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SixTONES・松村北斗&なにわ男子・西畑大吾が「ノッキンオン・ロックドドア」で最強ダブル探偵に! 鬼才・堤幸彦と初タッグ2023/05/10

「ノッキンオン・ロックドドア」

 SixTONES・松村北斗となにわ男子・西畑大吾が、テレビ朝日系で7月にスタートする連続ドラマ「ノッキンオン・ロックドドア」(土曜午後11:00、開始日未定)でダブル主演を務めることが分かった。

 「ノッキンオン・ロックドドア」の原作は、2012年に「体育館の殺人」で第22回鮎川哲也賞を受賞し華々しい小説家デビューを果たした新時代のミステリー作家・青崎有吾氏による同名タイトルのシリーズ小説。韓国や中国でも翻訳本が発売され、WEBTOON版も大好評を博すなど、国内外から注目を集めている作品が初の映像化となる。

 そして、映画「ライアー×ライアー」(2021年)や連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)、声優初挑戦となった映画「すずめの戸締まり」(22年)などに出演し、第46回日本アカデミー賞で新人俳優賞と話題賞(俳優部門)も受賞した松村と、連続テレビ小説「ごちそうさん」「あさが来た」(ともにNHK)や「教場」(フジテレビ系)、映画「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(17年)といった話題作で存在感を放ってきた西畑が、連ドラでの初共演を果たす。

 松村が演じるのは、巻き毛で黒のタートルネックが特徴的な“不可能”専門探偵・御殿場倒理(ごてんばとうり)。密室犯罪や衆人環視の毒殺など不可能犯罪のトリック(=HOW)の解明を得意とする半面、人の気持ちが理解できず、傍若無人な言動を繰り出す変わり者だ。

 自身の役柄について、松村は「普段の僕自身と比べるとすごくカッコいい男」という印象を受けたそうで、「周りからは、僕が演じるのがイメージできる役柄だと言ってもらえたんですけど、自分が思う自分とはだいぶつり合わない感じがする役です。僕は彼ほど傍若無人に振る舞えないし、頭を猛スピードで回転させながら話すこともできない。なので、どれだけ『自分だったら…』という想像を排除して演じるかが大事になるな、と感じました。企画書でタートルネックを着ている役だと知って、夏ドラマなのに…と、ギョッとしましたけど(笑)、スーツ姿の(西畑)大吾と“ちょっと汗だくの2人”で頑張ります!」と気合十分。

 一方、西畑が扮(ふん)するのは、スーツと眼鏡の地味な姿の、“不可解”専門探偵・片無氷雨(かたなしひさめ)。得意分野はダイイングメッセージや現場の遺留品などから、動機や理由(=WHY)を読み解くこと。社会性に欠ける倒理とは違い、常識的な性格を持ち味としている。

 「“地味眼鏡”と呼ばれる氷雨くんはすごく常識人」と感じたという西畑は、「僕自身も、なにわ男子の中では常識人の方なので、ちょっと似てるのかなと思います。実は物語が進んでいくにつれ、氷雨くんのちょっと変な部分も出てくるんですけど、そこも似ているんですよね。ただ、僕自身は推理に関しては苦手(笑)。なので、推理部分では氷雨くんを頼りながら、頑張っていきたいです」と意気込む。

 相棒でありながらライバルでもある倒理と氷雨の不思議な均衡関係の中、折に触れていがみ合いながらも、探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」のダブル探偵・共同経営者として手を取り合い、2人は奇妙な難事件に挑んでいく。松村と西畑は「映画 少年たち」(19年)での共演を経て、今回、連ドラ初共演にしてW主演となる。

 互いの印象に関しては、松村は「大吾は事務所の後輩にあたりますけど、気付いた時には関西ジャニーズJr.でトップを走っていたので『カッコいいな!』と思っていました。そんなこともあって、自分が先輩という感覚もないし、バディ役も自然と演じられるんじゃないかと感じています。僕と違い、決めるところは決め、崩すところは崩す。メリハリを付けられるタイプなんです。そこはちょっと勝てなさそうだなって、ずっと思ってました。今回の現場では、切り替え術を見習いたいです。大吾は完璧に近い人という印象があるんですよ。なので『それは苦手なんだ!』とか、『そこに対してちょっと嫌な気持ちがあるんだ!』といった、人間くさい要素を勝手に見つけたいです」と、以前からよく観察している様子。

 そんな西畑は「北斗くんに対してクールで物静かなイメージを持っていたんですけど、グループで活動されている時の北斗くんは、ものすごく話すし、結構ボケたりもするんですよ。その“うれしいギャップの大きさ”には勝てないなって思います。僕はなにわ男子ではツッコミ担当なので、今回の現場でも北斗くんのボケを全部拾えるようにしたいです。お仕事をされている時の北斗くんは知っているんですけど、プライベートではどんな感じなのか知らないので、ちょっとだけでも垣間見られたらいいな。休憩中も人間観察をしていきたいと思います!」と明かした。

