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板垣李光人の美少年ぶりが話題!「『どうする家康』の井伊直政は、僕だけが演じられる人物だと信じて」2023/05/01

「どうする家康」板垣李光人

 NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8:00ほか)。4月23日放送・第15回「姉川でどうする!」で初登場した井伊直政役を務める板垣李光人が、役づくりや撮影エピソードなどについて語った。

 松本潤が主演を務める「どうする家康」は、誰もが知る歴史上の有名人である徳川家康(松本)の生涯を、新たな視点で描いた波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント時代劇。脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が担当している。

 板垣が演じる直政は、女城主・直虎によって育てられた井伊家の御曹司で、徳川家臣団の新戦力として活躍。頭の回転が速く、女性によくモテる美少年。プライドが高く、不遜な物言いでトラブルを引き起こす人物だ。

板垣李光人の美少年ぶりが話題!「『どうする家康』の井伊直政は、僕だけが演じられる人物だと信じて」

 板垣は「収録に途中から参加したので、現場の空気も出来上がっている時期でしたし、しかも現場には素晴らしい先輩ばかりという環境。特に参加して間もない頃は、緊張の連続でした。でも、井伊直政も徳川家臣団に途中から加わりますし、家臣団のほかのメンバーとも年齢が離れていたので、直政の思いを身をもって感じられているような気がしました。いい緊張感が芝居にもプラスに働いたかなと思っています」と撮影当初の心境を明かし、「収録に参加するにあたっては、直政が生まれた井伊谷(静岡県浜松市)や晩年を過ごす彦根(滋賀県)など、ゆかりの地を巡りました。中でも一番印象に残っているのは、直政のお墓がある彦根の清涼寺です。『演じさせていただきます』とご報告でき、力をいただけたような気がしましたし、いよいよ始まるんだと、あらためて気合が入ったのを覚えています」と振り返る。

 大河ドラマへの出演は2021年の「青天を衝け」以来。「時代も違いますが、前作との一番大きな差は、何より死を常に意識するという部分ですよね。『青天を衝け』で演じた徳川昭武は、パリにも行き、国をよくするために役立てることを見て学び…というシーンも印象に残っていますが、今回は国をよくするということに加えて、何より死と隣合わせ。常に走り続けている感覚で、緊張感が違います。いつ何がどう転ぶか分からないし、誰が襲ってくるかも分からない中、24時間過ごしているので。そうなると、おのずと所作も変わりますし、その差は演じていて面白いなと思います」と語る。

板垣李光人の美少年ぶりが話題!「『どうする家康』の井伊直政は、僕だけが演じられる人物だと信じて」

 役づくりについては、「時代劇は物語のベースに史実があります。さらに、大河ドラマは過去に同じ役を演じた先輩方もいらっしゃいます。『青天を衝け』の徳川昭武は、ほぼ初めてフォーカスされるような人物だったので役をつくりやすい面もありましたが、今作の井伊直政は、例えば『おんな城主 直虎』で菅田将暉さんが演じられていたのを僕も拝見していましたし、視聴者の皆さんの中にも思い描く作品があったり、特定の役者さんの印象が強いという方もいらっしゃると思います。そうした中で、史実というベースは持ちながらも、自分なりに、『どうする家康』という世界に生きる井伊直政をつくり上げていくのはプレッシャーでもあり、特殊な環境ですよね。でも、過去作はあまり意識せず、『どうする家康』の井伊直政は僕だけが演じられる人物だと信じて演じたいと思っています。物語の中で直政が年を重ねていく中で、自分自身も成長できるよう努めたいです」と、難しい中でもベストを尽くしていくことを誓う。

板垣李光人の美少年ぶりが話題!「『どうする家康』の井伊直政は、僕だけが演じられる人物だと信じて」

 家康との出会いのシーンでは、板垣の美しさ、美少年ぶりが話題に。「初めて台本を読んだ時、家康との出会い方に衝撃を受けました。特に印象に残っているのは、家康を殺そうとして捕らえられた後、遠江の民がどう感じているか、思いの丈を家康にぶつけるシーン。彼自身も家族を失い、激動の幼少期を過ごしましたが、自分のことだけでなく、乱世に生きる人たちの思いや苦しみを代弁しているようにも感じました。虎松(直政の幼名)は、親も失い、家がめちゃくちゃになり、殺伐としたものを見て育ってきた。家康と対峙(たいじ)した彼には相当な覚悟があり、自分自身も死ぬ覚悟すら持っていたと思います。そんな中、家康は自分の命を狙った虎松をおとがめなしで逃がしました。生きるか死ぬかの世にこんな人がいるのかと、虎松も驚いたと思いますし、その上で『自分が変わるから見ていてくれ』と言われるなんて…。逃がしてもらってから家康に仕えるまで時間はあきますが、その間も虎松は家康のことを考えていたでしょうし、心ひかれただろうと思います。つらい幼少期を過ごしたからこそ、この時代に必要なのはきっと家康のような人だと感じたでしょうし、あのシーンは演じていてグッとくるものがありました」と強い思い入れを持って撮影に臨んだことをうかがわせる。

板垣李光人の美少年ぶりが話題!「『どうする家康』の井伊直政は、僕だけが演じられる人物だと信じて」

 直政の人物像に関しては、「徳川家臣団のメンバーはほとんどが三河出身ですが、直政は井伊谷出身で、しかも途中から加わっている。だからこそ、家康やほかの家臣に対しても、言いたいことを言える部分はあるのかなと思います。言動だけ見ると一見生意気だと思われるかもしれませんが、その裏には、由緒ある井伊家を背負っているプライドや、自分の家を立て直したいという強い使命感があるのだと解釈しています」と語り、「今後、徳川に仕えていくことになりますが、なんとしても殿を天下人にさせたい、自分も出世したいという強い思いがあるからこそのアプローチだと思うので、その心(しん)の強さは軸として持ち続けていきたいです。そして、井伊直政は“赤鬼”とも呼ばれる人物ですが、血気盛んなところだけではない、冷静な面や頭の回転の速さ、先を見る力だったり…彼が家康を支えてきた理由をひもときながら、自分なりに個性をもって演じていけたらいいなと思っています」と意欲を見せた。

 続けて、「演じていく上では、時に迷うこともありますが、迷ったら脚本に立ち戻ります。古沢さんの脚本を読んでいると、とても安心できるというか…一人一人のキャラクターや物語をぶれずに作り上げてくださるので、最後は絶対に脚本の中でつながっていく感覚がありますし、見えてくるものがあるんです。心から信頼しつつ、あとは、現場での家臣団の皆さんがつくる空気感にも助けていただいています」と、古沢氏が描く脚本や共演者に助けられながら撮影に臨んでいることを伝えた。


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