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石田ゆり子が「さよならマエストロ」で西島秀俊と訳あり夫婦に。楽団員役で玉山鉄二、津田寛治も出演2023/12/11

石田ゆり子が「さよならマエストロ」で西島秀俊と訳あり夫婦に。楽団員役で玉山鉄二、津田寛治も出演

 石田ゆり子玉山鉄二津田寛治が、TBS系で2024年1月スタートの「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(日曜午後9:00、開始日未定)に出演することが分かった。

 西島秀俊が主演し、芦田愛菜が共演する「さよならマエストロ」は、「凪のお暇」「妻、小学生になる。」(ともにTBS系)などを手掛けた大島里美氏によるオリジナル作品。天才指揮者だったが、ある事件で家族も音楽も失った父・夏目俊平(西島)と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘・響(芦田)が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていくヒューマンドラマだ。さらに、大きな見どころとなっていくのは、廃団寸前の市民オーケストラ・晴見フィルにやって来た主人公の俊平が、彼にしかできないやり方で個性豊かな団員たちの悩みを解決していくとともに、オーケストラとしてもう一度立ち上がっていこうとするサクセスストーリーでもある。副題のアパッシオナートとは、イタリア語のappassionato。音楽の発想標語の一つで「熱情的に」「激しく」の意(大辞林第4版より)。

 石田が演じるのは、響の母で画家である志帆。俊平の才能と人柄に魅了されて、結婚した。結婚後は、画家の夢を捨てて、音楽以外ポンコツな俊平の世話をかいがいしく焼いてきたが、5年前の“ある出来事”をきっかけに娘の響と息子を連れて俊平のもとを去った。現在は実家のある晴見市で親子3人で暮らしている。その後、俊平には一切連絡を取っていなかったが、ある目的で晴見フィルの指揮者として俊平を団長の古谷に推薦する。

 玉山が務めるのは、晴見市役所観光課の職員で、晴見フィル団長の古谷悟史役。誠実で人との調和を重んじる心優しきファゴット奏者だ。廃団が決まった晴見フィルをなんとか存続させるため、世界的指揮者である俊平を指揮者に迎えようと奮闘する。また、俊平には言えないある秘密を抱えている役どころだ。

 津田は、晴見フィルのコンサートマスターであるバイオリン奏者で、普段は建設会社の社長・近藤益夫役を担う。幼い頃からカッコいい指揮者になるのが夢で、晴見フィルの前任指揮者が引退したことでようやく自分の番が来たと心躍っていたが、俊平が現れ敵意を燃やす。クラシックが大好きで語らせると長い。晴見フィルのボス的存在だが、家族からは愛想をつかされている。

 石田は「大島里美さんの脚本が本当に素晴らしく、どの回も登場人物が皆、魅力的で幸せな気持ちでいっぱいになります」と魅力あふれる作品であること伝え、「西島さんとは一体何度目の夫婦役なのだろうと自分でも分からなくなりますが、当然ながら作品ごとに新しい魅力を放って来られるので、いつも新鮮な気持ちで演じております。私の役は画家なのですが、もともと絵を描く仕事に子どもの頃から憧れがあったので、アトリエのシーンなど本当にワクワクしながら演じております。素晴らしい人生讃歌のドラマです。ぜひご覧になってくださいますように」とメッセージを寄せる。

 玉山は「ここ最近、悪役や眉間にしわを寄せた役が多かった中、ひたすらに純朴で真面目で、市民オーケストラに人生を捧げている役にオファーをいただけて驚きました。自分自身も現場でどんなキャラクターが舞い降りて来るか楽しみながら演じています。プロデューサー、監督からその機会をいただけたので、期待以上でお返ししたい思いとともに大変感謝しております」と真摯(しんし)な姿勢で撮影に臨む。

 そして、「廃団寸前の市民オケと元天才指揮者の家族の再生物語。なんの奇抜もなく、ほっこりとした何か懐かしい情熱的な作品で、われわれオーケストラチームも練習に多くの時間を費やし、初めての演奏シーンでは、必死に演奏し、圧巻な映像をお届けすることをお約束します。日曜日の夜にご視聴いただいて、月曜日からはつらつな気分になれる作品になっていますので、せひぜひご覧ください」と、作品の魅力を強くアピールしている。

 津田は「まさかアラ還(=還暦前後)になってバイオリンを弾くことになろうとは思いませんでした(笑)。演奏シーンは緊張しますが楽しいです。みんなで一丸となって曲を奏でるって素晴らしいんだなあと思います。特にクラシック音楽は、音楽史に名を残す先生方が途方もない情熱と想像力を駆使して曲を作られたんだということが、練習を重ねるたびに伝わってきます。コンサートマスターの近藤益夫という役に出会えて、自分の人生が豊かになった気がします。視聴者の皆さんにも音楽の豊かさを感じていただけたらうれしいです」と、本作を通して、あらためてクラシック音楽の魅力を感じている様子。

 作品の企画プロデュースを務める東仲恵吾氏は「オーケストラと主人公の家族にまた新たな仲間が加わりました。石田ゆり子さんは、可愛らしさやおちゃめさがありつつ、ふとしたセリフを心に響かせる繊細な芝居をされていて、今回の志帆という役にぴったりだと思い、オファーしました。玉山鉄二さんに演じていただく古谷は、とても真面目で、でも真面目すぎて笑えてくるような、そんな愛らしいキャラクターです。今回初めてご一緒させてもらいますが、今まで数多くの作品で全く違う表情を見せてくれていた玉山さんなら、場面に応じていろいろな顔を見せる古谷を演じていただけるのではと思い、お願いしました。そして、津田寛治さんは主人公に最初は敵意を抱く役ですが、貫禄とかわいらしさを併せ持つ津田さんにしか演じられない役になっています」と3人の魅力を伝えながら、オファーの理由を語り、「お二人は楽器初心者ですが、ものすごいアパッシオナートで練習されて、プロの演奏シーンを演じてくれております。そちらもぜひお楽しみください」と演奏シーンについても触れている。


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