甘い韓流とはひと味違う! 海ドラ&洋画好きにも刺さる「ヴィジランテ」がテレビ初登場!!2026/07/01 10:00

テレビ放送と動画配信の両方を楽しめる「J:COM TV シン・スタンダード」コースに、7月1日から「Dlife」「ディズニー・チャンネル」「ディズニージュニア」「ナショナル ジオグラフィック」のディズニー系列4チャンネルが加わる。これにより映画からドラマ、アニメからドキュメンタリーに至るまで、オリジナル・コンテンツを含むさまざまなディズニー作品を楽しめるようになる。その中からここでは、7月14日からDlifeでテレビ初放送される韓国ドラマで、続編への期待が高まる「ヴィジランテ」(火曜午後10:00~ほか)の見どころをご紹介する。
「パニッシャー」「デアデビル」のような“私刑執行人”が悪を裁く設定が深い
主人公は警察大学の優等生、キム・ジヨン(ナム・ジュヒョク)。幼い頃に母親を目の前で殺害された彼は、精神疾患などを理由に減刑された犯人が、釈放後も反省することなく罪を重ねていることを知り、怒りと絶望のあまり自らの手で裁きを下す。これをきっかけに、夜な夜な人目につかないように、フードをかぶって街へ飛び出し、法の網をかいくぐる犯罪者たちを成敗していくジヨン。そんな彼をマスコミや世間は“ヴィジランテ”と呼び、やがて熱狂する大衆によって正義のヒーローへとまつり上げられていく――。

さながらマーベル・ヒーロー、“パニッシャー”ことフランク・キャッスルのごとき処刑人・ジヨン。映画「処刑人」(1999年)シリーズのマクナス兄弟を連想する映画ファンもいるかもしれない。昼間は法を守る側の主人公が、夜になると違法な手段で悪人たちを退治するという設定は、むしろ同じマーベル・ヒーローである“デアデビル”に近いだろう。実際、ノワーリッシュなムードやハードなアクションも含め、本作とドラマ版「デアデビル」(2015~18年)の共通点は多いように感じられる。

「罪の重さに対して刑が軽すぎる」「法律は加害者に甘くて被害者に厳しい」。そんな司法制度に対する不満や不信は、ここ日本でもしばしば世間の話題に上る。それだけに主人公・ジヨンの有無を言わさぬ制裁行為は痛快そのものだが、その一方で模倣犯の出現など社会的な混乱を招くこととなり、おのずと視聴者に「正義とは何か」という倫理的な問いが投げかけられる。そうした問題意識もドラマ版「デアデビル」を想起させる。
「バットマン」「スパイダーマン」を思わせる複雑な人間関係が物語を盛り上げる!
かくして、法を超越した闇の処刑人として悪を成敗するジヨン。そんな彼の前に立ちはだかるのが、警察内でも「怪物」と呼ばれて恐れられる刑事のチョ・ホン(ユ・ジテ)だ。正義は既存の権力システムや法律の枠内で果たされるべきと信じるチョ刑事は、社会の秩序を乱す反逆者としてヴィジランテを捕らえようとする。しかしそんな彼も内心では今の司法制度に限界を感じている。

さらに、社会や権力の不都合な真実を暴くためヴィジランテを利用すべく世論をあおるテレビ記者のチェ・ミリョ(キム・ソジン)、自らの私財を投じてヴィジランテを支援するヒーローマニアで大富豪のチョ・ガンオク(イ・ジュニョク)など、狂気にも似た信念を持つクセモノたちの、それぞれに異なる「正義」が複雑に絡み合い、互いに敵か味方か相手の腹の底を探りつつ、政界・財界・警察が裏で結託した巨悪へと共に立ち向かっていく。


