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映画「ウォーターガーディアンズ」森愁斗×椿泰我、ライフセーバーを目指して共闘した日々を語る2026/08/28 08:00

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映画「ウォーターガーディアンズ」森愁斗×椿泰我、ライフセーバーを目指して共闘した日々を語る

 森愁斗さん(BUDDiiS)が初主演を務め、椿泰我IMP.)さんらが共演する映画「ウォーターガーディアンズ」が8月21日に全国公開された。ライフセーバーを目指す若者たちの本気のひと夏を描く、青春サマームービーだ。夏の海で楽しく日々を過ごしていた彼らが、思いがけず“ライフセーバーになる”という目標を得て、友情を育み、恋とも出会う姿を描く。

 今回は、運動神経抜群でチャラ男な主人公・服部海翔役の森さん、海翔とぶつかり合う熱きライバル・上野颯真役の椿さんにインタビューを敢行。自身が演じたキャラクターの魅力をはじめ、実際にトレーニングを行うなど挑戦的な撮影の日々を振り返ってもらった。人見知り同士というお互いの印象や、“本気”で愛しているものなども明らかに。

――本作はライフセーバーを目指す若者たちの奮闘を描きます。トレーニングのシーンなども吹き替えなしで挑んだそうですが、出演決定時はどのようなお気持ちでしたか?

 「僕は以前も瀧川(元気)監督の作品に出演させていただいたことがあって、もっとパワーアップしてまたご一緒できたらとお話ししていたので、すごくうれしかったです。ただ、ライフセービングに関しては無知だったので、不安もありましたし、体を鍛えるところからいろいろなことに挑戦しました。加えて、撮影の前に約2~3日講習を受けさせていただいて、そこで知識などを一気に詰め込んでいって。劇中での海翔らも最初は何も知らないところからスタートするので、一緒に成長できた感覚がありました」

椿 「僕もこのお話をいただくまで、海でライフセーバーの方を見かけたことはあっても、何をされているのかはよく分かっておらず、手放しに“モテそう”というイメージでした。でも、いざ講習を受けさせていただいた時に、こんなに幅広く細かいことまでやっているのかと驚いて……。僕は役柄上、講習の時からある程度ライバル意識があったのと不器用さも相まって、家で復習したり、移動中の車内で止血の練習をしたりして撮影に挑みました」

――森さんは主人公の海翔をどのような人物と捉え、どう演じていきたいと考えて臨まれたのでしょうか。

森 「海翔は何でもできて、チャラいキャラクターなのですが、今までこういう主役感満載の役をあまり演じたことがなくて……うまくできるかなと不安もありました。役作りをする上では、当時の髪の長さを生かしたヘアスタイルにして、洋服も衣装さんと何度も話し合うなど、まずは外見から固めていって。自分が思い描く海翔のビジュアルに近づくことによって役として消化しやすくなり、振り切って演じられるのではと思ったんです。実は僕の私物も使っていて、麦わら帽子やサングラスは普段から愛用しているもの。そういう細かい部分までこだわっています」

――“あまり演じたことがない役柄”とのことですが、いざ演じられて手応えはいかがでしたか?

森 「難しかったです。僕自身は海翔のようにイケイケで俺様な感じは全くないので(笑)、一つギアを上げる感覚でやっていました。ただ、海翔はチャラチャラしていながら、みんなが付いていきたくなるリーダーシップも持ち合わせている。人柄がいいからこそ挫折を味わったり、感情が揺れ動く場面もあります。そういうシーンは、自分の感情と照らし合わせながらナチュラルに演じました」

映画「ウォーターガーディアンズ」森愁斗×椿泰我、ライフセーバーを目指して共闘した日々を語る

――それでは、椿さんは颯真を演じてどう感じたのでしょうか。

椿 「僕自身は颯真のような人は苦手なので、初めて台本を読んだ時は“なんだ、この人”と思って(笑)。しかも、プライベートで声を荒げたり、怒ったことがないので、どう演じたらいいだろうと戸惑いもありました。でも、彼のアツさには芯があって、最終的には皆さんにも“憎めないな”と感じていただけるはず。映画序盤から颯真のことを好きになれる方はだいぶコアだと思います (笑)」

――結果的に、椿さんは颯真のことを好きになれたということで……?

