中村敬斗、ヤマルも!【レベチな魅惑の王子名鑑】欧州リーグであなただけの推しメンを探せ!!2026/07/27 12:00

スペイン代表の優勝で幕を閉じた、4年に1度のサッカーの祭典「FIFAワールドカップ2026」。でも、むしろここからさらなる盛り上がりが期待できるのが、サッカーの世界。ヨーロッパ各国で26~27年シーズンのリーグ戦が続々と開幕し、新たな覇権をめぐって熱い戦いが繰り広げられる日常が始まるのだ!
ブンデスリーガ(ドイツ)、ラ・リーガ(スペイン)、セリエA(イタリア)、リーグアン(フランス)といった欧州主要リーグがDAZNで配信され、ワールドカップで注目を集めた選手たちの“レベチ”なプレーを毎週見ることができる……! ということで、TVガイドWebではまたしても独断と偏見で“王子”な選手たちをクローズアップ(異論は認めます)。開幕に向けてテンションを高めてもらえたら……幸いです!!
【TVガイドWeb的・欧州リーグ王子名鑑】
~正統派王子~ 中村敬斗(スタッド・ランス/フランス リーグ ドゥ)
2000年7月28日生まれ。千葉県出身、日本代表。180cm、75kg。MF/FW

ワールドカップのグループステージ・オランダ戦で、先制点を奪われた後に値千金の同点ゴール(見事すぎるミドルシュート!)を決めた中村。切れ味鋭いドリブルとシュートのみならず、端正なルックスと短めにはいたソックスといったファッショナブルな面でも目を引いた、まさしく正統派のイケメン! 王子キャラを待ち望んでいた界隈からすると“ド真ん中”な存在ではないか、と思われる。
ワールドカップでの活躍によって去就に注目が集まっているが、現時点ではスタッド・ランス所属に変わりなし。あるいは“男気残留”からのリーグアン昇格を目指すというのも、それはそれで物語になりそうだ。出身地・千葉の県警から「闇バイト加担防止広報官」に任命され、猛暑の中を長袖の制服でイベントに参加する気概の持ち主だけに、さもありなん……!? 何にしても、今後も要注目な存在であるのは紛れもない。
~神童王子~ ラミン・ヤマル(バルセロナ/スペイン ラ・リーガ)
2007年7月13日生まれ、スペイン代表。178cm、76kg。FW

15歳9か月でラ・リーガデビューを果たしたバルサ(=バルセロナの略称)の神童は、17歳で臨んだEURO2024(ヨーロッパの代表チームが4年に1度覇権を争う国際大会)に続いて、スペイン代表にFIFAワールドカップ2026のタイトルをもたらした。昨季(25-26シーズン)はバルサでラ・リーガも制覇。10代のうちにクラブでも代表でもビッグタイトルを手にしたことで、リオネル・メッシの後継者筆頭に躍り出た。実際、そのメッシとは浅からぬ縁があった。19年前の国連児童基金(ユニセフ)寄付金を募るキャンペーン・カレンダー用の写真撮影で、メッシに抱っこされた赤ちゃんこそ、ほかならぬヤマルだったのだ! その両者が長い年月を経て、ワールドカップの決勝という最高峰の舞台で対峙(たいじ)するという漫画のような展開からも、ヤマルが相当な強運の星の下に生まれてきたことが分かろうというもの。彼にとって10代最後のシーズン、神童から神になる過程に刮目せよ!
~童顔王子~ パウ・クバルシ(バルセロナ/スペイン ラ・リーガ)
2007年1月22日生まれ、スペイン代表。184cm、79kg。DF

ヤマルと同い年(日本的な観点だと、学年は一つ上)のクバルシもまた、少年時代から将来性を期待されていたプレーヤーだ。バルセロナの下部組織時代には、各年代で主将を任されていたことからも、コーチ陣から絶大な信頼を得ていたことがうかがえる。ラ・リーガのデビューは16歳最後の日、つまり17歳の誕生日前日の24年1月21日のレアル・ベティス戦。翌年にはパリ五輪代表チームの一員で金メダルを獲得し、A代表にも選出。以後、バルサでもラ・ロハ(スペイン代表)でもディフェンスの一角を担う主力として不可欠な存在になっていく。
そして、迎えたFIFAワールドカップ2026。華麗なパス回しで相手を翻弄しつつ、8試合で1失点という守備の堅さも誇ったスペインの躍進に一役買ったのが、まさしくクバルシだった。守っては相手の攻撃の芽をことごとく摘み、ビルドアップと正確なフィードで味方の攻撃にスイッチを入れる。決勝戦終了後のセレモニーで発表になった「FIFAベストヤングプレイヤー賞」受賞については、誰もが納得したと言っても過言じゃない。まだあどけなさの残る童顔とはウラハラな、老獪(ろうかい)で安定感抜群なプレーで、ヤマルとともにバルサとスペインの今後10年をけん引していく画が目に浮かぶ。
~英国蹴球王子~ ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン ラ・リーガ)
2003年6月29日生まれ、イングランド代表。186cm、75kg。FW/MF

FIFAワールドカップ2026では8試合で通算7ゴール(チーム内得点王)をマーク。特に接戦が予想された準々決勝のノルウェー戦でチームを勝利に導く2ゴールで自らの存在価値を証明してみせたのが、イングランドの10番・ベリンガムだ。フランスとの打ち合いになった3位決定戦でも長い距離をドリブルで持ち運び、ダメ押しとなるゴールを挙げたのは記憶に新しいところ。
前回の記事では「ベッカム王子の後継者」というキャッチフレーズとともにベリンガムを紹介したが、もはや誰かの後継者ではなく彼自身をオリジネーターとすることに、異論の余地はないだろう。復帰した名将ジョゼ・モウリーニョの下、マルク・ククレジャ(スペイン)やイブライマ・コナテ(フランス)といった新戦力を加えて巻き返しをはかるレアル・マドリードにおいても、ベリンガムの活躍なくして躍進はあり得ない。今や彼への応援歌になったビートルズの「ヘイ・ジュード」の歌詞“hey Jude, you’ll do, The movement you need is on your shoulder.”よろしく、レアル・マドリードとイングランド代表の命運はベリンガムの両足に掛かっている。
~肝心カナメ王子~ シャルル・デ・ケテラーレ(アタランタBC/イタリア セリエA)
2001年3月10日生まれ、ベルギー代表。193cm、74kg。FW

