「大病院占拠」続編の舞台は空港に決定！ 櫻井翔が「セリフが言えない夢を見た」と告白2024/01/06
日本テレビ系で1月13日にスタートする「土曜ドラマ」枠（土曜午後10：00）の記者会見が都内スタジオで行われ、主演の櫻井翔、共演の比嘉愛未、白石聖、ジェシー（SixTONES）、瀧内公美、ソニンが出席した。2023年1月期に放送された連続ドラマ「大病院占拠」の続編となる本作は、タイトルが「XXX占拠」として制作発表時から物語の舞台となる場所が伏せられていたが、会見冒頭で空港が舞台となることが明かされ、「新空港占拠」という正式タイトルが発表された。
「新空港占拠」は、神奈川県警捜査一課強行犯係の刑事・武蔵三郎（櫻井）が、突如発生した面をかぶった武装集団による占拠事件の解決と人質の救出に奔走するタイムリミット・バトル・サスペンス。物語の舞台は、前作「大病院占拠」から1年後。神奈川県初の国際空港・かながわ新空港という架空の空港が獣の面をつけた武装集団に占拠され、武蔵は制限時間の1日での人質救出に挑む。
劇中の衣装を身にまとった櫻井らは、司会者に呼び込まれる形で登場。おのおの自分の席の前に立つ中、今回新たに加わったジェシーが櫻井に一礼すると、櫻井も「いいから（笑）」というジェスチャーをしながら、笑顔を見せた。
櫻井は、冒頭「まずは、令和6年能登半島地震で犠牲になられた皆さまに、心よりお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。そして、羽田空港での衝突事故で犠牲になられた方々への心からのお悔やみと、そして被害に遭われた皆さまへ、心からのお見舞い申し上げます」とあいさつ。
続けて「『大病院占拠』の続編として、こちらのキャストとスタッフが集結いたしました。ちょうど1年後の同じクールで放送される機会はあまり多くないということで、チームで意識高く撮影しているところです。テレビを見ながらハラハラドキドキするような、ど真ん中のエンターテインメントをお届けできたらと思っております」と意気込みを語りつつ、「現場に入って思うのは、時間に追われて早口でしゃべっているか、大声を出しているか、とにかく走っているか。“タイムリミット・バトル・サスペンス”の名の通り、時間に追われる日々を過ごしています」と、前作同様に緊迫した撮影現場であることをうかがわせた。
さらに、「ついに夢に比嘉さんが登場しました」と告白。「明日、明後日にほぼ1人で話しているようなシーンの撮影が続くからか、カットごとにセリフが言えないという、年明け早々に先行き不透明な夢を見まして。どうかこうはならないようにと、今晩しっかり準備をして年明けの撮影に臨みたいと思っています」と、夢の内容を話すと、比嘉は「今の翔さんの言葉を聞いて、まずかめないプレッシャーができました」と気を引き締めた。
「謎の男を演じさせていただく、謎の男です」とぼけて会場の空気をさらったジェシーは、「車の中のシーンでクランクインしたのですが、血だらけになったりして息遣いが荒い演技をしていたら、比嘉さんがこの人は本当に鼻息の荒い人なんだと思ったらしくて（笑）。『一応、役です』と説明させていただきました」と、比嘉の天然エピソードを披露。赤面する比嘉に、ソニンも「そのシーンを見るのが楽しみ！」と声を弾ませた。
ソニンが演じる捜査一課特殊班の管理官・和泉さくらは、前作の「界星堂病院人質立てこもり事件」の後に現場を離れていたが、同期の武蔵の頼みもあり、今回の事件で指揮官に復帰するという役どころ。久しぶりの和泉役について聞かれたソニンがマイクを取り答えようとした瞬間、「あの～」とごく自然に話し始めるというぼけを再び繰り出したジェシーに、ソニンも思わず「今日、初めましてだよね!?」とツッコみ、笑いが起きた。
