宮﨑優、重病抱える難役と向き合う「あにいもうと」榮倉奈々&赤楚衛二との共演で得た学び2026/10/17 06:00

榮倉奈々と赤楚衛二がダブル主演を務める「サタデードラマ10『あにいもうと』」(土曜午後10:00)が、テレビ朝日系で10月17日にスタートする。
本作は、新ドラマ枠「サタデードラマ10」の第1弾作品。トラブルメーカーの兄・亮介(木村達成)に振り回されながらも医師となった主人公・春木奈緒(榮倉)と、重い病を患う妹・絵里(宮﨑優)を懸命に支える園田修司(赤楚)を軸に、2組の“兄・妹”の切ない運命を描く禁断のラブ・サスペンスだ。
そんな中、重い病を抱えながらも、懸命に生きようとする修司の妹・絵里役に挑むのが、注目を集める期待の女優・宮﨑だ。過酷な運命に直面する難役にどのように向き合ったのか。また、ダブル主演の榮倉&赤楚との撮影裏話や現場での学びについて話を聞いた。
「どこか寂しいけれど、温かい」作品の第一印象と重い病を抱える役への覚悟

――脚本を読んでみて、作品やご自身が演じる役にどんな印象を持ちましたか?
「みんなが何かしらの苦しみを抱えている作品だなと思いました。ただ、日常の中で『苦しいな』と感じながら生きている人はたくさんいるはずです。そんな中でも、ちょっとしたうれしい出来事があったりします。この作品にもそうした瞬間が描かれているので、どこか寂しさを感じる一方で、温かさもある作品だという印象を受けました」
――今回は重い病を抱える役柄に初挑戦されています。
「最初はとてもプレッシャーがありましたし、『うまく演じられるかな』という不安の方が大きかったですね」
――役を演じるにあたって、参考にした作品などはありますか?
「役を見た時、井上真央さんが『ファースト・キス』(フジテレビ系/2007年)で演じていた役を思い出しました。きょうだいの関係性が描かれた作品で病を患う役だったのですが、そのわがままな性格がとても印象に残っていたんです。今回演じる役はそこまで強い役ではなく、もう少し落ち着いた人物ですが、参考にするために見返して勉強しました」
――病を抱えながらも、時にお兄さんに甘えたり、泣いたりするなど感情表現も多い役ですよね。演じる上で意識したことは?
「地上波の連続ドラマに出演する機会があまりなかったので、撮影スピードの速さに驚きました。物語の最後のシーンを急に撮影することもあり、感情の持っていき方の難しさを実感しました。だからこそ、『相手から受け取るものを大切にしよう』、『赤楚さんから多くのエネルギーを吸収しよう』という意識で臨んでいました」
赤楚のダイレクトな感情に救われた撮影現場「くだらない話でいじり合える関係」

――赤楚さんから受け取った“エネルギー”とは、具体的にどのようなものでしたか?
「テストでは声をつぶさないように抑えているのですが、本番になると目の印象がガラッと変わるんです。単に大きな声を出すのではなく、感情がダイレクトに伝わってくるような迫力があって。私自身もお芝居がしやすかったですし、たくさん引っ張っていただきました」
――撮影を通して、赤楚さんの印象にも変化はありましたか?
「以前、別の仕事でご一緒した町田(啓太)さんに『宮﨑さんと赤楚くんは思っていることが顔に出やすくて、裏表がないところが似ているね』と言われたんです。そう言われて振り返ってみると、赤楚さんには壁を感じることがなく、とても話しやすかったです」
――撮影中はどんなお話をされていたんですか?
「きょうだい同士のような、くだらない話ばかりしていました。恋愛リアリティー番組の『ラヴ上等』(Netflix)を『まだ見ていないの!?』と怒られたりして(笑)。赤楚さんはよく私をいじってくださるし、私がいじり返しても全然怒らない。本当に優しい方です」
――お芝居の面では、赤楚さんから学んだこともありましたか?
「相手へのパスがとても上手なんです。それは赤楚さんの優しさによるところが大きいと感じています。一緒に芝居をする相手への声の掛け方まで意識されているのではないかと思うほど、キャッチボールが丁寧な方です」
憧れの榮倉と夢の共演!「ナチュラルなお芝居に尊敬」

