「Maybe 恋が聴こえる」大和奈央の成長スピードに橋本涼が感激。夢だった声の仕事が実現しファンに感謝!2023/10/13
TBSほかで10月16日にスタートする、よるおびドラマ「Maybe 恋が聴こえる」(月・木曜深夜0:26、火・水曜深夜0:40。一部地域を除く)のスペシャル試写会&舞台あいさつが行われ、主演を務める大和奈央と共演のHiHi Jets・橋本涼が登壇した。
「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』」で3代目グランプリを獲得した大和が主演を務める「Maybe 恋が聴こえる」は、多くの話題作を世に送り出し続ける秋元康が企画・原案を手掛ける、完全オリジナルの“声優”学校ラブコメディー。恋に夢に奮闘しながら輝き始めるヒロインと、“イケボ男子”の声に恋する“声キュン”ストーリーが展開される。大和が声優になることを夢見て徳島県から上京した桃井蕾未に扮(ふん)し、声優志望のイケボ男子・音瀬陸役を橋本、朝倉奏汰役を醍醐虎汰朗、声優学校のカリスマ講師・深町裕人役を木村昴が務める。
試写会にも参加し、観客と共に第1週の映像を見届けた大和と橋本。ドラマ初出演にして初主演を務める大和は、「初めはすごく不安と緊張ばかりだったんですが、今こうして一つのドラマになったのを見て、自分でもうれしくて感動しましたし、自分じゃないみたいな不思議な気持ちもありました。スクリーンに映る自分を見ながら、こんなふうにつながるんだっていう不思議な気持ちでした。コメディーシーンが多かったので、クスッと笑いながら見ていました」と感想を述べた。
さらに、女優デビュー作の放送を前に、「今までにないほどうれしくて、ワクワクした気持ちでいっぱいです。お芝居をしていく中で、段々とお芝居の奥深さが見えてきて、自分が少しずつ成長していることを実感して、これからもっと成長していきたいなという前向きな気持ちになりました」と力を込めた。
橋本は「今回の物語は声優学校を舞台にした物語で、ラブコメということですけど、皆さん面白かったでしょうか?」と観客に呼び掛けつつ、「見て分かる通り、画がめちゃくちゃ奇麗なんですよ。プラスして、今回は声に特化したドラマということで、音声の方もこだわっていて、見て楽しい、聞いて楽しい、そんなドラマになっております。後ろで見ていて、大和ちゃんが頑張っていたんだなと思ってシンプルに泣きそうになりました」と、大和の頑張りが胸に響いた様子。
加えて「大和ちゃんの成長に関して驚くことがあって…」と切り出し、「つい数カ月前までは普通の女子高生だった子が主演をやるのはすごいことだなと思いますし、コメントもすごくしっかりしゃべっているけど、ちゃんと耳が赤くなってかわいい。クランクインしてから、1カ月と少し立ちますが、成長していくスピードが群を抜いて速くて、現場で醍醐虎汰朗と『大和ちゃんの成長スピードに、俺らも置いていかれないようにしないと』と話すぐらいの成長具合。肝も座っているので、それもかっこいい。堂々としているなと思います」と、新人として初々しい部分がありつつも、しっかりとした姿を見せる大和を絶賛。橋本が今年23歳、大和が17歳と、実年齢は6歳の年齢差がある2人。橋本は撮影に入って少しやせてしまった大和を兄のように心配していたそうで、大和は「(橋本が)ちゃんとごはん食べた?とか、ちゃんと寝られている?と聞いてくれる」と明かした。
また、「声の仕事をするのが夢だった」という橋本。「うれしいことに、ファンの皆さんから声を褒めていただくことがたくさんありまして。いつか声に関わる仕事がしたいと言い続けて、言えばかなうと思って言い続けてきたら、今回すてきなお仕事いただけて本当に感激していますし、ファンの皆さんが『橋本が声の仕事をしたいって言っています』とかアピールしてくださっている声を聞くと、本当にありがたい。今回それが仕事につながったので幸せですし、本当にうれしいです」と、ファンへの感謝と喜びを口にした。
しかし、橋本が演じる陸は、思ったことを真っすぐに伝えるキャラクターということで「みんな俺のことを嫌いになるんじゃないかな?」と心配もしているそう。「こんな小動物みたいにかわいい大和ちゃんにズバッと物を言うんですが、それは後々に響いてくるので、最初は嫌いだと思っても今後の陸を楽しみにしてほしいなって。最初で見るのをやめたら嫌なヤツで終わってしまうので。ここからまだ続いていくので、毎日の楽しみとして、夜のお供として見ていただけたらうれしい」と訴えた。