今作からの参加とは思えないジェシーのぼけの数々に「今回から参加されるキャストの方のキャラが濃すぎて…。瀧内さんはじめ、片桐（仁）さんも現場を巻き込んでいますからね。いや、油断していました（笑）。緊迫したドラマ展開なんですけど、現場は本当に和やかなので、現場に行って皆さんとお会いするのが楽しみで仕方ないです」と笑顔を見せるソニン。加えて「武蔵のお願いだからこそ和泉は戻ったと思うんです。武蔵との関係性があるから戻って来たという中で、今回は心のバディ感や信頼関係がより強く出る続編になっているんじゃないかと思います」と見どころを伝えると、櫻井も「そう思う！ 心のバディ感!!」と満足げな表情に。
神奈川県警捜査支援分析センター（KSBC）の新人分析官で、情報収集や情報分析能力に長けている岩槻澪を演じるにあたって、苦手なタイピングを練習しているという白石は、「前作を見ていても手元が多いので、どうしようと思って。必死に練習しています」と役柄同様に努力家な一面をのぞかせると、「初日からかみもせず、難しいセリフもパーフェクトにやってらっしゃって。すごくしっかりしていますよね」とソニンも絶賛。
撮影に向けて準備したことの話題では、横浜署の警察官で武蔵と共に事件解決を目指す本庄杏に扮（ふん）する瀧内が、「アクション練習をさせてもらいました。でもアクションがすごすぎて、もう最終的には服がなくなるんじゃないかって（笑）。こんな奇麗な状態なのは最後だと思います」とコメント。さらに、今作のために和泉用のスーツをオーダーメードで新調したというソニンは「じゃあ、これからもシーズンが続くってことですかと勝手に期待を膨らませつつ、今回のシーズン2も大成功するといいな」と、早くもさらなる続編に向けて期待を寄せた。
座長としての空気づくりについて聞かれた櫻井は「われわれはセクション制を導入しておりまして、僕の現場の時には僕が、指揮本部の時にはソニンさんが、比嘉さんの現場では比嘉さんが、それぞれの現場で座長を務める担当班長制をとっています。私は何もやっておりません（笑）。座長として頑張ってください！」とムチャぶりを。初耳だという比嘉とソニンは、困惑しながらも「頑張ります（笑）」と応じた。また、櫻井はムードメーカー的存在としてジェシーの名前を挙げ、「いろんなことが同時多発的に起こるストーリーなので、全体のムードメーカーというのは難しいんですけど、こうやって一堂に会せる時は彼の明るさに頼ってるところがあります」と、会見開始から会場を盛り上げ続けているジェシーへの信頼感を語った。
出演発表時に「櫻井さんのことを占領したい」とコメントしていたジェシー。「12月頭の音楽番組で、SixTONESが出てきて横並びになった時に彼（ジェシー）が隣にいたんですけど、メンバーにも聞こえないくらいちっちゃな声で『明日クランクインなんです』って言ってきて、耳がゾワゾワって（笑）。この2人だけのすれ違いざまの会話、おしゃれだったなと感じましたね」と櫻井が“占拠”されたエピソードを披露。また、昨年10月に一緒に食事に行ったことにも触れ、「いい匂いがするお店を取ってくれて。帰っても洋服がいい匂いで、その匂いをかぎながらもう1回飲みました」と櫻井が報告すると、「今年はもっと占拠したいです」とうれしそうに誓った。
最後に、視聴者へのメッセージを求められ、櫻井が「私たちとしては、来週1月10日に新しいアルバムと、今晩はTHE FIRST TAKEの方も…」と話し始めると、すかさずジェシーが「それはSixTONESじゃないですか！ 危ない、マイクの電源切ってた…」とツッコミを入れ、会場の爆笑を誘う一幕も。
あらためて櫻井が「ご覧になる方々にはワクワクしたり、ハラハラしたりしながら、最後には伏線が絡まり、伏線がほどけていくすっきり感のようなものを3カ月通してお届けできたらと思っております。スタッフ・キャスト一同、楽しんでいただけるものを届けられるように頑張ってます。どうぞ楽しみしていっていただけたらと思います」と座長らしく締めくくった。
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