――担当医・奈緒役を演じる榮倉さんとの共演には、どのような思いがありましたか?
「昔から『メイちゃんの執事』(フジテレビ系/09年)が大好きだったんですよ。地元のレンタルビデオ店で何度も借りていて、ほかの人がずっと借りられないのではと思うくらい見ていました(笑)。なので、ご一緒できると知った時はドキドキしましたね」
――実際に現場でお会いしてみた印象はいかがでしたか?
「サバサバされていて話しやすく、心地よい空気感を持っていらっしゃる方です。静かなたたずまいの中にも明るさや優しさがあって、これまでお会いしたことがないタイプの方でした。時折見せる“元気になる瞬間”を見ると、うれしくなりました(笑)」
――榮倉さんのお芝居から学んだことは?
「榮倉さんのお芝居はナチュラルなんです。一言一言に、素の表情がにじむような空気感があって。私自身も演技では自然体でいることを大切にしたいので、とても尊敬する部分でした」
――撮影の合間には、どんなお話をされていましたか?
「榮倉さんとも『ラヴ上等』の話をしていました(笑)。メイクさんたちもみんな見ていたのでその話をしたり、台本について意見を交わしたりしていましたね。『ここはこう思うんだよね』といった話を、榮倉さんと赤楚さんがよくされていました」
――そこに宮﨑さんも入っていったり?
「そうですね。『どう思っているの?』と聞かれて、一緒に話すこともありました」
現場でのリフレッシュ法と、意外なプライベートの素顔

――シリアスなシーンが多い作品ですが、撮影の合間の息抜きやリフレッシュ方法はありましたか?
「現場の差し入れがとても充実していました。屋外での撮影が多かったので、凍らせた飲み物を用意してくださったり、脚本の吉田紀子さんがプルーンの差し入れをしてくださって。季節を感じられて、いい息抜きにもなりました」
――プライベートでは、どんなことをして息抜きしていますか?
「まだこれといったリフレッシュ法が見つかっていないのですが、友達と旅行に出かけたり、カフェで過ごしたりすることが好きです。バンドも好きなのですが、今年の夏は音楽フェスに行く時間がなかったので、来年はぜひ行きたいですね」
――実生活では四姉妹だそうですが、今回“お兄ちゃんがいる妹”を演じる上で工夫されたことはありますか?
「女性だらけの環境で育ったので、最初は男性との距離感が難しそうだなと思っていて。実際に兄がいる友達に『お兄ちゃんってどんな感じ?』、『どうやって相談するの?』と聞いたりもしました。現場では赤楚さんが気さくに話しかけてくださったので、とてもありがたかったです」
放送を楽しみにしている視聴者へのメッセージ
――最後に、作品の魅力や第1話の見どころ、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
「登場人物それぞれが何かしらの苦悩を抱えている作品です。見てくださる皆さんが日常で抱えるつらさと照らし合わせながら、少しでも前を向く勇気や、やる気を届けられたらうれしいです。絵里は一見、生意気に見えるかもしれませんが、その裏にある寂しさや病気と向き合う人の切実な思いを大切に演じました。予告だけでは展開が予想できない面白いストーリーになっていますので、ぜひ気軽に第1話をチェックしてください!」
【プロフィール】
宮﨑優(みやざき ゆう)
2000年11月20日生まれ。三重県出身。近年の出演作はドラマ「グラスハート」(Netflix/25年)、「バッドチョイス・グッドラブ」(ABEMA/26年)、「GIFT」(TBS系/26年)など。27年春放送の「熊は嘘をつかない」(NHK総合)への出演を控える。
【番組情報】
「サタデードラマ10『あにいもうと』」
テレビ朝日系
10月17日スタート
毎週土曜 午後10:00~10:54
取材・文/onishi hair&make/恩田のぞみ styling/道端亜未
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