この中盤からの、一筋縄ではいかない人間模様と予測不可能な展開はまさしく「バットマン」! 中でも「バットマン ビギンズ」(05年)に始まる「ダークナイト・トリロジー」や「ザ・バットマン」(22年)と相通じる点は少なくない。よくよく考えれば、ジヨンとガンオクのキャラクター設定を足すとほぼブルース・ウェインである。また、警察大学の仲間たちとの友情や青春模様、彼らにバレないよう自警活動をせねばならないもどかしさなどは「スパイダーマン」シリーズの如し。全8話にこれだけの要素が詰まっているのだから、もはや退屈している暇などあるまい。
ジェイソン・ステイサムやドウェイン・ジョンソンを彷彿とさせるパワー系の肉弾戦がアツい!
一方で、ボディスーツやハイテク機器などを駆使するバットマンやスパイダーマンと異なり、ヴィジランテは警察大学の武術訓練で鍛え上げた肉体が武器。そのすさまじいほどリアルで生々しい肉弾バトルは圧巻だ。中でも、本格アクションに初挑戦したナム・ジュヒョクと、3か月の筋トレで20kgも増量して撮影に臨んだというユ・ジテの激突は必見! それこそ、ジェイソン・ステイサムやドウェイン・ジョンソンにも引けを取らぬ重量級の迫力だ。シャワーシーンや筋トレなど、男性陣の肉体美を堪能できるサービスカットもあり。加えて、ハードな暴力描写や血生臭い残酷描写も盛りだくさん。刺激に弱い方は要注意だ。

日本ではいまだに「韓国ドラマ=女性向けの恋愛ものや歴史ものばかり」という固定観念が根強いようだが、世界中で社会現象となった「イカゲーム」(21~25年)で認識をあらためたという人も多かろう。ひとくちに韓国ドラマと言ってもジャンルは多種多様。なおかつ、近年はグローバル市場をターゲットにした力作が増えていて、洋画ファンや欧米ドラマファンにも刺さるような作品が少なくない。この「ヴィジランテ」もその一つに数えられるだろう。

【番組情報】
「ヴィジランテ」(字幕版/全8話)
Dlife
火曜 午後10:00~11:00
※水曜午後11:00~ほかに再放送。
【J:COM TV シン・スタンダードが、さらに充実!】
7月1日から「ディズニー・チャンネル」「ディズニージュニア」「Dlife」「ナショナル ジオグラフィック」が追加。厳選した専門チャンネルとJ:COMの動画配信サービスがセットになった「J:COM TV シン・スタンダード」で楽しめる。
<ディズニー・チャンネル(603ch)>
オリジナルアニメーションやドラマシリーズ、ディズニーの劇場映画など幅広い番組をラインアップ。子どもから大人まで、ディズニーならではの魅力が満喫できる番組が盛りだくさん。
■7月のおすすめ
映画「ディセンダントウィキッド・ワンダーランド」「ディズニープリンセス名作映画セレクション」ほか

<ディズニージュニア(607ch)>
ディズニーのキャラクターが登場するアニメーションを中心に、小さなお子さま向けの番組を24時間365日、心を育む豊かなストーリーとともに届ける専門チャンネル。
■7月のおすすめ
「ちいさなプリンセスソフィアおうこくのまほう」、特別編成「ディズニージュニアアリエルときめきサマー」ほか

<Dlife(551ch)>
世界の至極のドラマをお届け。長きにわたって愛されるシリーズから、日本初放送作品まで、名作・最新作・人気作を毎日放送。
■7月のおすすめ
「ヴィジランテ」シーズン1、「ブリティッシュベイクオフシーズン15」ほか

<ナショナル ジオグラフィック(651ch)>
好奇心を刺激する世界最高峰のドキュメンタリーチャンネル。
■7月のおすすめ
「ポンペイの失われた物語 WITH トム・ヒドルストン」「無双の闘士ラーテル」「CIA極秘ミッション:スパイの世界」ほか

【J:COM TV シン・スタンダード】
厳選した専門チャンネルと動画配信サービス「J:COM STREAM」がセットで楽しめるテレビコース。TELASA、J SPORTSオンデマンドも追加料金なしで楽しめる。
※2026年7月1日現在。
文/なかざわひでゆき
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