椿 「はい。颯真にも理由があって海翔とぶつかり合っていて。彼のことを思ってはいるのですが、その表現の仕方が下手なんです」

――劇中では、序盤から海を背景に2人がぶつかり合う長回しのシーンが展開します。

椿 「そのシーンはクランクアップの日に撮影をしたんです。元々は何時間もかけて撮る予定だったのですが、スケジュールの都合で急きょワンカットになって」

 「リハーサルして、ガチ一発でしたよね」

椿 「はい。もうその時の感情のまま、その瞬間に生まれたものをぶつけ合いました」

 「時間との兼ね合いでそうなったとはいえ、それがすごくリアルで僕は感情移入がしやすかったです。現場の緊迫感もそうですし、お互いに受けて与えて……のキャッチボールもうまくできた感覚がありました」

椿 「颯真としてはずっと海翔の目を見て怒りをぶつけているのですが、彼は一度もこちらの目を見てくれなくて。それが僕としてはすごくお芝居がしやすかったポイントでした。いつまでたってもこちらに矢印が向かず、“なんで張り合ってくれないんだ!”と自然とこみ上げてくるものがあって」

 「そうですね。確かに目は合わせなかったかも。海翔はいつも先頭を切っていて、颯真は張り合いたいけれど張り合えなくて……。海翔として、この場面は気持ちが落ちている状態でもあり、そういう心情も相まって、僕らの関係性がより見えるシーンになっています」

映画「ウォーターガーディアンズ」森愁斗×椿泰我、ライフセーバーを目指して共闘した日々を語る

――海を舞台に、皆さんがトレーニングを行うシーンも多々登場しますが、振り返って“これは特に大変だったな”と印象に残ったエピソードがありましたら教えてください。

椿 「1日の撮影の最後にラン・スイム・ラン(トレーニングの一種)のシーンをやることが多くて、撮影後半になると“ラン・スイム・ランが来るぞ!”と身構えていました。しかも、基本的には毎回ワンカットで撮っていたので、風が強い日などは全然進まないのと、真っすぐ泳いでいるはずが気付いたら目印の浮きがどこかに行っていたり……。ラン・スイム・ランのシーンがあった日はいつもヘトヘトでした。ただ、それを毎回やり切ったことによって、リアルな雰囲気が出ていますし、そのアツさがしっかり映像にも表れています」

 「ラン・スイム・ランはもちろん、僕個人としては、この作品のために1~2か月くらいで5~6kg増量したのも大変でした。太りづらい体質なので、無理してでもとにかく食べて筋トレして、できるだけ体を大きくしようと。たくさん日焼けした上、泳ぐのもそんなに得意ではないのですべてが過酷ではあったのですが、いろいろ挑戦できた作品になりました。常に向上心が芽生えて何にでもチャレンジしたくなる、ワクワクする現場だったので、いい経験になりましたし、本当に楽しい思い出です」

――そんな撮影を経て、森さんは椿さんにどのような魅力を感じましたか?

 「さっきご自身でも家で練習していたとお話されていましたが、椿くんは現場でもたびたびメモを取っていたり、監督や講習の先生に対して積極的に『ここはもう少しこうした方がいいですか?』などとお話しに行っていて。すごく熱心な方だなと」

椿 「恥ずかしいですが、確かにメモは取っていました。というのも、僕らは生徒の中で常に1位と2位という設定なのに、どこかで戸惑ったり、手間取ってしまうと違和感があるじゃないですか。そういう部分でうそに見えるのは嫌だったので、その辺はしっかりとやらせていただきました」

――対して、椿さんは森さんに対していかがでしょうか。

椿 「愁斗くんはすごく器用な方。そして、ご自身では人見知りと言っていたのですが、それもこうして2人で取材を受けるまでは感じたことがなくて。というのも、颯真はライバルキャラすぎて皆さんとワイワイすることはなかったのですが、愁斗くんは海の家チームの方々と仲良く楽しそうに過ごしていたんです。その姿を見ていると、座長感や空気の作り方なども含めて、何でも器用にこなせる方なのだろうなと感じていました」

――撮影時、海の家チームの輪に入りたいなと思う瞬間も……?

椿 「いえ、僕も人見知りなので、皆さんとの距離感的にもライバル役でちょうど良かったのかも(笑)。愁斗くんは劇中、急にTシャツを脱いで『おい、待てよ!』と呼びかけるシーンをはじめ、見ていて“僕にはできないな”と思うお芝居をされるので、そこもすごいなと憧れます」

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――お互いに初対面時から印象の変化はありましたか?

椿 「愁斗くんは顔合わせの時点で、海翔のビジュアルとほぼ同じだったんです。その上、ぴちっとした白Tシャツをデニムにタックインして、大きなバックルのベルトをしていて……。“バックルがでかい! 用心しなきゃ!”と本能的に感じました(笑)。でも、たぶんお互いに警戒していましたよね? 撮影に入った後もライバル同士なので関係は大きく変わらず、最後の頃にやっと普段の僕の明るいキャラクターを出せるようになって、“実はふざける人なんじゃないか?”とバレ始めたぐらいで撮影が終わりました」

 「まさしく。僕も“椿くん、結構人見知りなんだろうな”と感じつつ、ライバルを演じる上ではその距離感に助けられた部分もありました。でも、終盤あたりで徐々に椿くんの素が垣間見えてきた時に、“あれ、こういう人だったんだ!”と親近感が湧いて。もう少し早めに知れたらもっとうれしかったです」

――劇中で「僕のここを見て!」とアピールしたい推しポイント、もしくは推しシーンを挙げていただくと?

