劇中歌はテイラー・スウィフト。映画「ふたりで終わらせる」は大人の魅力にあふれたラブストーリー2024/11/27
現在公開中の映画「ふたりで終わらせる／IT ENDS WITH US」は、今年8月にアメリカで公開されて以来、全米興収1億4136万ドル、全世界興収3億936万ドルを突破（9月24日時点）している話題作。原作は、コリーン・フーヴァーによる同名小説（日本語版タイトル「イット・エンズ・ウィズ・アス／二見書房刊）で、全世界で発行部数約1000万部の大ヒットを記録し、2022年アメリカで最も売れた恋愛小説。実体験をもとに描かれた、一人の女性をめぐる切なくも心揺さぶられる感動のドラマだ。
この原作に魅せられて映画化を進めたのは、映画「ファイブ・フィート・アパート」（19年）で長編映画初監督を務めた俳優・ジャスティン・バルドーニ。今作でバルドーニは、監督としてメガホンを取りながら、主人公・リリーが愛するようになるライルを演じている。彼がこの役にぴったりだと推したのは、原作者のフーヴァー。たしかに、ハンサムでセクシーなだけでなく、どこか憂いを秘めたその面ざしはまさにライルそのものだ。
そして、リリーを演じ、主役を務めるのは、「ゴシップガール」シリーズのブレイク・ライブリー。プロデューサーも務める彼女は「自分は一人ぼっちだと感じている人々の孤独感を少しでも和らげることができたら」と本作への思いをコメントしている。また、テイラー・スウィフトが歌う劇中歌「My Tears Ricochet」も秀逸。その静かな調べは、前を向き、自分の信じる道を行きたいと願うすべての人に向けられたこの物語の背中を押してくれる。
念願のフラワーショップを開業すべくボストンにやってきたリリー（ライヴリー）は、ある日店を訪れた脳神経外科医のライル（バルドーニ）と出会う。瞬く間に情熱的な恋に落ち、共に日々を過ごすようになった二人。しかしいつしかライルの愛は思わぬ形で暴走し、リリーは封じ込めていたある記憶を呼び覚ます。やがてリリーは過去の自分自身と向き合い、ある決意を固める。
【作品情報】
「ふたりで終わらせる／IT ENDS WITH US」
全国公開中
配給：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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