本島純政&上村謙信にとっての「未成年」とは? 2人の関係性は「宝物だよね」2024/11/28
本島純政×上村謙信(ONE N’ ONLY)がW主演を務めるドラマ「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」(月曜深夜、関西ローカル)の特別上映イベントが11月27日に開催。第4・5話の上映が行われたほか、本島と上村、柴田啓佑監督が登壇した。
韓国の電子コミックで、全世界で643万View超えを記録する同名人気BL作品を実写化した今作。高校2年生という未熟な2人が“恋”という初めての感情に戸惑い、不器用ながらも互いに関わりを深めていき、人間として成長していく様子を丁寧に描いた純愛ラブストーリーだ。本島が他人に無関心な優等生・水無瀬仁を、上村が破天荒なクラスの問題児・蛭川晴喜を演じている。
11月25日に第4話が放送され、アイスを食べながらのキスシーンなど数々の名シーンが大きな反響を呼んだが、本島は登壇するなり「皆さん、面白かったですか~!」と観客に問いかけを。「SNSでは『面白かったです』などコメントをいただいていたのですが、こういう形で『未成年』を見ていただく機会はなかったので、すごくドキドキしていました。なので、皆さんがこうして『面白かった』と言ってくださって本当にうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。
この反響に、上村も「(撮影していたものが)こうして一つの作品になって、たくさんの方に届けられていることがうれしいです。そして昨日、TVerのドラマランキングが9位いきました! 皆さん、ありがとうございます!」と。「昨日、(午後)11時40分ぐらいの時は11位くらいで『トップ10いけるかな…』と思っていたのですが、最終的に9位までいくという。想像以上に反響があり、日本のみならず海外でもたくさんの方に見ていただいていて、本当に感無量です」と感謝を述べた。
第4話を振り返り、 本島は「やっぱりアイスのキスシーンが見どころなんじゃないかなって思います。初めて泊まりでの撮影だったのもあって、あのシーンは本当に2人ともドキドキしながら撮影していました」とエピソードを明かした。
そんな本島の印象を問われた柴田監督は、「すごく真面目な子だと思っていたのですが、実は天然だったっていう(笑)。現場でも結構とぼけていて、『えっ、それどういうこと!?』みたいなことをたまにやっていたのですが(笑)、それもかわいいな~と思いながら。大人っぽいイメージだったのですが、しっかり子どもらしさも残っていて、この『未成年』という作品をやる上でぴったりだなと思っていました」と、その天然ぶりも含めて称賛。
続けて、上村についても「本島くんに対してお兄ちゃんぶったりする(※2人は5歳差)のかなと思っていたのですが、そうではなく、等身大のまま仲がいいんですよね。そういう人懐っこさがすごくいいなと思っていて。なので、蛭川の人の懐にスッと入る感じができるんじゃないかなと。最初はちょっとツンツンしているのかなと思ったのですが、全然そんなことなくて、『監督ぅ~』みたいな感じ(笑)。どちらにしても、2人ともかわいいってことです!」と、その愛を語った。
フリップトークのコーナーでは、「第1話から第5話の中で印象に残っているセリフ」というお題に対し、本島は「可哀想(かわいそう)」(第2話)、上村は「俺はお前といると強くなれるよ」(第4話)と回答。本島の「可哀想」について、「水無瀬が蛭川を家に誘った時に言ったセリフなのですが、ここから2人の関係性がどんどん変わっていったので、僕はこのセリフが一番印象に残っています」とその理由を。
上村も「蛭川としては、水無瀬がそこで初めて受け入れてくれたといいますか、ここが自分の居場所なのかなってちょっと思えて。『俺、可哀想に見える?』という問いに対して『別にそんなことないよ』みたいなことも言えるのに、そうではなく、『可哀想』と受け入れてくれたのはすごくキュンときました」と同意した。
さらに、柴田監督も「本島くんも言ってくれましたが、このシーンで水無瀬が蛭川のことを受け入れる…きちんと見るようになる、といいますか。今までは自分と違う世界の人だと思っていたけれど、きちんと思えるようになったというのを伝えてあげる言葉じゃないかな、みたいな話をしたと思います。しかも、これがたぶん初めての夜の撮影だったかなと。そんな思い出もあり、結構僕も好きなセリフです。その後、犬みたいに蛭川がついてくるのもかわいいんですよね」とほほ笑んだ。
