重に、丁寧に歩きすぎて(笑)」と説明すると、小西は「ダンスがあんなにうまいのに、後ろ歩きの逆再生で、こんなにへたくそなところがあったとは」と意外なギャップを指摘。完成した映像を見た際も、「切ない」と泣きそうになっていたところ、鞘師の動きで思わず吹き出してしまったといい、鞘師は「一笑いして入ったらちょうどいいかも」と返した。
イベントの締めくくりに、小西は「本当にたくさんのご縁のおかげで、この『付きかな』をやることになって、本当にすごく濃い時間を過ごしました」と撮影の日々を回顧。「監督やプロデューサーの皆さんの熱量が本当に込められた作品」とし、「ぜひこれからも温かく見守って、楽しみにしていただけたらうれしいです」と呼びかけた。
鞘師も「制作陣の皆さんも私たちも、『より良い作品にできるように、届けられるように』という同じ目標で、一直線に頑張ってこられました」とチームへの感謝を込め、撮影期間を「私にとっても青春だった」と表現。「そんなドラマ『付きかな』が、たくさんの方に届きますように」と願い、「この先も、2人の行く末を最後まで見守っていただけたら」とメッセージを送った。

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