 これから“バディ”を組むにあたり、松村は西畑に対して「急に黙ったり、話し掛けなくなることがあるけど、全然嫌いじゃないし怒ってもいないから! 誰かに気を配りながら何かを考えることができないだけなので『ヤバい、ピリッとしてる…』と思わないで(笑)。あと、むくんでない日は『あ、むくんでないですね!』って言ってくれたら、めちゃくちゃうれしいです!」との要望を伝え、西畑も松村に「僕は真面目だと思われがちですけど、結構変な人なんです。深夜に近づくにつれ、なぜかちょっと元気になったり、逆にめっちゃだるそうにしてたり…。典型的なAB型だと思っていただければ! あと、僕もむくんでない日は『むくんでないね!』って言ってほしいです(笑)。もしよければ、一緒に早めに現場に入って、朝一で電気鍼を使って引き締めましょう!」と伝えるなど、早くも息の合ったコンビネーションを見せている。 

 本作のメイン監督を務めるのは、鬼才・堤幸彦氏。14年1月放送の「トリック新作スペシャル3」以来、9年半ぶりのテレビ朝日の監督作品だ。また、脚本は、「イチケイのカラス」や「絶対零度」シリーズ(ともにフジテレビ系)などを手掛けてきた浜田秀哉氏。劇中音楽は「カルテット」(TBS系)や「コンフィデンスマンJP」シリーズ(フジテレビ系)のfox capture planが担当する。

 堤氏は「胸が高まる企画だ! 今をときめく松村くん×西畑くん! 一筋縄ではいかないひねりたっぷりの原作と脚本! キャラクターのマジシャンのようなキャスト陣! 満を持してのスタッフ! 『ミステリー』の枠を安々と越えた存在感あるドラマを産み出せそうだ! 土曜日の夜『不可能&不可解』と真っ向勝負しましょう!」と力のこもったメッセージを寄せ、原作の青崎氏も「このお話に登場する2人の男は、探偵のような助手のような、相棒のようなそれ未満のような、競っているような協力しているような、なんともいえない関係でして、作者自身もいまだによく分かっておらず、『なんだこいつら』と思っています。松村さんと西畑さんが彼らの余白にどんな形を与え、どんな謎を解くことになるのか、今からとても楽しみです」と期待している。

 松村は「普段の僕自身と比べると、倒理はすごくカッコいい男。何とも関係を切り難い“不思議な相棒”がいる設定も、昔から憧れていたドラマの世界の匂いを感じて、すごくワクワクしました。テレビ朝日のドラマに出演するのは初めてですが、今回はSixTONESのメンバー・京本大我も以前お世話になって、『僕も出てみたいな』と思っていた『オシドラサタデー』枠のドラマ。だからこそ、今後も呼んでいただけるかは今回にかかっているな…とドキドキする自分もいて…。実を言うと、プレッシャーも感じています(笑)」と率直な心境を口にしながら、堤監督とのタッグに「僕はお芝居の経験が多いわけではないので、この作品に取り組むにあたって、すごく不安もあったんです。でも、リードしてくれるのが堤監督だと聞いて、すごく安心感を覚えました。堤監督は、特に僕らの世代にとっては、いつかご一緒したいと考えて当たり前だと思うほどの方。今すごく喜びを感じています。監督は現場でムチャブリもされるそうですが(笑)、必死に食らいついていきたいです! この作品は人間関係もすごく面白いですし、事件のトリックやミステリー部分に関しても、すごくワクワクしたり、頭をひねらせたりしながら見ていただけると思います。『来週も見たい! 早く見たい!』と思ってもらえるような作品にするよう、僕らも頑張るので、ぜひ放送まで楽しみに待っていてください」とアピール。

 西畑も「実は僕、なにわ男子がデビューする前年、士気を高めるために、SixTONESさんのデビューシングル『Imitation Rain』を買ったんです。そんな尊敬するグループに所属する(松村)北斗くんとW主演だと聞いて、すごくびっくりしました! 北斗くんとは映画で一度共演しましたが、お芝居でガッツリ言葉を交えるのは初めて。さまざまな役を演じてきた北斗くんとご一緒できるなんてすごく光栄だなと思って、胸が高鳴りました。『オシドラサタデー』枠で放送された『コタローは1人暮らし』などで経験を積んできた中、『テレビ朝日さんにも認めてもらえたんやな!(笑)』と思いますし、最後まで全力で駆け抜けたいです」と感激しつつ、「企画書で堤監督のお名前を見て、普通に声に出して『すごっ!』って言っちゃいました。『トリック』や『SPEC』など、僕も大好きな作品を手掛けられた方で、いつかはご一緒したいと思ってましたから! 現場では緊張しちゃいそうですけど、自分らしく監督といっぱいお話をしながら、氷雨という役を固めていきたいです。監督のムチャぶりにも挑戦できるなんて、すごくありがたい機会だなってワクワクします。普通のミステリーとはもう全く一味違う作品になっております。不可能と不可解、HOWとWHYがすごく絡み合っていく回もあれば、倒理と氷雨の関係性が垣間見える回もあるので、楽しみに待ってくださると幸いです。僕たちのバディ感も、ぜひとも楽しみにしていてください!」と目を輝かせ、呼び掛けている。


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