一方、上村は「水無瀬の『お前といると弱くなる』というセリフに対して、蛭川は『俺はお前といると強くなれるよ』っていう、この対比が深いなと思って。それに、この言葉が蛭川の全てを表しているような気がするんです。第5話を見てくださった皆さんならより分かっていただけると思うのですが、蛭川のこれまでの居場所、あの家庭環境を考えるとグッとくるといいますか…。このセリフがすごく好きです」としみじみ語った。
2問目では「お互いの演じている役柄を動物に例えると?」というお題が。なんと、これに対しては文字ではなくイラストで答えることに。本島はユニークな「大型犬」、上村はキュートな「猫」のイラストを披露した。この理由について、上村は「水無瀬はビジュアルもそうだし、なんか猫っぽいなと思って。オープニングに出てくる黒猫みたいな。ツンデレといいますか、受け入れてくれる時と突き放す時がある感じも猫っぽい」と解説。
対して、その“画伯”ぶりで会場を騒然とさせた本島は「蛭川はSNSでも大型犬って言われていたので。あと、パーマっぽい髪形なので、この犬もパーマにして蛭川っぽさを出してみました!」と自信をのぞかせつつ、「謙信くんは目が大きいから、それを再現しようと思ったら、 ちょっとバランスをミスってしまって…」と反省も。「一番こだわったのがベロを出しているところ。僕がキュンとしたシーンで、蛭川の『もっとちゃんとうつす?』(第4話)っていうセリフがあるんですよ。そこをどうにかして再現しようと思ったらこうなりました」と、イラストに込めた思いを熱弁した。
そして、ラストとなる3問目は「自分にとってドラマ『未成年』は○○」というお題。○○部分にそれぞれが思い浮かんだ言葉を埋めるというもので、本島は「僕は『青春』です。未成年の2人が初恋をして、そこからどんどん恋の難しさだったり、未成年ながらの壁に当たるのって、その時期にしかできない、ある種の青春なんじゃないかなってすごく考えていて。まさに未成年の時にしか経験できないことをしているので、僕は『青春』という単語を選びました」と。
続けて、上村が「このドラマは僕にとって『宝物』だと思えるぐらい、すごく大事な作品です。撮影していた日々は毎日がきらめいていて、たくさんのすてきな方にも出会えました。蛭川という役は僕の人生の財産で、そういうのも含めて『宝物』だなと思いました」と感慨に浸ると、本島も「宝物だよね、この関係も」と同意し、会場は温かな空気に包まれた。
最後は3人それぞれが観客にメッセージを。柴田監督は「『未成年』という難しい題材で、ドラマとしてなかなかチャレンジングな部分もあって。恋愛の苦しさとか温かさとか、人と人が分かり合う瞬間みたいなものが、2人が頑張ってくれたおかげで写っていて、そこに反響をいっぱいいただいているので、僕としてはそれが届いているのがとてもうれしいなと思います。最後まで、どうか2人を見守って見守っていただければなと思います。本当に2人がめちゃめちゃ頑張ってくれたので、 ぜひ皆さんも話題にしていただいて、TVerも1人2000回くらい回していただけたら」とにっこり。
上村は「本当にすごく大好きな作品で、皆さんにもこの作品を通して何か届けばいいなって思います。キュンキュンするシーンだけでなく、それぞれが抱えているものも含めて、『未熟な俺たちは不器用に進行中』というサブタイトルにつながるのかなと。 僕自身、撮影中に不器用なところが出てしまい、うまくいかず、監督と『器用な役者じゃなくてごめんなさい』みたいなことを話したこともあったのですが、それくらい全身全霊で挑んだ作品だなと思いますし、一生忘れないです。僕にとって代表作になると思いますし、 1話1話、1シーン1シーンが全部大事で、内容も濃いので、ぜひたくさん見ていただいて…『未成年』ブームを世界中で巻き起こせたらいいなって思います」と前を見据えた。
本島も「『未成年』を見てくださっている方を前に、こうしてイベントができて本当にうれしかったですし、ここからもっともっと『未成年』を盛り上げていきたいです。『未成年』を見ていただいて、皆さんの心に何か響くものがあれば、それは本島純政としても、そしてスタッフの皆さんも、みんなで作ったかいがあったなと思えます。本日は本当にありがとうございました」とお礼を述べ、イベントを締めくくった。
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