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黒崎煌代&鳴海唯が語る「赤灯えれじい」“ディープな大阪”に息づく純愛の魅力とは2026/10/07 18:00

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黒崎煌代&鳴海唯が語る「赤灯えれじい」“ディープな大阪”に息づく純愛の魅力とは

 今から約20年前、「週刊ヤングマガジン」にて連載された、きらたかしさんの同名漫画「赤灯えれじい」(2004~08年)は、大阪が舞台の青春純情ラブコメディー。不朽の名作と呼ばれる本作が、黒崎煌代&鳴海唯のダブル主演で初めてドラマ化されることとなった。本作がこだわったのは、圧倒的なリアリティー。ほぼ全編大阪ロケを行うのみならず、関西出身のキャストやスタッフを多く起用しており、映像から息遣いまで、大阪の匂いが感じられるドラマに仕上がっている。

 濃い撮影の日々を過ごした、根っからのヘタレ男・柳川智史(サトシ)を演じる黒崎と、金髪がトレードマークのヤンキー女・秋山智子(チーコ)役の鳴海。10月8日のスタートを前に、あらためて本作の魅力や撮影の日々を語ってもらった。

サトシやチーコがそこで本当に生きているように思えた

──「赤灯えれじい」は約20年前の漫画が原作ですが、当初どんな印象を持ちましたか?

黒崎 「なんて面白い作品なんだろうと思いました。読んでいて、自分が関西のどこかにいるのではないかと思わせてくれるような漫画に、僕は初めて出会った気がしたんです。すごく心に残る1本で、ぜひ演じたいと強くひかれました」

鳴海 「私は、初めて原作を読んだのが2年ほど前だったのですが、ものすごく純愛なのに味や深みがあるなと感じました。私は兵庫出身で、梅田でよく遊んでいたのですが、この作品に出てくる場所はもっともっとディープな大阪。もっと大阪を知りたいという欲が湧きましたし、サトシやチーコがそこで本当に生きているように思えたんです。その感覚がすごくすてきだなと感じました」

黒崎煌代&鳴海唯が語る「赤灯えれじい」“ディープな大阪”に息づく純愛の魅力とは

──サトシとチーコ、2人の掛け合いの“生”な感じに本作ならではの味があると思いますが、演じていていかがでしたか?

黒崎 「不動産会社の人にチーコがまくし立てる場面があるのですが、そこは、台本にない言葉で演じているんです。大きな声でまくし立てているチーコを見て、鳴海さんは普段もこんな感じなのかなと……」

鳴海 「いやいや、言っていないです!(笑)」

黒崎 「そう思えるくらい、チーコとして振り切っていたという意味です(笑)。僕も影響を受けて、しっかりサトシをやらないとなって思いましたから」

鳴海 「ケンカのシーンが多いんですが、大阪弁でのそういうやりとりって、セリフだけでは成立しない瞬間があるんです。セリフとセリフの間に、言葉にできないような相づちが入ってきたり。乗り物に乗るかのようなリズム感、いかにドライブできるかと臨んでいました」

黒崎 「兵庫県出身のわれわれが知っている関西弁ともまた違うんです。大阪出身のスタッフさんが多かったので、その都度、このドラマならではの大阪弁を教えてくださって」

鳴海 「実際に自分たちが使ってきた言葉ではないけれど、聞いて育ってはいるんですよね。そんな私たちだからこそ、台本から地続きでできるアドリブがあって。なので、監督もカットをかけないんです。台本に書かれたセリフをベースにしつつ、言い終わった先は自由にしゃべる。私たちが話す相手役には、吉本新喜劇や関西の芸人さんたちがたくさん出てくださっていて、会話の間尺やテンションが大阪そのままなんです。完成した作品を見たら、そういうやりとりがたくさん使われていて、びっくりしました(笑)」

黒崎 「すごい量の関西弁を浴びることになると思います」

鳴海 「今の時代にこんなドラマはなかなかないよね」

黒崎 「しかも、ケンカしまくるラブストーリー。距離感がある今の時代に、肌感で“愛”を感じられるんです。演じていて、それって素晴らしいことだなと思いました」

鳴海 「デジタルが主流の時代だからこそ、アナログのピュアな恋愛が本当に響くんです」

黒崎煌代&鳴海唯が語る「赤灯えれじい」“ディープな大阪”に息づく純愛の魅力とは

──振り切った演技になった部分もあったかと思いますが、どんな役作りを心がけましたか?