続けて、印象に残っているシーンとして、アーティストを目指し、陸とは幼い頃から戦友のような関係の橋口琴音(佐々木舞香)と歌を歌うシーンを挙げ、「佐々木さんの歌がとても上手で、僕はビビッてしまって声量が負けそうになりました。あのシーンは内心バクバクで、楽しかったんですが、アリーナでのコンサートの初日ぐらい緊張しました」と振り返った。
さらに、声優学校を舞台にした物語で共演者と共にアニメを見ることも多いという橋本は、現場での空き時間には、アニメボイスのものまねが流行していたと明かし、「醍醐虎汰朗と森愁斗と和気あいあいとやっているんですが、そんな3人を大和ちゃんは冷めた目で見ていました」と笑い話として披露。その流れから、大和もものまねができるということで、司会者からムチャぶりされた大和は戸惑う様子なく、上手なカラスのものまねを見せた。その強心臓ぶりに司会者も橋本も感心すると、今度は橋本がブタのものまねをするも、いまいちの完成度に、橋本は「蛙化しないでね!」と焦ってコメント。すると大和は「ブタではなかったかな?」とダメ出ししつつ、「練習していきましょう!」と前向きに励ました。
一方の女子チームは、TikTokのダンスを覚えることがはやっているそうで、「最近の流行を探しながら一緒に踊ったりしています。ダンスは得意ではないですが、踊ることは好きなのでお互いに教え合いながらやっています」と報告。最近は何がはやっているのかを問われると、「今はやっぱり“ひき肉”ですかね」と答え、リクエストに応じてカメラ目線で「ひき肉です」と両手を斜めに広げるポーズを見せた。
撮影現場では、講師役を演じる木村の力のこもった演技に圧倒されているという2人。大和は「目力がすごいので本当に自分が言われているみたいで、怖いなと思いながらも、心に響く言葉をたくさん言ってくださるので、自分自身にも響いて泣きそうになりました」と感銘を受けている様子。その一方で、橋本は「普段の木村さんは、演技の迫力ある姿とは180°違って、めちゃくちゃ笑顔で現場を盛り上げてくださるので、すごく助かっているんですが…。撮影中に、木村さんは映っていないけど、僕らからは顔が見える状態の時に、すごい変顔をしてきて“笑ってはいけない”が始まるんです」と裏話を披露。大和は「こらえきれずに笑ってしまうこともあるんですが、これから鍛えていきたいなと思っています」と笑った。
その後、ドラマの1週目のポイントとして、橋本が「アニメ好きな人からしたらたまらないだろうなと思うぐらいの聖地巡礼がありまして、水族館のシーンは個人的にもすごく楽しかったですし、好きな人は絶対喜んでくださると思いながらお芝居していました。また、声優界のレジェンドの方たちが登場してくださっているんですが、こんな豪華な現場ある?と毎回驚くぐらい、多くのすごい方たちが来てくださっていて、すごいドラマだなと思いながら、自分も現場にいます」と力説。アニメ、声優以外にもラブコメドラマとしての要素など、たくさんの魅力が詰まった作品であることを伝える。
大和は「蕾未ちゃんが、声の主を探しているということで、(劇中に登場する)“イカスミレモン”の声の主が誰なのかっていうのがポイントですし、いろいろなところで、“イカスミレモン”が出てきているので、その声の主を皆さんも一緒に探して楽しんでいただけたらいいなと思います」とアピール。
最後に、橋本は観客に向け、「ずっと声の仕事がしたい、ドラマの仕事をしたいと言い続けて、今年に入って自分としては2本目のドラマなんですが、すごく今、幸せなことだなと思いながらお仕事に臨ませていただいております。こうして、夢にしていたお仕事を今させていただけるのは、HiHi Jetsのおかげでもありますし、普段支えてくださっているH・A・F(ファンの総称)のおかげでもあると思っています。本当にありがとうございます。これからもこういう楽しいドラマやコンサートだったり、いろんなものを皆さんにお届けしていけるように頑張っていきたいと思いますので、どうか『メイこい』も橋本涼もよろしくお願いします」と気持ちを込めてあいさつ。
大和は「完成した作品を見るのが楽しみでドキドキしていたんですが、こうやって皆さんと一緒に見ることができて、本当にうれしいです。これからも2週、3週と続いてので、ぜひ見ていただけたらうれしいです。本当にありがとうございました」と充実した表情で観客に語り掛け、イベントは幕を下ろした。
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