世界的には、ドナルド・トランプ米大統領の介入(と言われている)によって物議を醸したアメリカとのラウンド16で奪った2ゴールで、日本では俳優・要潤と顔が似ていることで存在を知らしめたベルギーの新しきエース、デ・ケテラーレ。今大会で鉄壁を誇ったスペインDF陣が唯一、失点を喫したのが彼だったという事実が、そのポテンシャルの高さを物語っている。
少年期は、サッカーよりも先にテニスを始めて打ち込んでいた。幼少時は柔道でも強さを発揮したとのことで、当たり負けしないのはそういった素養があるから、なのかも。何にしても身体能力の高さは折り紙付きで、10代にしてクラブ・ブルッヘ(ベルギー)で頭角を現すと、すぐさまACミランにリストアップされてセリエAへ。だが、ミランでは本領を発揮できずに苦しむことに。活路を見いだすために23-24シーズンにレンタル移籍したアタランタで才能が開花、14ゴール11アシストでUEFAヨーロッパリーグ優勝とセリエAで4位へとクラブを押し上げ、翌シーズンは正式に一員となる。まぎれもなく攻撃の“カナメ”となったデ・ケテラーレのプレーを見ずして、何をか言わんや……である。
~北欧ハンサム王子~ ダニエル・スヴェンソン(ボルシア・ドルトムント/ドイツ ブンデスリーガ)
2002年2月12日生まれ、スウェーデン代表。183cm、72kg。

日本のグループステージ第3戦、対スウェーデン。前半37分に負傷退場したイサク・ヒエンに代わって入ったルーカス・ベリヴァルの“王子”ぶりばかりが日本ではフィーチャーされていたが、後半30分に投入されたスヴェンソンも負けず劣らずの“ハンサム”だったことは、あまり知られていないようだ。もちろん、フットボーラーとしてもイケていて、正確な左足のキックと戦況を読む能力の高さから、所属するドルトムントでは攻守にわたって違いを出せる選手として、重用されている。
プレスキックもうまく、クラブではセットプレーの場面でチャンスを多くつくり出している印象が強い。日本戦では主にヤシン・アヤリとベンジャミン・ニグレンが蹴っていたが、さらにスヴェンソンが控えていたと思うと……何とも層が厚い。彼本来のプレーと整った顔立ちをいま一度じっくり見てみるというのも、一興かと。
~2代目ルカ王子~ ルカ・スチッチ(レアル・ソシエダ/スペイン ラ・リーガ)
2002年9月8日生まれ、クロアチア代表。185cm、78kg。MF

日本代表・久保建英と同じレアル・ソシエダに所属しているスチッチは、移籍してきた24-25シーズンでクラブが選ぶ年間MVPに選出。利き足も久保と一緒で左足だが、いわゆる中盤=ミッドフィールドでのプレーを得意とする点においては、母国のレジェンドにして同じ名を持つルカ・モドリッチにタイプが近い。実際、モドリッチに憧れ、また目標としても挙げている。ボールを受けてからの判断が早く、プレーの一つ一つにサッカーIQの高さがにじんでいるが、FIFAワールドカップ2026ではモドリッチのサブに甘んじる結果となってしまった。出場はグループリーグ第2戦・対パナマ戦の後半27分から18分+αのみ。自身にとっても消化不良の大会となっただろうことは想像に難くない。
だが、モドリッチが代表を勇退した今後は、新たなるルカとして中盤に君臨するはず。1本のパスで戦況を変えられるセンスと、ロングレンジからもシュートを狙える全能性は、久保やミケル・オヤルサバルらとラ・レアル(=ソシエダの愛称)の攻撃に幅を持たせ、見る者を楽しませてくれるはずだ。
~カウンター王子~ 鈴木唯人(SCフライブルク/ドイツ ブンデスリーガ)
2001年10月25日生まれ、神奈川県出身。日本代表。175cm、71kg。FW/MF

もともとドリブルに定評はあったものの、やはりブンデスリーガでの経験が鈴木唯人を大きく成長させ、かつ自信を持たせたことは想像に難くない。フライブルクに加入してからは、より攻守にわたってピッチを駆け回り、ボールを持てば長い距離を運んでチャンスをつくる。その打開力を買われてのFIFAワールドカップ2026を戦う日本代表選出だったが、結果的に第2戦のチュニジア戦に途中出場したのみ。昨季終盤に右鎖骨を骨折、懸命にリハビリをして代表入りを果たすも、爪痕は残せなかったに等しい。本人も相当に悔しかったようで、大舞台のピッチに立てなかったフラストレーションを晴らすため、まずはドイツで圧倒的なパフォーマンスを見せたいと意気込む。
一時は絶望的とさえ言われながら、けがを克服してワールドカップ出場を実現させた意志の強さは、指折りと言っていい。その鈴木がさらに覚悟を決めて臨むシーズン、活躍を期待するのが人情というもの。本格的なブレイクスルーを見届ける覚悟は、すでにできている。
【コンテンツ情報】
「ブンデスリーガ」
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DAZN
8月~随時ライブ配信予定
文/平田真人
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