松下優也が写真集を発売！「俳優の面と音楽の面もちゃんと形にしていきたい」2023/11/24
2024年2月にミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」で主演を務める松下優也が、写真集「ショートバケーション」を発売。このたび、これを記念したイベントが開催され、松下が会見に登壇した。
写真集は、沖縄のディープなスポットで撮影し、ひっそりとたたずむホテルの一室で見せたリラックスした表情、輝く海を背景としたカット、カジノバーでのアーバンな雰囲気などを収録。また、松下自身が全編のスタイリングを手掛け、タイトルを発案するなど、クリエーティビティーが発揮された構成に。松下の“現在の素顔”を収めた旅のポートレート写真集となっている。
「写真集をやりたいと言い出したのは自分なので、形になってよかった」と写真集の完成に安堵の表情を浮かべた松下。20年に発売した前作の写真集は「ガッツリ“作り込んだ”写真集」だったそうで、「今回は、“作り込んだ”ものと対比にしたかったので、プライベートっぽい私服でチャレンジさせてもらいました」と、自ら発案したという写真集のコンセプトを明かした。
お気に入りの1枚には、クールに踊っているページを挙げ、「音楽を流しながら、軽く踊っているところを撮ってもらったんです。その時のキメていない部分が、気に入っています」と満足そうに答えた。
写真集で着用しているものは、すべて私服で、衣装も自ら購入したという松下。ヴィンテージや古着のアイテムが多く、表紙で着ているTシャツも、ハーレーダビッドソンの古着のTシャツだ。写真集の発売前は「写真集で着ているから、私服といえど着ない方がいいかな」と気をつけていたそうだが、「写真集が出たからもう着られます（笑）。今は普通に、稽古着として着たりしてます」と笑顔で語った。
写真集の撮影地に沖縄を選んだ理由を聞くと、「単純に沖縄に行きたかったからです」と素直に回答。「沖縄でも知る人ぞ知る、面白い場所で撮影できました」と充実した様子が見られたが、「写真集の撮影の後、5日間ぐらいだけ東京に仕事で戻って来て、その後にまた沖縄にプライベートで行きました」と語るほど、この撮影を機に沖縄にハマったそうだ。
また、次に沖縄に行くとしたら、宮古島で星を見たいという松下。「数年前に1度、宮古島に星を見に行ったことがあるんですけど、その時は若干曇っていて、天気が完璧ではなかったので、次はすごく空気が澄んでるところで星空を見たいです」と目を輝かせた。
こだわりの詰まった写真集の出来栄えを尋ねると「『いいんちゃいますか？』って思います」と、ユーモアたっぷりの言葉で返答。点数をつけるなら何点か問われると、「100点ですかね。1億点中」とまさかの採点に、メディアからも思わず笑い声が。続けて、「まだまだこれから伸びしろを感じてもらえたら」と理由を述べ、次回作への期待をのぞかせた。しかし、次の写真集を出すとしたら、どんな本を出すかという質問には、「今は写真集出したばっかりなので、ちょっとゆっくり休みたいと思います。ごめんなさい、アスリートみたいなことを…（笑）」と率直に応じた。
ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」で、主役のジョナサン・ジョースター役が決まり、「今はジョジョのことで頭がいっぱい」だという松下。役づくりに関して、「原作の漫画とアニメを見て研究しています。長谷川寧さん演出・振付の新作のミュージカルなので、今までなかったような作品になると思います。なので、健康な体で稽古に臨むというのを、一番大事にしています 」とコメント。さらに、トレーニングとして、キックボクシングをしているとそうで、「ジョナサンもボクシングをするし。本当にたまたまなんですけどね」と、役柄との意外な共通点も披露した。
音楽と俳優の両軸で15年間活躍し、今年、新たにアミューズに所属。新天地での活動について聞くと、「そこは変わらずに活動したい」と回答。「新たな場所での再出発で、きっと心配してくれてたり、楽しみにしてくれてたり、いろんなファンの方がいると思いますが、しっかり音楽の方もやっていくところはあるかなと思います」と、音楽活動にも意欲的な言葉を口にした。さらに、「俳優の面と音楽の面もちゃんと形にしていきたい」と真っすぐな姿勢で、来年の抱負を掲げた。
最後に、写真集の帯に書かれた「これは、未来のためのアーカイブ」というフレーズについて、「写真集に載っている写真は、この瞬間が永遠に残っていくものだと思うので、家に大事に保管してもらえればと思います。また、何年後かに、写真集を出した時『この時こうやったな』と自分でも思い出せますし」と言葉に込められた思いを説明。また、「お気に入りのところとか切ってもらって、トイレとかに飾ってもらってもいいですし、好きな楽しみ方をしてもらえたら」と写真集の楽しみ方を提案。そして、「これからも応援よろしくお願いします」とファンへの言葉を伝え、会見を締めくくった。
【プロフィール】
松下優也（まつした ゆうや）
1990年5月24日生まれ、兵庫県出身。2008年にソロアーティストとしてデビュー。以降、役者、音楽の両輪で活躍。主な出演作は、舞台では新感線☆RS「メタルマクベス disc1」「黒白珠」「サンセット大通り」「ハウ・トゥ・サクシード」「パンドラの鐘」「ジャック・ザ・リッパー」「るろうに剣心 京都編」「バイ・バイ・バーディー」「太平洋序曲」、ドラマでは連続テレビ小説「べっぴんさん」（NHK総合ほか）、「アシガール」（NHK総合）、「インハンド」（TBS系）など。 20年からはYOUYA名義での音楽活動を開始し、アーティストとしても精力的に活動している。
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