 「海翔は周囲の人が頑張ってやっている中、それをそつなくこなしてしまうタイプ。でも、人に思いを伝える時などに見える不器用さがかわいいんです。何でもできそうですが、意外と苦手なこともあって、そのギャップにこそ人間味を感じますし、注目していただきたいポイントでもあります」

椿 「僕個人としては撮影タイミングが良くて、ありがたいことに、ちょうど体が仕上がっている時期だったんです。当時、舞台で毎日のように上半身を披露して、“腹筋太鼓”をやっていたので、見た目の面では説得力があったのかなと思います。あらためて今オフショットなどを見ていても、“こんなに体ができていたんだ! かっこいいな”とわれながら感じるので(笑)。自己紹介をする時にいつも『つ~ばきばき!』と言っているのですが、それもしばらくは『どこがやねん』と言わずに済むかな(笑)」

――あらためて撮影を振り返ると、今はどのような作品だったなと思われますか?

 「僕自身、学生の頃にお仕事以外で何かに夢中になった経験、仲間と一つのものを作り上げた記憶があまりないんです。なので、夏の暑い中、同世代の皆さんと劇中ではライフセーバーの夢に向かい、僕ら自身は作品の完成という一つのゴールに向かっていくのは、楽しかったですし、僕にとっての青春にもなりました」

椿 「僕も部活動などの経験がないので、この男だらけの泥くさい感じ、みんなで一つのものに向かっていく日々にすごく青春を感じました。そして、ただただ台本を読んで作品を作るだけではなく、しっかり講習を受けてこの役と向き合えたのも、すごくいい経験になったなと感謝しています」

映画「ウォーターガーディアンズ」森愁斗×椿泰我、ライフセーバーを目指して共闘した日々を語る

――本作のキャッチコピー「本気になれる、夏を見つけた」にかけて、お二人が本気で愛しているものを一つ教えてください。

 「最近になって、スパイダーマンにハマりました。トム・ホランドさんが出ているシリーズはもう全て見たのと、最近公開された『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』も見に行って。スパイダーマンのフィギュアとマスクも買いました! いつも帰宅の時間が近づくと、早く帰りたくて“糸、出ないかな”と妄想したりします(笑)」

椿 「僕はトイ・ストーリーです。昔からピクサー作品が大好きで、それを世間の方々に知られていないのがもどかしいぐらい。特に、トイ・ストーリーは自宅に300~400個ぐらいグッズがあって、もはや彼らが住んでいるような状態です(笑)。1作目の時からずっと好きなので、(最新作の)5作目で関われなかったことが悔しくて……。今後、ピクサー作品に何かしらの形で関わることが夢の一つです。先日は仕事が急きょ空いたので、家族と初めての上海ディズニーランドにも行ってきました!」

――最後に、本作の見どころや読者の皆さんに伝えたい思いなどをお願いします。

椿 「青春サマームービーではありますが、ライフセーバーについて知ることもできます。僕らも学びながら進めていったからこそ、リアルに描けているシーンばかりですし、皆さんにもぜひ楽しみつつ学んでいただけたらと。例えば、自由研究などで使えるくらいには深く描かれているんじゃないかな。その中で、さらにはイケメンたちの肉体美も堪能できるという(笑)。どの世代の方も楽しめますし、いろいろな見方をして何度も見ていただけたらうれしいです」

 「もちろん水難事故が起こらないことが一番ですが、ライフセーバーの方々はこんなにかっこいいのだと。僕らが海で楽しく過ごす上でなくてはならない存在なのだと伝えたいです。夢に向かっていく若者たちの背中や恋模様など、本当に夏にぴったりな映画ではないかなと。家族や友人、恋人など、いろいろな方と見ていただきたいですし、“自分も明日から頑張ってみようかな”と、背中を押してもらえる作品になっていると思います」

映画「ウォーターガーディアンズ」森愁斗×椿泰我、ライフセーバーを目指して共闘した日々を語る

【プロフィール】
森愁斗(もり しゅうと)

2002年9月18日生まれ。東京都出身。O型。BUDDiiSのメンバーとしても活躍。近年の出演作は、日曜劇場「御上先生!」(TBS系/25年)、映画「口に関するアンケート」(26年)など。

椿泰我(つばき たいが)
1998年2月10日生まれ。神奈川県出身。O型。IMP.のメンバーとしても活躍。近年の出演作は、ドラマ「レッドブルー」(MBS・TBS/24年)、映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」(25年)など。

【作品情報】
映画「ウォーターガーディアンズ

ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場ほかで絶賛公開中
監督・脚本:瀧川元気
キャスト:森愁斗(BUDDiiS)、田辺桃子、椿泰我(IMP.)、小西詠斗、砂田将宏(BALLISTIK BOYZ)、小泉光咲(原因は自分にある。)、長野蒼大(VOKSY DAYS)ほか
配給・宣伝:S・D・P

取材・文/片岡聡恵 撮影/蓮尾美智子 hair&make/【森】KANANE(PUNCH)、【椿】前田彩花 styling/【森】井上亮(PUNCH)、【椿】YAMAMOTO TAKASHI(style³)

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