大泉洋、本上まなみとロケ地で偶然再会!?「そらのレストラン」上映会トークリポート2024/03/28
映画「そらのレストラン」の上映会＆トークが3月21日、北海道・札幌のTOHOシネマズすすきので開催され、主演の大泉洋、本上まなみらが登壇した。「北海道フードフィルムフェスティバル」のプレイベントの一環で、2人は映画への強い思いや、ロケ地での意外なエピソードを語った。
「北海道フードフィルムフェスティバル」は、クリエイティブオフィスキュー、北海道新聞社、札幌市で構成する実行委員会が主催する初のイベント。“食の映像”と北海道の食・観光を結びつけ、「北海道の食文化の発展と担い手（生産者・料理人・クリエーター）の育成」「魅力・ブランドの確立とゆるぎない競争力の獲得」をビジョンに掲げる。本開催は11月22～24日に予定しており、それに先駆けたプレイベントでは、映画上映やトークイベントのほか、映画の世界観を味わう「シネマディナー」、札幌の店の食べ歩きを楽しむ「サッポロシネマバル」が行われた。
「そらのレストラン」（2018年公開）は、「しあわせのパン」（11年公開）、「ぶどうのなみだ」（14年公開）に続く大泉主演の北海道映画シリーズ第3弾。せたなを舞台に、海が見える牧場を営みながらチーズ作りに励む設楽亘理（大泉）、妻・こと絵（本上）の家族と仲間の物語を描く。
満席の客席から大きな拍手で迎えられた大泉は、「公開から5年以上たったことに驚きますけれど、こんな大勢の方に見ていただけてうれしく思っております！」と元気よくあいさつ。本上も「ただいまー！ 帰ってきました、北海道に！」と笑顔を見せ、「この映画は私にとって大切な作品。時を経て、またこうして大きなスクリーンで見ていただける日が来るなんて、本当にうれしいです」と喜びを爆発させると、すかさず大泉が「すてきなコメント！ 心が洗われます」と合いの手を入れ、観客を笑わせた。
その後、会場には、劇中で大泉と本上が演じた夫婦のモデルとなった農民ユニット「やまの会」の村上健吾さん、村上妙子さんと、マキタスポーツが扮（ふん）した大豆農家・石村のモデルとなった同会の富樫一仁さん、映画の料理を監修した塚田宏幸シェフも登場。大泉が村上さん夫妻に実際のなれそめを確認したり、富樫さんに奮闘した自然農法の経緯を聞いたりと、司会者顔負けの質問ぶりで盛り上げた。
さらに、トークでは、本上が映画の公開後、プライベートでロケ地・せたなの民宿「海の家」を訪れた出来事を紹介。「電話越しに（民宿のおかみを務める）富樫さんの奥さまの声を聞いたら号泣してしまって…（笑）。家族で遊びに行きました！ 村上さんにも久しぶりにお会いして楽しかったです」と話すと、大泉が「実はそこに、本当に偶然、私の家族もいたんです。数年ぶりに遊びに行ったのがちょうどその日でした」と驚きのエピソードを披露。「やまの会の皆さんも集合し、夜にパーティーをしたんですが、盛り上がり過ぎて民宿のお客さんに怒られました」としっかりぼやき、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
最後に、本上は「この映画をきっかけに、たくさんの方に出会え、幸せな体験をさせてもらいました。（ロケ地・せたなは）また帰りたいと思える、いつも胸にある町です」と思いを語った。一方、大泉は「『北海道フードフィルムフェスティバル』という夢のある映画祭が北海道・札幌の地で生まれようとしているのは、本当にうれしい限り。皆さまどうぞ、いろいろな映画を見て、札幌の町のおいしいレストランで食べて、このお祭りを盛り上げていただければ！」と、地元・北海道で秋に本開催される新イベントへのエールを送った。
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