黒崎 「一人では役作りができないと思ったので、監督と脚本を信じて。なるべく多く監督と会話することを心がけました。それと、原作を見ながら鏡の前でサトシのような表情を作るということもしましたね。内面に関しては、僕も漢(おとこ)気がそこまであるタイプではないので、サトシに似ているといいますか。なので、特に作ることもなく……」

鳴海 「打ち合わせをする機会がたくさんあったのも良かったのかもしれないです。私たち、『地震のあとで』(25年/NHK総合)というドラマで共演したんですが、その作品と『赤灯えれじい』のプロデューサーが同じ方なんです。その後も皆さんとは交流があって、また一緒に作品を作ることになり、わりと前の段階から本読みをさせていただいて。普通、ドラマではここまでやらないよねというくらい、準備ができたんです」

黒崎 「やった、やった!」

鳴海 「演じる上での悩みを事前に相談することができましたし、黒崎くんともいろいろ話す時間を作ることができて。そういう貴重な時間があったので、さほど緊張せずクランクインできました」

黒崎 「そうそう。いろいろ相談できたので、いい意味で『大丈夫だな』と思えたのかな」

鳴海 「“いい意味で”って、どういう意味?(笑)」

黒崎 「最初、鳴海さんも『チーコ、やれるかな』って心配していたじゃないですか? でも、撮影に入ったら、初日から“MAXチーコ”が出来上がっていたんです。僕だけではなく、監督やスタッフ陣もそう感じていたと思います。逆に僕は初日まで迷いがあったので、鳴海さんが演じるチーコに触発されて、引っ張ってもらった気がするんです」

黒崎煌代&鳴海唯が語る「赤灯えれじい」“ディープな大阪”に息づく純愛の魅力とは

大阪が私たちをピュアにしてくれたんです

──そんなお二人が演じるサトシとチーコは“ピュア”という言葉がピッタリのキャラクターとのことでしたが、ご自身にピュアな面はあると思いますか?

黒崎 「鳴海さんはたくさんありますよ! 撮影現場には毎日、お弁当などの差し入れをいただいたのですが、おいしいケータリングが多くて。鳴海さんはその一つ一つに『わぁ! ○○だぁ〜~』って反応するんです。食に対してとてもピュアな方ですね(笑)」

鳴海 「ご飯がおいしすぎて、毎食みんなで感動していたよね!」

黒崎 「大阪は食のワンダーランドなんです。撮影終わりに、鳴海さんやスタッフさんたちとみんなでご飯を食べに行っていたのですが、毎回感動しました」

鳴海 「大阪が私たちをピュアにしてくれたんです。人もとても優しいし」

黒崎 「いいこと言った! 本当にそうなんですよ、大阪って」

黒崎煌代&鳴海唯が語る「赤灯えれじい」“ディープな大阪”に息づく純愛の魅力とは

──そんな大阪ロケで作り上げた「赤灯えれじい」。あらためて、視聴者の方に見どころを教えてください。

黒崎 「ストレートな純情ラブコメディーです。ぶつかり合うことでお互いを知る、今は薄くなってしまった風潮の尊さを楽しんでいただけたらと。個人的には、今の僕ができるすべてを詰め込んだので、ぜひ見ていただきたいです!」

鳴海 「ここまで大阪の空気が反映されているドラマって、なかなかないと思うんです。それだけストイックに画(え)作りをしているので、大阪らしい空気感を楽しんでいただけたら。また、原作へのリスペクトがすごく込められていますし、サトシとチーコのひたむきさに触れていただけたらうれしいです」

黒崎 「感動しますよ!」

黒崎煌代&鳴海唯が語る「赤灯えれじい」“ディープな大阪”に息づく純愛の魅力とは

プロフィール

黒崎煌代(くろさき こうだい)
2002年4月19日生まれ。兵庫県出身。連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK総合ほか/23年)で俳優デビュー。連続ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」(フジテレビ系/26年)で地上波民放ドラマに初出演を果たした。

鳴海唯(なるみ ゆい)
1998年5月16日生まれ。兵庫県出身。18年に俳優デビュー。今後の出演作は、11月5日より配信開始のNetflix映画「余命一年、男をかう」、27年1月8日公開の映画「九条の大罪」、27年1月スタートの連続テレビ小説「巡るスワン」(NHK総合ほか)など。

【番組情報】
ドラマ「赤灯えれじい」

テレ東ほか
10月8日スタート
木曜 深夜0:00〜0:30

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【締め切り】2026年10月28日(水)正午

取材・文/新井音羽

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