“超”妄想型会話劇ドラマ「恋愛戦略会議」松下奈緒、牧瀬里穂、齊藤京子、ゆうちゃみ、藤木直人がビールで乾杯！2024/03/09
フジテレビ系で3月13～16日の4夜連続で放送するスペシャルドラマ「恋愛戦略会議」（午後11：00。16日は午後11：10）の制作発表が行われ、主演の松下奈緒、共演の牧瀬里穂、齊藤京子（日向坂46）、ゆうちゃみ、藤木直人が登壇。ドラマの見どころや撮影現場でのエピソードなどを披露した。
「恋愛戦略会議」は、年齢も職業も価値観も違う倉持冬子（松下）、鶴見弥生（牧瀬）、麦田茜（齊藤）、早乙女乃愛（ゆうちゃみ）が、木暮豊（藤木）がマスターを務めるクラフトビールバーに集まり、お互いの恋愛を成就させるため、夜な夜な“戦略会議”を開くラブコメディーでありながら、ちょっと変わった“超”妄想型会話劇ドラマ。大好きなクラフトビールを飲みながら、恋愛迷子を脱するために戦略を練り、1話につき1人分の恋のストーリーを4夜連続で紡いでいく。
最初に、それぞれの役を演じた感想について語っていった。主人公・冬子を演じた松下は「今回の役は38歳で年齢的にも近いですし、台本をいただいた時から、20代でもなく40代でもない、38～39歳の女性が抱える思いとして共通点がたくさんありそうだなと思って楽しみにしていました」と話し、「仕事をずっとしてきて仕事に懸けてきた冬子が、いろいろな出会いから何かが始まるということを期待しながらも、一歩踏み出す勇気がないみたいなところは、共感できた部分が多かったので、見てくださる方にも同じ気持ちになっていただけたら」と思いを伝えた。
プライベートでは、本作のようにガールズトークをする機会はあまりないという松下。「今回、セットの中で4人でお酒を飲みながら話をするんですけど、カメラが回っていないところでも毎日お会いしていると徐々に距離感が縮まりました。カメラが回っていなくても、藤木さんが入れてくださったグラスを持ちながら話す瞬間が結構あって、ノンアルコールなんですけど、飲んでいると気持ち的にもなんとなく楽しくなってきちゃったという不思議な現象が起きて、非常に楽しい撮影でした」と笑顔を見せた。
牧瀬は演じたシングルマザー・弥生について「年齢的にも皆さんよりは恋愛遍歴が多いであろうし、それを越えて暗くなるわけでもなく、より明るくなるところが魅力的な女性だなと感じていました。過去にはつらいことがいっぱいあったんですけど、明るく元気にいるという本来の性格が大きく出ているのかなと。それが世代関係なく、こうやって交流ができる人なんだろうなと思って役づくりを考えました」と報告。
さらに、さまざまな年代のキャストと共演して「現場の雰囲気はとても楽しくて、明るくていつも笑っていたんですけど、入る前は、親子ほど年齢が違う私がそこにいて、同じテンションでできるかなとか、いていいのかなとか疑問に思いました。でも、みんなかわいいと思えたり、自分のことのように心配したりすることが恋愛のよさなんだなと、あらためて気付けました」と明かした。
初のトリマー役については「かわいいと思っていても、言うことを聞いてくれないのが一番大変でした（笑）。撮影中は『言うこと聞いて！ 静かにしてね』と思って申し訳なかったのですが、スムーズに芝居ができてよかったです！」と話し、実家でイヌを飼っていて動物好きだというエピソードも話した。
齊藤にマイクが渡ると、奥手な茜を演じた印象を「片思い歴3年で恋愛に奥手な役だったのですが、“コレ”と決めたらいちずな役で、私自身、何事においても、ほかのものが見えなくなるぐらいいちずになりがちなところがあるので、共感する部分もあって。演じていてとても楽しかったし、やりやすかったなと思いました」と述べ、共感して演技ができた様子。
そんな中、難しかった部分に関しては「アドリブや自由なお芝居が求められるシーンが結構あって、私はあまりお芝居の経験がないので、台本に書いてあることをするだけで精いっぱいでした。でも、皆さんは本当にすごくて、もっと勉強していきたいなと思いますし、台本にないことでも自由にお芝居できるぐらい、もっと役に入り込めるように頑張っていきたいなと思いました」と意欲を燃やした。
そして、本格的な女優デビューを果たしたゆうちゃみの話題に。乃愛役に抜てきされ、ゆうちゃみは「乃愛ちゃんはすごく明るくて元気で、もうZ世代真っただ中というところを含めて、私に似ていて近しいものがあって、演じていてもすごい楽しかったし、めっちゃおもろかったです」と元気にあいさつ。その「おもろかった」部分についてツッコんで質問されると「私自身、本格的にお芝居をさせていただくのは初めてなので、『ガールズトークはどうやってすんのやろう』みたいな感じだったんですけど、皆さん優しくて、本当に楽しく演じられました」と声を弾ませた。
初めての演技は「めっちゃ難しかった」と言うゆうちゃみ。「台本が来た時にセリフ量が多過ぎて『ほんまに覚えるん？』と思うぐらい多かったので、本当に精いっぱいで。初めて現場に行く時も、『この並びヤバい、大御所さんすぎてヤバい。私で大丈夫かな』みたいな不安もすごくありました」と回顧。撮影現場で“大御所”の先輩たちからアドバイスもあったらしく「いつもは台本がほぼないところ（バラエティーなど）で頑張らせていただいてるので、台本の一言一句は『ゆーちゃみらしい感じでいいよ』と監督さんが言ってくださって…。困難だったんですけど、めっちゃ楽しかったです！」と周囲の温かさに助けられたとのこと。
緊張しすぎて頭が真っ白になったシーンもあったようだが、「撮影期間はバレンタインデー前後だったので、みんなに“アメちゃん”をいただいたりうれしいことばっかりでした。（役に入ると）自分を出さないことを意識しました。彼のことが大好きな乃愛ちゃんですけど、私自身はカメラの前でハグをしたことがないので、そこが一番汗をかきました。恥ずかしくて笑っちゃって…。監督から、『ゆーちゃみだよ、それは！』と指摘されて、乃愛ちゃんになりきるのに必死でした」とはにかんだ。
4人が集まるクラフトビールバーのマスター・小暮役で作品を支えた藤木は、実際に酒好き。「飲むだけじゃなくて、お酒そのものに興味があるというか、お酒をテーマにした漫画とかも好きですし、学生時代にバーテンダーになる人が読むような専門書を買って読んだこともあったので、本当にうれしかったです」と、今回の役どころに喜んだ。
作品の見どころについては「今回は4人の恋愛模様がメインで描かれていますけど、もう一つのテーマがビールかなと思っていて、みんながビールをおいしそうだなと思ってくれたり、こんなお店があったらいいな、行ってみたいなと感じてもらえたらいなと思いながら演じていました」とビール推し。そして、共演者から「バーテンダーの姿がカッコよかった！」と絶賛され、照れ笑いしていた。
そんな藤木が、イベントの最後にクラフトビールを注ぎ、出演者に渡してドラマのヒットを祈願して「乾杯！」。代表して、ゆうちゃみが奇麗な泡のビールを試飲すると「めっちゃおいしいです。これはフルーツビールなんですけど、いつもと違う感じを味わいたい時は最高。さっぱりしていてフルーティーで、飲みやすいです。撮影中はノンアルだったので最高です！」とはつらつとした声で感想を述べると、飲んでいないはずの藤木のグラスも減っており、藤木も「最高です！」と笑顔になった。
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