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片岡愛之助&堤幸彦が博多で意気込みを語る! 日テレ開局70年記念舞台「西遊記」2023/07/12

片岡愛之助&堤幸彦が博多で意気込みを語る! 日テレ開局70年記念舞台「西遊記」

 日本テレビ開局70年記念として11月から福岡市の博多座などで上演が決定した舞台「西遊記」。徐々に内容の詳細が明らかになる中、作品とビジュアルが解禁されて間もない6月に、福岡市内で合同取材会が開催された。孫悟空を演じる片岡愛之助と、演出の堤幸彦氏が出席し、意気込みを語った。

 「西遊記」は、16世紀の中国・明の時代に書かれた小説。孫悟空が沙悟浄、猪八戒、三蔵法師と共に天竺(てんじく)を目指し、次々と襲い掛かる化け物を変幻自在な妖術で退治ながら長い旅路を歩んでいく。映画やアニメ、人形劇などさまざまなメディアで題材とされる中、1978(昭和53)年に「日本テレビ開局25年記念番組」として制作された堺正章主演のドラマは社会現象となった。それから45年の時を経て、今回「日本テレビ開局70年記念舞台」として復活する。

片岡愛之助&堤幸彦が博多で意気込みを語る! 日テレ開局70年記念舞台「西遊記」

 初めに、愛之助は「孫悟空といえば私の中では堺正章さん。小学生の頃(ドラマを)楽しみにしておりました。それを堤監督に演出していただき、豪華なキャスト、大スペクタクル…ということで期待しかないです。私も楽しみにしております、どうぞよろしくお願いいたします」とあいさつ。

 堤氏は、近年「魔界転生」「巌流島」などヒット作品の演出を手掛けたことも記憶に新しい。作品の構成について聞かれると「大きくは2幕になると思います。1幕は出会い、敵との対峙(たいじ)。そして、2幕においては奇想天外な解決方法で戦っていくという形になるかな」とし、「あまり悪い人は出したくないですね。妖怪たちはどうしてそうなったのか、悪の帝国とは何なのか、とかそういうことを解決する“人間ドラマ”にしていきたいと思っています」と明かした。

 愛之助にオファーが来たのは、2年ほど前だったとか。「(作品の情報が公開され)このような日を迎えられてうれしく思います。映像であればCGが使えますが、舞台で生身の人間が演じられることには限りがある。そんな中でも、堤監督の舞台は特別。不可能なものをなんでも可能にしてくださる」とし、「悟空といえば觔斗雲(きんとうん)だと思いますが、どうするのかな?なんて思っています」と隣をのぞき込む。すると堤氏は「任せてください。ただ如意棒は長さがねぇ…」とぽつり。愛之助も「夢ばかり膨らみますね」と期待を寄せた。

片岡愛之助&堤幸彦が博多で意気込みを語る! 日テレ開局70年記念舞台「西遊記」

 さらに、堤氏は「最近の舞台装置は想像を超えたさまざまなテクノロジーが集まってきています。特にLED技術はますます精度が上がっていて『分身の術』くらいは簡単にできてしまう。そこは想像の範囲内ですが、そこを超えるものを作りたいです」と意気込み、「愛之助さんらの歌舞伎の世界は、江戸時代から続く舞台芸術、あるいは舞台の驚かしみたいなもののすべてが詰まっている。この舞台は最新テクノロジーと舞台の知恵が詰まった技をうまくミックスして、1分たりとも飽きさせない面白みの連続にしていきたい。その設計と準備をしております」と力を込めた。

 ドラマ「西遊記」といえば、ゴダイゴの主題歌が印象的。舞台の音楽に関しては「数曲、歌も用意しようと思っています。ゴダイゴさんの歌も使いたいですが、うまく使わないと負けちゃうんじゃないかと。国民みんなが知る企画なのでそこは期待に応えるべく準備をしています」と語った堤氏。これらの構想がどのように舞台で表現されるのか楽しみだ。

片岡愛之助&堤幸彦が博多で意気込みを語る! 日テレ開局70年記念舞台「西遊記」

 舞台のイメージが少しずつ膨らみ、愛之助自身も「僕も堺正章さんの孫悟空で育ってきましたし、スーパー戦隊のような“憧れ”もある。今回この役を演じさせてもらうにあたっては、“僕なりの”というよりも、お客さんには『愛之助の孫悟空』だと思っていただければ。これからの稽古の中で皆さんと作り上げられたらいいなと思っております」と気合十分の様子。

 ほかに、小池徹平、戸次重幸、加藤和樹、中山美穂、松平健ら豪華な顔ぶれがそろう同作。戸次が“豚(猪八戒)”役であるのが意外だという記者からの声に対し、堤氏は「意外なキャスティングにしないと面白くないですから。戸次さんはとにかく器用だし難しいテーマを与えれば与えるほど面白みが出てくる方なので、大変私も楽しみです」とニヤリ。沙悟浄役の加藤ついては「彼はポーカーフェイスだけど笑える立ち振る舞いができるという印象があります。誰ともかぶらない沙悟浄を期待しています」とした。

片岡愛之助&堤幸彦が博多で意気込みを語る! 日テレ開局70年記念舞台「西遊記」

 取材会が行われた福岡での公演は、11月10~23日(博多座)の予定。福岡公演中の過ごし方について、愛之助は「食べ物が楽しみ。6月(会見時は「六月博多座大歌舞伎」の上演期間中)、9月(九月博多座大歌舞伎)、そして11月と年に3回も博多座に来られるなんて初めてですし、うれしいですね。そして何よりお客さまが熱い。劇場の持つ雰囲気というのもあるのでしょうか。博多座特有の熱さがありますよね」とコメントした。

 舞台「西遊記」は、2023年11月3日より大阪、福岡、名古屋、東京の4カ所で上演される。


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