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亀梨和也が「Destiny」で石原さとみと初共演。「今初めてお芝居でご一緒できることに何か意味がある」2023/12/25

亀梨和也が「Destiny」で石原さとみと初共演。「今初めてお芝居でご一緒できることに何か意味がある」

 亀梨和也が、2024年4月にスタートする石原さとみ主演のテレビ朝日系連続ドラマ「Destiny」(火曜午後9:00。開始日未定)に出演することが分かった。

 亀梨がテレビ朝日系のドラマに出演するのは、「セカンド・ラブ」(15年)以来9年ぶりとなる。先だって公開されたばかりの三池崇史監督がメガホンをとった映画「怪物の木こり」(23年12月)では、狂気に満ちたサイコパス役を演じ、「第56 回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」や「第36回東京国際映画祭」のレッドカーペットに登場、プレミア上映で大喝采を浴びるなど、国内外にその実力が高く評価されている。

 石原が3年ぶりに連続ドラマ復帰とあって、早くも大きな話題になっている「Destiny」で、亀梨が演じるのは、主人公である横浜地方検察庁中央支部の検事・西村奏(石原)の大学時代の同級生であり、初恋の相手でもある野木真樹。

 2人の出会いは大学2年の夏。信濃大学法学部に在籍していた奏と真樹は、仲間たちと司法試験に向けて苦楽を共にする一方、キャンパスのある長野の大自然の中で、青春を謳歌(おうか)しながら絆を深めていく。中学3年の時に直面した父の死以来、“周りに心を閉ざして生きてきた”奏と、家族と折り合いが悪く孤独な環境ゆえに“本気で人を好きにならないように生きてきた”真樹。そんな2人はやがてひかれ合うようになる。でもそれは、仲間たちとの友情関係を壊しかねない秘密の恋でもあった。それでも、後ろめたさから目をそらし、初めての恋にのめり込んでいく2人だったが、ロースクール入試を控えたある日、事件が起こる。そして、その悲劇がもたらした思いもよらない人物の死。この事件を機に、2人の初恋は突然終わりを告げる。

 12年後。検事となり多忙な日々を送る奏の前に、あの事件以降、姿を消していた真樹が突然現れる。30代になった奏と真樹が再び対峙(たいじ)する大学時代の死亡事件、そして、その中で思いがけず見えてくる、20年前の父の死の真相。一見バラバラに見える出来事がつながった時、物語は思いもよらぬ方向へ。壮大なスケールで描かれる“20年の時をかけたサスペンス×ラブストーリー”が幕を明ける。運命に翻弄されていく2人を待ち受ける衝撃の結末とは?

亀梨和也が「Destiny」で石原さとみと初共演。「今初めてお芝居でご一緒できることに何か意味がある」

 亀梨との初共演について、石原は「今年、亀梨さん主演の『正体』(WOWOW)を見て衝撃を受けました。素晴らしい作品に感動し、ぜひお仕事ご一緒したいと思っていたので、今回共演でき、本当にうれしかったです」と喜び、「現場では常に紳士的で優しくて面白くてムードメーカーで。何よりも現場で引っ掛かりがあると必ず味方で寄り添ってくださったこと、本当に感謝しています。真樹は難しい役だと思います。亀梨さんでないと絶対に成立しないです。とても魅力的で色っぽくて幼くて苦しい。ザワザワとドキドキを奏に与えていく姿を、ぜひ楽しみに待っていてください!」と亀梨の演技力を絶賛。確かな手応えを明かす。

 そんな亀梨は「テレビ朝日さんのドラマは『セカンド・ラブ』(15年)以来、9年ぶりになるんですが、その時にご一緒したプロデューサーの中川慎子さんにお声掛けいただき光栄でした。“20年の時をかける”という壮大なスケールと、主演が石原さんとうかがい、『ぜひ頑張らせていただきます!』という感じでした」と、出演の経緯を明かす。

 また、石原と共演することに関しては「石原さんとはバラエティー番組などでご一緒したことがあるんですが、柔軟性の中に、しっかり物事と向き合っているからこその、意見や熱量をお持ちの方だなと思っていました。同じ美容院に通っているという偶然もあり、お互い“役者業”に長年携わってきた中で、今初めてお芝居でご一緒できることに何か意味があるのかなと感じました」と語り、「実際にご一緒すると、イメージ通りで、リーダーシップと熱量をもって誠実に作品に向き合っておられるので、非常に説得力がありますし、身を委ねてしっかりついて行こうと思えるすてきな俳優さんだなと実感しました。そして、すごく人としての温もりや柔らかさも感じさせていただいているので、最初の印象がさらに深まっているところです。今回、石原さんが演じられる奏の“私、逃げません!”という誠実さは、ご本人に通ずるものがあると思います」と絶大な信頼を寄せている。

 続けて「吉田紀子さんの脚本は、セリフやシチュエーションに素直に身を委ねていくと、おのずと最終地点にたどり着けるといいますか、吉田さんが書いてくださっている“流れ”というものの力で、“勝手にジャンプアップできる”というような、不思議な感覚を味わっています」と脚本の印象と、演じる中で感じていることにも触れた。

 ドラマを手掛ける中川慎子ゼネラルプロデューサーは「検事を主人公にした今作を立ち上げるにあたり、脚本の吉田紀子さんと何人もの検事経験者の方々にインタビューしました。そこにあったのは、揺るぎない正義感と、人間の本質を捉えようとする透徹したまなざし。それを体現するかのように、主演の石原さんは『表層的な美しさにこだわらず、必要ならばどんなふうに撮ってもらって構いません』と言い切り、すべてをさらけ出すかのようにカメラ前に立ち続けてくれました。その覚悟に満ちた姿こそ、自らの“運命”に立ち向かう主人公・奏そのものでした」と役に向き合う石原の姿を伝える。

 一方の亀梨についても「亀梨さん演じる真樹は、主人公とは対照的に青春時代で時が止まってしまったかのような青年。ともすれば誤解を受けかねないその少年性を、時にはかなく、時に危うく、それでも愛さずにはいられない底知れぬチャーミングさをもって演じ切ってくれました」と表し、「お二人とも、吉田さんの脚本への信頼と理解が深く、チーム全体にもその熱量が伝播し、テレビドラマとしては映像含め、いくつかのチャレンジを試みています」と期待感をあおっている。

 ドラマ初共演の2人が最強タッグとなり、どんな物語を見せてくれるのか、早くも期待が高まる。

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